ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

すき焼き鍋でダッジオーブン自作?

今回は鉄鍋を再利用して自作でダッジオーブンを作ってみましたので、ご紹介したいと思います。

ずっと昔、ロッジ製のダッジオーブンを使っていました。それは鍋底に脚が3本出ているアウトドア専用のタイプで、豪快に焚き火に放りこんで使うには抜群に安定感がありましたが、その脚が邪魔してツーバーナーでは使えず、まして家のコンロでも使うことができず、結局、宝の持ち腐れで手放してしまいました。

それから長らくダッジオーブンを使っていなかったのですが、家でパンを焼くのにダッジオーブンがあるといいなぁと感じはじめ、かといってまた新たに買うのも躊躇していたところ、リサイクルショップでサイズ違いのすき焼き鍋が2つ並んでいるのを見た瞬間、DIYの神さまが降臨したのです。

鋳物の鉄鍋をダッジオーブンに

その鉄鍋は南部鉄器で有名な盛栄堂のもので、1つ500円で売られていました。1つはシンプルな円筒形の鍋、もう一つはひと回り小さくて鍋の周りにハネがあるタイプです。
小さい方の鍋をひっくり返して大きい方に重ねてみると、ハネのふちがほぼピッタリ大きい方と重なりました。つまり、小さい方の鍋をフタとして使い、上下を2つ重ねればダッジオーブンができるんじゃないか?という作戦です。

鉄鍋はどちらも鋳物製かと思っていたのですが、帰ってからよく見てみると、盛栄堂の大きい方の鍋は鋳物製で、小さい方のハネつきの鍋は鋳物ではなく鉄製でした。
まあメインの鍋が鋳物製なので良しとしましょう。


フタになる小さい方の鉄鍋のハネの部分が下の鍋のフチと隙間なくピッタリ重なるように、ハネの部分をサンダーで削って調整していきます。この部分の密着度がダッジオーブンの調理の秘訣なので、なるべく均等に密着させることが大切です。シームレスにすることで蒸気が膜を作り、フタの重さと相まって圧力鍋のような状態が生まれるのです。

鋳物ではなく鉄製の鍋はサンダーによる研削に思ったより苦戦しましたが、何とか均等に調整ができました。次は鍋の底、つまりフタの上側にあたる部分に穴をあけ、ボルトを使って取っ手を取り付けます。ボルト部分は念のため鉄用の接着剤オートウェルドを使って固定しておきました。
それから太い針金を使って持ち手を加工します。もともと付いていた持ち手は上蓋のハネに当たって使えないため、ひと回り大きめの長さにカットして、鍋のラウンドに合わせて曲げ、スムーズに動くように調整しました。


こうして、鍋の加工が終わりました。
下の鍋が深さ9センチ、上の鍋が6センチほどなので、上下で15センチほどの高さになります。鍋底のサイズは直径30センチ、つまりダッジオーブンでいう12インチです。


完成した鉄鍋ダッジオーブンをシーズニング

完成した自作ダッジオーブンは、バージンオリーブオイルでシーズニングをしていきます。

シーズニングというのはいわゆる空焼きのことです。うちはデロンギオーブンを使ってシーズニングしましたが、普通のコンロでもできなくはないと思います。
ただ、最近のコンロには熱センサーが付いていることが多いので、その場合、空焼きの途中で火が消える可能性があるので注意が必要です。



こうして、自作ダッジオーブンが完成しました。今では、うちの調理器具の中で1.2を争うヘビーローテーションになっています。キャンプ用というより、圧倒的に普段使いの方が多いです。パン焼き、ローストビーフ、ハンバーグ、ステーキ、お好み焼き、もちろんすき焼にも使います。
カレーやシチューにも使えますが、やや深さが足りないので、汁物を沢山作るときはストウブ鍋の方を使うことが多いです。

油を吸い込んで艶やかに黒光りする鉄鍋は愛着もひとしおです。



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