ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
先日、車中泊やバンライフを快適に過ごすためのポイントについてお話ししました。
今回は収納ケース一体型のコンパクトなガスコンロをDIYしましたので、ご紹介したいと思います。
車中泊 快適化の記事はこちら
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車中泊快適化のポイントは、どれだけ家での生活に近づけることができるか?ということだと思います。
水道をひねればすぐに水が出る。
電気をつければパッと明るくなる。
ガスをひねればすぐにお湯が沸かせる。
こうした家での生活環境に少しでも近づけることで、車中泊はより快適になっていきます。
簡易ギャレーの記事はこちら
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車中泊の車内照明の記事はこちら
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簡易ギャレーと車内照明はすでにある程度整いましたので、あとはコンロです。
収納ボックス一体型のコンパクトなコンロ
使用しているカセットコンロは、イワタニのジュニアフーという商品です。
コンパクトながら火力が強く、炎が中心に向かって立ち上がるタイプなので、熱が効率よく鍋に伝わります。
このコンロを自作の収納ケースの中に仕込んでおき、箱を開けたら、そのままコンロに火をつけて、すぐに使えるようにしました。
コンロを使い終われば、ケースの中に鍋やケトルをそのまま収納することができます。
使いたいときにサッと取り出して、すぐに使え、使い終わればまたサッとしまえるという手軽さを目指しました。
コンロの五徳の上にはステンレスのメッシュが固定してあり、万一ケトルの位置がズレても倒れない構造になっています。これは車内で火を使う上でとても便利です。
ステンレスメッシュの上に、もう1枚、目の細かいメッシュを乗せることでトースターとしても使うことができます。ここにパンを乗せて焼くと簡単にトーストが焼けるので、朝ごはんに重宝します。
ハイエースの自作エンジンカバーの天板の上にコンロを置いて使っています。このエンジンカバーはなかなか使い勝手がよいので、ぜひ皆さんにもおすすめします。
自作エンジンカバーの記事はこちら
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さて、それでは収納一体型コンロの作り方を簡単にお伝えしましょう。
木箱の柔らかさと耐火構造の両立
まず、コンロが収まる大きさの木の箱を作ります。
ジュニアフーで作る場合、内寸で横360ミリ、縦245ミリ、深さ120ミリがちょうどいい大きさです。
箱にかぶせるフタも作っておきましょう。
箱とフタができたら、箱の側面に丸い穴を空けます。カセットコンロの点火つまみがハマるための穴です。
続いて、丁盤を使ってフタを取りつけます。
それから、フタがしまるように金具を取り付けます。
この金具、何ていう名前か知っていますか?
「パッチン」っていうんですよ(笑)
パチン錠ともいうそうです。
次は持ち運び用の持ち手をつけましょう。
木片2つ、アルミの4ミリくらいのワイヤー、それから丸棒。
持ち手は割と簡単に自作できます。
さて、次が肝心です。
木の箱にそのままコンロを入れて火をつけたら、コンロの熱で箱は燃えてしまいます。
箱が燃えないようにするために、この黒い布のようなものを使います。
これは、耐熱フェルトと言って、もとは溶接などの時に火花や熱で衣服が燃えないようにガードするためのものです。スパッタシートという名前でも売られていると思います。
瞬間耐熱1300度、連続使用250度ということです。
フェルトの厚みは何種類かありますが、うちは5ミリの厚みのものを二重にしてコンロの周りと底に敷き詰めました。
実際、これで火をつけてお湯を沸かすと、火元に近いところはフェルトが赤くフィラメントのようになりますが、外側の木の部分は手で触れます。
今までは、お湯を沸かすための手順として、まず床下のボックスからカセットコンロとボンベを取り出し、それから簡易テーブルをセットしてコンロを置き、同じように床下からケトルを取り出して水を入れ、ようやくお湯を沸かし始めることができます。
この収納一体型コンロのおかげで、ケースのフタを開け、ケトルに水を入れればすぐに火がつけられます。
これでますます車中泊やバンライフが快適になります。
皆さまも是非お試しください。
ただし、火の取り扱いは十分注意して、くれぐれも自己責任でお願いします。
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