ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★車中泊におすすめ 車載冷蔵庫レビュー

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

 

今回はうちが使っている車載冷蔵庫についてのレビューをお届けしたいと思います。これから車載冷蔵庫をお考えの方の参考になれば幸いです。

 

結論からいうと、冷蔵庫は車中泊やバンライフをとても豊かなものにしてくれます。それなりに予算もかかり苦労もありますが、車中泊に車載冷蔵庫はおすすめです。

 

 

うちが購入した冷蔵庫は、型番F40C4TMPという容量18リットルの冷凍冷蔵庫です。マイナス22度まで冷えるコンプレッサー式のタイプで、実売価格は25000円くらいです。有名どころの冷蔵庫は最低でも6万以上しますので、かなりコストパフォーマンスがいい方なのではないかと思います。

 


F40C4TMP 車載冷蔵庫 18L -22℃~10℃ 2WAY電源対応 車載冷蔵冷凍庫 12V 24V ポータブル冷蔵庫 静音 AC/DC 家庭用電源コード・車載用電源コード付き アウトドア冷蔵庫 取扱説明書付き

 

商品のレビューページに画像とともに使い勝手を投稿したのですが、プレビュー数が500件以上になり、沢山の方に購入時の参考にしていただいているようで嬉しいかぎりです。

車載冷蔵庫を買おうと考えておられる方がだいぶ増えてきたことの反映ではないかと思います。また、車載冷蔵庫が身近なものになりつつあるということかもしれません。その一方で、車載でうまく便利に使えるか?ということや電源関係のことなど、実際の運用面での不安も沢山あるように思います。

 

ここのメーカーは、購入者のレビューをどんどん商品説明のページに取り入れて、日々webページがリニューアルされていて、「日本で売っていこう!」という強い気持ちが感じられます。そういうメーカーなので、購入にあたっての不安も軽減されるのではないでしょうか?

 

車載冷蔵庫のスペックは 

さて、カタログ上の定格電力は35Wと表示されています。スアオキ のポータブル電源G500につないで起動させると、初めは62Wくらいになり、冷却が進むにつれて、消費電力が下がってきます。一定温度に達すると冷却が止まり、その後は温度の上昇にあわせてコンプレッサーが作動します。その場合の電力が35W前後です。

冷蔵庫は電力が供給されると自動的にスイッチが入ります。購入前は、これができるかが不安だったので、自動電源オンができると分かって安心しました。

 

内容積は高さが208ミリあり、ギリギリ1リットル牛乳パックが縦に入ります。三角の上の部分が少し折れ曲りますが。封を開ける前は横にしておき、パックを開けたあとは、縦置きにして使っています。
 庫内温度は右側側面の冷却温度が表示されます。冷蔵庫用の温度センサーをつけて実際の庫内温度を測ってみるとセンサーの位置によって3度前後変化しますので、冷蔵庫のデジタル表示は目安程度と思った方がいいでしょう。

 

 


庫内は4面アルミ合金で底面だけアルミ合金ではありません。うちはアルミの調理用トレイを底に入れて使用しています。アルミは熱伝導が良いので、これだけでも冷え方が全然違います。

 電源コードの差し込み口はACとDC共用となっています。走行中はシガライターから、停車中はポータブルから電源をとる場合、本体横の差し込み口を差し替える必要があります。
シガライターソケットからACインバーターを経由すればACコード1本でいけますが、今度はエンジン停止後にインバーターからポータブル電源にコンセントを差し替える必要があります。

 

 

 

 

冷蔵庫への給電は2通りを使い分け 

うちは、双極双頭スイッチを使ってコンセントを2股に加工して、1つはインバーター に、もう1つはスアオキ に挿して、スイッチを運転席のところに置き、走行中と停車時でスイッチを切り替えて使っています。

 

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冷蔵庫側の差込は1つで、コンセントが2つに分かれてスイッチで切り替えるかたちです。

こうすると運転席のところでスイッチ切り替えできるので便利です。

 


