ハイエースのナローボディに色々と工夫したり自作したりして、家族4人で車中泊とバンライフを楽しんでいます。
今回はハイエースに身近なシリコンチューブを使って防音性を高めるDIYのご紹介です。熱帯魚用のシリコンチューブを使って誰でも手軽にでき、しかも防音効果がしっかり感じられるので、おすすめのDIYです。
内より外からの音もれが気になる
うちのハイエースは3000ディーゼルです。ハイエースを買ってすぐの頃は、ただただ嬉しくてあまり気にしなかったのですが、少し慣れてくると、ハイエースの車の音がだんだん気になるようになってきました。
不思議なことに、シートのすぐ下にエンジンがあるにも関わらず、そこから漏れてくる音はたいしたことはなくて、それよりも車の外から聞こえてくる音の方が目立ちます。特に左のスライドドア方向からの音が目立つのです。
はじめは自分の車の音だと思っていたのですが、どうもそれだけではなくて、他の車の音、例えば横にトラックが並んでいる時など、まともに音が入ってくるのです。
窓が開いてるのか、それとも半ドアかというくらい、外の音が入ってきます。
もちろんスライドドアはきちんと閉まっています。それでも半ドアのような…ということは、もしかするとドアモールのゴムの密着が良くないのかもしれません。
調べてみると、ハイエースのモール部分から音が入ってくるという例が割とあるようです。
対策として、シリコンチューブをモール内部に挿入すると密閉性が高まるようなので、うちでも早速やってみることにしました。
ホームセンターで手に入る安いチューブで
シリコンチューブは近所のホームセンターで手に入ります。店によって1mあたり100円くらいで切り売りされている場合や、小分けで袋売りされている場合もあります。うちの近くのホームセンターでは2m入り200円で売っていたので、それを7つ(合計14m)買ってきました。
外径6mm内径2~3mmくらいの乳白色のシリコンチューブ、これを14m。材料代は1500円くらいです。
これをドアのゴムモールの中に入れていきます。ボディの回りにはまっている黒いドアモールはドアに密着する部分が中空(チューブ状)になっています。このチューブ状のゴムのところどころに5ミリくらいの小さな穴が開いています。この穴からシリコンチューブを入れていくのですが、シリコン素材とゴム素材は摩擦がきつくてそのままではうまく入れることができません。なので、この小さな穴にCRCスプレーを吹き込んでチューブの内側を十分湿らせながらシリコンチューブを挿入していくとうまくチューブが進んでいってくれます。
ドアの角の部分はチューブが90度に曲がるので、ここでシリコンチューブが止まってしまうのですが、CRCを吹き込みながら何度か押し込んでいくとまたうまく進んでいきます。それでもさすがに限界があって1.5mくらい挿入するのがやっとなので、それ以上は無理をせず、いったんそこでチューブをカットして、また別の穴から改めて挿入していきます。この作業を地道に繰返し、何とかドアモール全体にシリコンチューブを挿入できました。
スライドドアのゴムモールへの挿入が完了したので、つづいて運転席、助手席、リアゲート回りと全てのドアモールにシリコンチューブを挿入していきました。
完了後、エンジンをかけてみたところ明らかに車内の音が静かになっているのを実感しました。遮音性がぐんと向上して、ディーゼルのエンジン音がほとんど気にならないレベルになりました。町中を走ってみても、外からの音がかなり軽減されています。
具体的にはディーゼル特有のゴロゴロ音だけでなく、以前は「シャー」という高音域の音が外から入ってきていたのがなくなりました。これによってスピーカーの音がよりくっきり聞こえるようになりました。
チューブを入れていくだけというごく原始的な方法ですが、ハイエースの遮音対策にとても効果があるのでおすすめです。
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