ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース エンジンカバーDIY


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家族4人でナローボディのハイエースをいろいろ工夫して車中泊を楽しんでいます。

 

今回は運転席と助手席の後ろ側にあるエンジンルームのカバーを自作した記事をご紹介します。

このハイエースエンジンルームカバー、はじめは軽い気持ちで自作したのですが、色々と他のDIYにも応用がきき、使い勝手の良さを実感していますので、皆さんにもご紹介したいと思います。

 

 

 エンジンカバーで断熱と収納

そもそもですが、ハイエースやキャラバンなどのワンボックスカーは前席シートの下にエンジンがあります。こういう構造の車をいわゆるキャブオーバーというそうです。普通車と違ってエンジンが車の真下にあるため、エンジンの熱はどうしても車内に放散され、夏の車中泊では、エンジンの熱が車内にこもってしまい、暑くてたまりません。

後部席に座ると、ちょうど足の前にエンジンルームがあり、熱はダイレクトに足に伝わってきます。

また、後部席に座ると目の前に無機質な塩ビのカバーがあって、いかにも貨物車な感じなのも何とかしたかったんですね。で、それを隠す意味も含めて、この部分を木でカバーすることにしました。

 

カバーの内側には住宅用の断熱グラスウールをはさんであり、断熱材が熱気を吸収してくれるので、ずいぶん熱気が少なくて済みます。

 

ウッドカバーの天板は蝶番で開閉できるようにして、天板を開けた中に子どもたちの紙パンツや折りたたみ傘、ヤッケ、その他小物を入れてあります。3泊程度なら車中泊の間に使う紙パンツがここに全て収まります。しかも、この紙パンツがまた断熱材の役割を果たしてくれるので、一石二鳥です。

 

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エンジンカバーの製作とおさめ方のポイント

エンジンカバーの材料は3メートルの角材1本と1×4の180センチ3本、スギの105ミリの板3枚くらい。材料費は1500円ほどでした。

 

まず角材で下地を作り、そこに杉板を貼っていきます。

ウッドカバー製作で苦労したことは、カバーの中央下部、床と接する部分のおさめ方です。中央床部分は約60センチにわたって床が若干膨らんでいるので、下のラインは一直線にならないんですね。杉板を貼るための枠組を角材を使って組む時に、底辺を1本の直線ではなく床のアールに合わせて段差をつけるようにしてあります。また、縦板も全部が同じ長さではなく中央部分の数枚は長さを微調整し、床のアールに合わせてサンダーで加工しました。

 

カバーと車体との固定は、上部の枠組を前席シートの脚にインシュロックでつなぎ、下部の枠組は床にビスどめしています。

床の下地には元々コンパネが貼ってあるので、そこに50mmほどのビスを打ち込めば固定できます。あまり頑丈に固定してしまうと、取り外すのが大変です。これくらいの固定でも十分強度はもちます。

 

最後に塗装して仕上げます。塗装は縦板を水性のミルキーホワイト、天板はワトコのミディアムウォルナットで塗装しました。ミルキーホワイトだけだとキレイすぎるので、ワトコで少しだけ汚してあります。

 

完成したエンジンカバーは、もとの無機質な塩ビのカバーと比べると雰囲気が変わりました。

 

エンジンカバー設置時の注意点 

このウッドカバー、車検の際に取り外す必要があるかと思っていましたが、そのままでOKでした。ただ、トヨタのディーラーの担当者によると、エンジンオイルのエレメント交換をする場合に助手席後ろを開ける必要があるらしく、エレメント交換をする場合はエンジンカバーを取り外す必要があるとのことでした。この点は注意が必要です。 

 

それともう一つの注意点は後部座席を前に倒しきれなくなることです。

ウッドカバーの枠組と縦板の厚みを合わせると3センチほどになり、後席シートを前に跳ねあげるとウッドカバーにシートが当たって、完全に倒れずシートが少し斜めの状態で止まってしまいます。

うちはシートを前に跳ねあげる使い方はしないので問題ないですが、どうしても必要な時はシートを跳ね上げた状態でタイダウンベルトで固定すれば実用には問題ないと思います。

 

 

 

このエンジンカバーの良いところは、天板がフラットな板状になっている事です。天板は1×4が2枚なので幅はわずか18センチですが、ここにフラットな天板があることで、停車中はちょっとしたテーブルにもなりますし、ここを椅子として腰かけて使うこともできます。ここに腰かけると、後席シートを倒したフラット面をテーブルとして使うことができるので、家族で食卓を囲むような使い方もできます。

 

もう一つ、このフラットな天板を活かして、この天板の上に高さ10センチほどのブロックを置くと、フラットにした後席シートと高さがほぼ同じになるんです。助手席シートも前に倒すと同様に高さが揃います。そして、後席シートとブロックの間に合板を1枚乗せると、後席シートから助手席までが完全にフラットになり、ここに大人が1人寝ることができるのです。

 

助手席と後部シートのフラット化の記事 

sleepysheep-zzz.hatenablog.com

 

 


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