 購入後しばらくは付属のDCケーブルを使っていたのですが、走行中にちょっとした振動でソケットが抜けてしまい、知らない間に冷蔵庫が消えてしまうことがあり、今はDCケーブルは使っていません。もしDCを使う場合には、プラグに厚みを足して、抜けないように工夫が必要です。また、DCで電源をとる場合、シガーソケットに直接コードをさせば作動しますが、3連とか5連の分配ソケットにコードをつなぐと、分配ソケットの最大許容アンペアが低いため使えませんでした。シガーソケット直挿しの場合でも、ヘタをすると起動電流でヒューズが飛ぶことがあるので、ACインバーター 経由の方が安心かもしれません。インバーター 経由なら安全回路が働いてアラームがなってくれるので。


 ただ、インバーターを経由してACで使う場合も、インバーターの容量には注意が必要です。コンプレッサータイプの冷蔵庫は起動時に突入電流が通常の数倍から10倍必要です。定格35Wですが、起動時は60Wを超えるので、突入電流はその10倍とすると600Wになります。私はこれを知らず、はじめ定格150Wのインバーターを買ったところ、冷蔵庫の電源を入れたとたんに過電流保護で回路が切れ、使いものになりませんでした。今は定格300W、最大600Wのインバーター を使っています。正弦波ではなく矩形波ですが問題なく作動しています。


 停泊中はポータブル電源から取ります。スアオキ G500の場合、ACは最大瞬間600Wまで使えるので、作動直後のサージで回路がきれることはありませんが、スアオキ のDC側から電源をとると、サージ電流によってポータブル電源にエラーが出て使えませんでした。

結局ポータブル電源もACで使用するしかありません。これはコンプレッサー式の冷蔵庫全般に言えることです。

 

カーバッテリーもポータブル電源もそもそもDCなので、ACに変換して使うと内部損失が起こり、本来の容量を使えません。できればDCのまま使いたいですが、安定稼働のためには仕方がありませんね。


ところで、冷蔵庫の連続稼働のためにはポータブル電源への充電が不可欠です。夜間に消耗したポータブル電源を日中に充電する場合、冷蔵庫とポータブルの両方を走行充電しなければなりません。両方合わせると定格120W以上、瞬間では700Wほど必要で、これに耐えられるインバーターを使うとすれば、インバーター をバッテリー直付けにして両方ともACで電力供給するか、またはヒューズボックスからもう一つACC電源を取り出して、冷蔵庫用とポータブル電源の充電用を別々のインバーター で分けて取り出すか、あるいはソーラー発電にするかです。


うちははじめ、ヒューズBOXからACC電源を取り出してインバーターを介して冷蔵庫を使用し、同時にシガライターから別のインバーター でポータブル電源にも充電しようとしましたが、バッテリーの電圧低下が起こり、両方は無理でした。本来、オルタネータが回ってバッテリーに充電するはずですが、ハイエースのオルタネータはバッテリーの電圧低下ではなくオルタネータへの電力負荷を感知して作動するので、ACC回路やシガーソケット経由ではオルタネータに負荷がかからず、思ったほどバッテリーに充電してくれないようです。

 

はじめからサブバッテリーシステムが入っているようなキャンピングカーなどでは、このような悩みはないと思いますが、ハイエースの車中泊使用レベルだと、このあたりのことが素人にはなかなかわかりづらい部分だと思います。

 

結局、新たにソーラーパネルを導入し、ソーラーでポータブル電源の充電をしながら、冷蔵庫はインバーター経由で使っています。

 

これで充電問題はクリアできましたが、次の問題が走行使用の時間です。

日中、冷蔵庫は走行電力で稼働させますが、日中にエンジンをかけている時間は案外短いということ。特に旅の中日なんかは観光がメインになりがちで、車で移動する時間は4〜5時間という場合もあります。そうなると、残りの20時間近くはポータブル電源に頼ることになり、いくらソーラー発電してもすぐに空になってしまいます。

 

幸い、この冷蔵庫は冷蔵能力だけでなく保冷力も高いようで、ふたの開け閉めさえ気をつければ、温度はあまり上昇しません。なるべく庫内を冷たい食品や飲み物で満たして走行中に冷蔵庫をしっかり冷やしておけば、観光している間は電源を切っても2時間くらいは大丈夫です。

夜間も冷蔵庫の温度設定をプラス6度くらいにセットしておくと、夜間あまり電力を消費せず、稼働する瞬間のサージ電流の回数を減らすことができて節電になります。

この方式で、最大3泊4日までは何とか冷蔵庫を連続稼働できました。これ以上になる場合は、途中で電源サイト等を利用して充電が必要でしょう。

 

 

 

 


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