ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★ハイエース リアゲート網戸 DIY

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回はハイエースのリアゲート網戸DIYのご紹介です。



車中泊は冬は寒さ、夏は暑さとの闘いです。それに加えて、6月から10月くらいの間は蚊との闘いでもあります。

夏の蚊対策としてハイエースのリアゲートに取り付ける虫除けネットがありますが、市販のネットは1〜2万くらいしますので、うちは家にあった勝手口用の網戸を利用して、リアゲートに虫除けネットを自作しました。

ファスナーの取り付けなどにミシンがけが必要ですが、ハイエースのリアゲートはほぼ四角形なので、ザーッと縫うだけで思ったより簡単にできました。
これがかなりの快適さで、車中泊の夏の夜、リアゲートを半開きにして車内で換気ファンを回すと、外から涼しい風が車内を抜けていくので、虫除けと涼しさの一石二鳥です。

自作するなら夏本番を迎える前がおすすめ

本来なら夏シーズンのお話しなのですが、シーズンオフの今の時期に余裕を持って作っておくと、いざという時に慌てず済みますので、自作を考えておられる方は今がオススメです。
新型コロナウイルスでどこも自粛ムードですので、こういう時は家で手仕事をして、夏のバンライフに備えましょう。


まず、使用する網戸ネットですが、できれば片面が銀面加工してあるものを選びましょう。銀面加工というのは、網戸の外側の面にアルミ素材が蒸着加工してあることを言います。これによって外から中の様子が見えにくくなっています。実際、銀面加工してあるのとそうでないのとでは、中の見えにくさが段違いです。加工なしではほとんど網戸なしと変わりません。さすがに夜間、車内でライトをつけると銀面加工でも透けて見えますが、昼間はほぼ見えませんので、プライバシー保護にかなり役立ちます。

材料はこの網戸ネットと、ファスナー、それからマジックテープ、そんなもんでしょうか。


リアゲート網戸制作イメージ

作り方ですが、イメージだけ簡単に書いてみたいと思います。

まず、網戸ネットですが、およそ縦2020ミリ、横500ミリくらいのものが2枚セットになっています。このネットを上から680ミリのところで横方向にカットします。2枚とも同じようにカットします。
カットした残りは縦1340ミリ横500ミリのネット2枚となります。そして、先ほど680ミリにした2枚をカットした部分同士で縫い合わせると、縫い代を引いて縦1340ミリ横500ミリとなります。
これで、2020×500のネット2枚が、1340×500のネット3枚になりました。
このネット3枚を横に並べると、縦1340ミリ横1500ミリになります。


ハイエースのリアゲートは開口部のサイズが高さ1270ミリ、幅が1310ミリあります。
先ほどカットしたネット3枚で、ハイエースのリアゲートにちょうどいいサイズになるわけです。多少ゆとりがある感じがしますが、ファスナーの縫いしろや上部の取付のための余裕が必要なので、ちょうどいいサイズになります。

3枚のネットのつなぎ目2本ともファスナーにしてもいいですし、片方はミシンがけして1本だけファスナーにしてもいいでしょう。そこはお好みで。うちはファスナー1本にしました。実際使っていてファスナー1本だからといって不便を感じることはないです。開け閉めはファスナー1本の方が素早くできます。
どちらかというと、夏の蚊が多い時期にリアゲートから出入りするとすぐにそこから蚊が入ってきますので、網戸は常に閉めたままのことが多いです。
ファスナーは手芸屋さんに行けば長いファスナーが売っていますが、うちは使っていない古い布団袋をバラしてファスナーを取りました。もしファスナーを買う場合は、裏表両側に持ち手が付いているタイプを選びましょう。そうでないと、外からは開けられるけれど、車内から開ける時に難儀します。



このネットのいいところは、ネットの周囲がマジックテープのメスになっていることです。リアゲートの周りにマジックテープのオスを両面テープでつけておけば、防虫ネットをワンタッチでくっ付けられます。防虫ネットを新たに買えば、たしかマジックテープもセットで入っていたように思います。


ネットの上部はリアゲートのゴムモールの中に挟みこんでしまった方がネットが外れにくくて良いです。
モールは開口部の周りにただはまっているだけなので、手で引っ張れば割と簡単に外れます。ただ、モールの溝にはベトベトする黒いシール剤が塗られていますから、モールを触るときはできれば使い捨ての手袋などをはめて作業しましょう。
ネットをモールの溝に合わせながら少しずつはめ込んで固定していきます。


夏場以外は、ネットはくるくる巻き上げて大きめの洗濯バサミで2カ所ほどとめています。うちは後部開口部の上のピラーにカーテンレールをねじ止めしてあり、そのレールに巻き上げたネットをとめています。
使うときはネットを垂らして、左右と下側をマジックテープでとめていきます。

春や秋など虫がいない時期でもネットを垂らしておくことですだれのような役目になり、車内が丸見えにならずに済むので重宝します。中からはネットが黒でほとんど素通しで外が見渡せるため、ネットの存在をあまり感じません。

材料費はおよそ3000円ほど。市販のものを買うよりずいぶん安くでき、仕上がりも既製品と遜色ないです。とくに銀面加工は既製のネットにもあまりないようなので、ぜひ皆さんもオリジナル防虫ネットを作ってみてはいかがですか?




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