ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

テレビボードDIY〜木と鉄のコラボ


木とアイアンを組み合わせるとオシャレ

手作りの木工家具は温かみがありますが、全部を木で作るとどうしてもボリュームが出ます。


「木に鉄素材を組み合わせたらスタイリッシュになるんじゃないだろうか?」とふとイメージが浮かんだので、トライしてみました。

作ったのはテレビ台。ちょうどリノベーションに合わせてテレビを買い換えるタイミングでした。

たまたま、店舗閉店で払い下げられたレジカウンター(オールパイン集成材)が2000円という破格で手に入ったこともあり、天板にはこのカウンターをばらして再利用することにしました。横幅150センチもあるレジカウンターは誰も買う人がいなかったようです。ばらして棚板として再利用しようとは誰も思わなかったのでしょう。


組み合わせる鉄素材は、鉄の丸棒やL字アングルなどをホームセンターで買ってきました。あとは黒のラッカースプレー。仕上がりの質感を考慮してつや消しにしました。

そして、もう一つ大切なのが鉄と鉄をくっつけるための接着剤、オートウェルドです。
本来なら溶接するべきなんですが、溶接の設備がうちにはありませんので、かわりにオートウェルドを使います。

オートウェルドの強度がすごい

オートウェルドというのは、鉄や金属用の接着剤で、説明書きによれば引っ張り強度に加えて耐熱性も高く、エンジンの補修などにも使えるらしいです。
このオートウェルドの実用強度がどれくらいあるのか一度試してみたいという気持ちも、今回のテレビ台自作の目的の一つでした。

オートウェルドはホームセンターで売っている場合もありますが、なければネットでも買うことができます。並行輸入品なら1400円くらいでしょうか?


先に結論を言うと、オートウェルドの接着だけで、40インチのテレビと横幅110センチの集成剤が乗っても全然大丈夫です。製作から5年ほど経過していますが、今でも壊れることなく健在です。



オートウェルドはエポキシ接着剤のようにA.B2剤を混合して使います。完全硬化時間24時間となっています。
一度に全体を固定できないので、鉄と鉄が動かないように養生テープなどで仮固定しながら、テレビ台の前後左右を1面ずつ作っていきます。

まずは左右の面を2つ作りました。丸棒2本が縦、L字アングル2本が横向けの井形です。


丸1日置いて固定ができたら、次はこの左右の井形に対して、前面のL字アングル2本を接着します。ここで左右の井形がきちんと直角を保つように、あらかじめ捨て板で四角形の枠を作っておき、その枠に井形をテープ固定しておいて、オートウェルドでL字アングルを接着していきます。


合間をみながらの作業でしたので、骨組みができるまで10日ほどかかりました。


一応骨組みは出来あがりましたが、組み上がった骨組みの接着部分を確認してみると、ところどころオートウェルドが垂れて、肝心の接合部分にはわずかずつしかオートウェルドが残っていません。この状態では、斜めから少しでも力がかかると、骨組みがねじれて崩れてしまいそうです。

そこで、オートウェルドを新たに混ぜ合わせて、接着部分に天ぷらの衣をまぶすようにオートウェルドを盛りつけて、接合部分の体積を増やすようにしました。どうしても垂れてくるので、真鍮の薄いシートをテープ状にカットして、接合部分を外から巻きつけるようにして、養生テープで仮固定して硬化を待ちました。
ドライヤーで熱を当てて早く硬化が進むようにしてやると、10分ほどで垂れがとまりました。

こうして骨組みが出来上がったので、ラッカースプレーでつや消しの黒に塗装します。



一方、天板の方はウッドオイルを重ね塗りしてから、蜜蝋ワックスで仕上げました。今回はシンプルな木の色にしたかったので、ワトコは使わず、透明なメルドスハードオイルだけにしました。メルドスは透明ですが、若干飴色がかつた仕上がりになります。

骨組みの脚の下の部分には、フローリングの傷防止のため、フェルトを小さな円形に切って両面テープでとめています。

今回のテレビ台自作で、オートウェルドは鉄素材の接着や加工などにとても重宝することが分かりました。強度も十分あります。うちは常にストックしていて、なくなるとまたリピート買いしています。
皆さんも是非一度お試しください。



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