ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回はハイエースの後部シートの背もたれを倒してフラットなテーブルがわりにする方法についてご紹介したいと思います。
ハイエースのシート裏はとても貧弱
実は、ハイエースの後部シートは後ろに倒すことができません。多少リクライニングすることはできるのですが、真後ろに倒してフラットにすることはできないのです。これは商用車の宿命ですね。そのかわり、レバーを引くと背もたれがパタンと前に倒れて、シートの背がほぼ水平になります。
このシート背面をテーブル代わりとして使えると便利なんですが、ハイエースのシート裏はとても下地が貧弱で、フレームのデコボコがじかに感じられて、そのままではとても使えない状態です。
うちはシートにカバーを取り付けているので、シートとカバーの間に多少のスペースがあります。そこで、DIYというほどのこともないのですが、ベニヤ板をカットして、このシートとカバーの隙間に板を1枚入れて補強することにしました。ちなみにシートカバーは黒い革調(ビニールレザー)のものを使っていますが、これがなかなか渋くて車内が引き締まるので気に入っています。ハイエース専用設計なので、サイズもピッタリですし、子ども達の食べこぼしも汚れが付きにくくて助かります。
作業時間はわずか15分ほどで、DIYというほどのこともないですが、シート裏の寸法を測り、それに合わせてベニヤ板をカットしていきます。できれば4つの角は少しカットして丸くサンダーがけした方がいいと思います。ベニヤ板は案外とがっているので、シート裏にはさみこむときに角をひっかけるとシートカバーが破れてしまう恐れがあるからです。また、その方がセットもしやすく収まりもいいと思います。
ベニヤ板は4ミリ厚で十分です。あまり厚すぎると、シートカバーの隙間にベニヤ板を入れるのに苦労しますし、無理やり押し込むと最悪カバーが破けます。
専用設計のシートカバーはほぼピッタリサイズに作られているので、ベニヤ板をはさみこむのに少し苦労しますが、ゆっくり入れていけばきちんと収まります。
こうして人が乗っても安心なフラット面が出来あがります。
1枚目の写真はベニヤ板の様子を見せるためにわざとシートカバーを少しめくってありますが、実際はベニヤ板はシートカバーの中に隠れているので見えません。
助手席から後席をつないで幅1mの就寝スペースに
さて、このフラット面を活かして、大人がもう1人寝られるスペースを作りたいと思います。
ハイエースは助手席をパタンと前に倒すことができます。ダッシュボードスレスレですが、倒すと完全にフラットになるんですよ。うちは前席3人がけシートなので、真ん中のシートも前に倒します。これまたほぼフラットに倒れるんですね。
この状態で、横から見ると助手席シートと後席シートの背面がほぼ同じ高さになることが分かります。つまり、助手席と後席を両方とも倒して、間を板でつなげば、長さ2メートル、幅1mほどの就寝スペースができるわけです。
うちではここに折りたたみ式の木の骨組みを置いて、その上にベニヤ板を乗せて、助手席と後席の間をつなぐことにしました。
木の骨組みは、使わない時は折りたたんで後席下の収納BOXにしまっています。後席シート下は、脚の間に高さ10センチ、幅25センチくらいの空間があり、ここも収納スペースとして使うことができるんです。うちはサイズぴったりの木箱を作って収納BOXとして利用しています。ベッド用の木の骨組みの他に、雨傘が3本くらい入っています。傘を乗せておくと急な雨の時に便利ですが案外収納に困るんですよね。ここがちょうどいい置き場所になっています。
助手席~後席のフラット化の記事はこちらをご覧ください。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com
さあ、これで新たなベッドスペースができました!足を伸ばして寝ることができます。
うちは夫婦2人と男の子2人という家族構成なんですが、後部リビングのベッドスペースには妻と長男が寝て、私と下の子どもが、この前席側のベッドスペースに寝ています。
横幅が1m取れるので子どもと2人でもまあまあゆとりがあります。
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