ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース 板張りのリビングで寛ぐ

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ハイエースのナローボディに色々と工夫したり自作したりして、家族4人で車中泊とバンライフを楽しんでいます。

 

うちのハイエースは、後部リビングの両サイドの窓を前回紹介したラバー養生マットで常時目隠ししてあり、その上に杉の板を貼ってウッドパネルを作り、車中泊やバンライフに便利なように、壁面を有効活用しています。今回はハイエース後部リビングの壁面活用についてご紹介したいと思います。

 

壁面をできるかぎり平らに

ハイエースの荷室右側壁面にはリアヒーターがあり、ヒーターユニットが壁から10センチくらいせりだしています。車中泊やバンライフでリビングで過ごすとき、実はこのリアヒーターのほんの10センチの出っ張りが微妙に邪魔なんですよね。

この出っ張りのせいで、リアヒーター周囲の空間は実質的にあまり使えないデッドスペースになってしまっています。

 

このデッドスペースを少しでも有効活用できないか?と考えた結果、うちはこのリアヒーターの出っ張りに合わせて収納スペースを作り、ヒーターユニットと壁面がツライチになるようにしてみました。そうすることで、ヒーターの出っ張りがあまり気にならず、右側の壁面が収納ラック兼背もたれにもなり、リビングスペースを有効に使うことができるようになりました。

 

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右側の壁の上半分には、奥行き15センチほどの吊り戸棚になっています。この吊り戸棚は、ちょうど後部の窓ガラスの部分になっていて、窓には断熱遮光の養生シートが貼られています。この養生シートが貼られたリアの窓ガラスが、そのまま吊り戸棚の背面になります。窓ガラスは車体内面から5センチくらい凹んでいるので、この凹みも収納スペースの一部として有効活用できます。この凹みの5センチプラス、ヒーターユニットの出っ張り10センチ、合計15センチが吊り戸棚の奥行となるわけです。

 

戸棚の扉は左右2分割で上方向に跳ね上げるように開閉できるようになっていて、ここに車中泊でよく使う小物を置いています。

 

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調理小物、調味料、コーヒーやホットドリンク、割り箸、電気小物、救急セット、ウエットティッシュ、洗面セットなど。

こうしたこまごました生活に使う物たちは、ある程度整理して収納しておかないと、いざ使う時にどこにあるか分からず困ってしまいます。それに、こういった小物を取り出すときに、そのつど床下を開けたりカバンの中を探したりするのも面倒です。

欲しいものが戸棚を開けるとすぐ手の届くところにあるという便利さは、車中泊における旅のストレスを大きく軽減してくれます。とくに家族4人ともなると、あまり自由に車内を行き来することもできないので、ある程度座った状態で手が届くという便利さはとても大切なのです。

 

吊り戸棚の扉はマグネットで閉まるようにしてあり、車の走行中に扉が勝手に開いたりしないように対策しています。

 

 

さて、ヒーターユニットの上にはもう一つ小さめの収納ラックが作ってあります。こちらにはカップ類やスプーンフォーク等を置いています。

 

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ラックの上部はスキマ棚になっていて、スマートフォンや時計、カギなどの小物を置けるようになっています。こういった小物はどれも車中泊の夜にどこかに消えてしまい、朝にドタバタ探しまわってケンカ勃発の危険が潜むものたちばかりです(笑)

 

スキマ棚の右には小さなスピーカーラックが見えていますが、このスピーカーは単3乾電池で駆動するミニスピーカーです。出力5Wと小さいですが、これにスマホを繋げば、BGMを聴きながらくつろぐことができます。スピーカーの回りが小さな木の箱になっていて、木の板がスピーカーの音と共振して音を増幅させる効果があります。音が丸くなるとともに多少エア感というか音が広がり、スマホの音楽でもアナログのレコードのような温かみのある音色に変化して雰囲気が楽しめます。これで夜にジャズとか聞くといいですよ。

 

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スピーカーの右下に吊り下げてあるのが簡易テーブルの天板です。室内で食事する際や外で食事をする際にも活躍してくれます。フックで吊り下げてゴムで留めるだけなので展開も収納も簡単にできます。

 

このように、リアヒーター周囲のデッドスペースにかなりの収納が収まり、しかも全体的にフラットなので、壁にもたれて座ることもできます。

 

必要度の高い小物たちはこの壁ラックに納め、天井には何もないようにしています。

 

天井には何も置かないこと

以前はうちも天井にハンガーパイプをかけてネットを巡らせて、そこにいろんなものを載せたりしていました。これだとたしかに収納は増えるのですが、頭のすぐ上に物が迫ってきて、かなり圧迫感が出てしまいます。

床下を最小限の25センチにしても、車内の移動のたびに頭がつかえていましたし、いつも首が前かがみの姿勢になって、肩こりの原因にもなっていました。あまり窮屈な姿勢が続くとエコノミー症候群のリスクにもつながりかねないので、頭の上に空間を確保することは健康面からも大切なことだと思います。それと、せっかくくつろぐためのリビングスペースがたくさんの生活品で占められていくと、何となく生活感が丸出しで難民キャンプ状態になっていきます。特に小さな子どもが2人もいるファミリー車中泊ではなおさらです。難民キャンプとバンライフの違いはやはり収納の工夫にあると思います。

 

そういう意味でもリビングの頭上にはなるべく物がない方がいいと思います。

 

 

sleepysheep-zzz.hatenablog.com

 

 

 
 

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