ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊 寝具選びと積み下ろしの解決


ナローボディのハイエースで、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今日は車中泊におけるお布団の問題について考えてみたいと思います。


まずうちの車中泊の変遷を振り返ってみると、結婚当初はオデッセイRB1に乗っていて、2人目の子どもが生まれるまでオデッセイで車中泊していました。オデッセイはハイエースほど広くなくいろいろと制約はありましたが、それでも家族3人で楽しく寝泊りできていました。

その頃は車中泊に出発する前に、後部シートを格納してフラットにし、コンパネを敷き、マットレスと布団と枕を寝室から運んで車内に敷き、オデッセイの後部に棚を設置して荷物を積んで。。。と出発前の準備に1時間ほどかかっていました。
これと同じ作業が旅から帰ったあとにまた待っています。
行きは楽しみが勝っていて苦になりませんが、帰りは運転疲れの身体に布団の片付けやコンパネの収納が重くのしかかります。


やがて2人目が生まれ、オデッセイでの車中泊は限界となりました。新車から13年乗ってきた愛着ある車でしたが、思いきって手放し、ハイエースにのりかえました。
そして、ハイエースで車中泊に出かけるようになり、ハイエースの後部にベッドキットを自作して、後部にフラットな広いリビング空間ができましたが、相変わらず車中泊のたびに布団を積み下ろししていました。

寝具の積み下ろしが最大の課題

ハイエースになってからは、オデッセイよりも居住性はアップしましたが、準備と片付けの手間は相変わらず時間がかかっていました。


家のものを持ち出し、また元の場所に片付けるというのは、案外気をつかうものです。
車に置き忘れて、家で使おうと思ったら道具がなくて探し回ったり。


車中泊の準備と片付け、もう少し簡単にできないものだろうか?


そこで、車中泊で必ず使うものや、旅であると便利なものは、毎回家から持ち出すのではなく、家とは別のものを用意して車に常備しておくようにしました。それらをしまっておくための収納も工夫して、車内空間を圧迫せず、かつ、必要な時にはサッと取り出せるようにしておくことで、少しずつ車中泊が快適になっていきました。
車中泊の装備と収納に関しては、別の記事でまとめていますので、よろしければそちらもご覧ください。

sleepysheep-zzz.hatenablog.com


さて、小物たちの収納と同じように、今回のテーマであるお布団に関しても、家とは別に車中泊専用のものを車に積んでおく方が良い、というのがわが家の結論です。

家の布団を車中泊で使うということについて、私たち男性はあまり気にしませんが、女性の視点からするとやはり抵抗があると思います。
布団というのは、寝る時に使う、つまり家の中でも一番奥の方にある守られた場所なので、それを車に積んで外に持ち出すと、砂や泥や食べこぼしや、色々な汚れにまみれてしまって、それをまた寝室に戻すというのは女性にとってはあまり気持ちいいものではないのだと思います。
持ち運びの不便さということもありますが、そういう清潔面の部分も含めて、やはり家の布団と車中泊用の寝具は別に用意する方が、何かと気を使わずに済むと思います。


では、寝具を車に積みっぱなしにするのに適した車中泊用の寝具とは、具体的にはどんなものがいいのでしょう?


まず考えるのはシュラフですが、寝袋というのは掛けと敷きの役割が兼用のため、どうしても身体の下側になる「敷布団としてのクッション性」が足りません。
登山やキャンプ用としては適しているシュラフですが、車中泊として考える場合、シュラフはかけ布団の機能は満たしているけれど、敷きとしてのクッション性がどうしても不足してしまうのです。


このように、ひとことで「寝具」といっても、実は「掛け」と「敷き」では求められる役割が違うので、それぞれ別の視点で考える必要があると思います。
中でも、敷布団に求められるクッション性は、睡眠の質にとても大きく影響する問題だと思います。
かつ、敷布団を厚くするとそれだけ体積が大きくなり、また敷布団はたたんでもかさばるので、これを車に常備するとなると空間をかなり圧迫してしまいます。


夜寝る時しか使わない敷布団を、どんな素材のものを選ぶか、また使わない昼間はどうしておくか?
これはなかなか厄介な問題です。

試行1 インフレータブルマット

普段は丸く丸めて収納しておき、寝る時は広げて使います。栓を緩めると自動的に空気が入って膨らむマットです。横幅70センチくらいのマットを横に2つ並べると、ハイエースの後部にちょうどいいくらいなんですが、小さな子どもは寝ている間にかなり動くので、このマットの中には絶対に収まってくれません。
また、このマットレスだけでは寝心地があまり良くないので、この他に別の寝具が結局必要になります。

試行2 マットレス敷きっぱなし

いっときマットレスを敷きっぱなしにしてみたことがあります。マットレスの上に敷きカバーを兼ねたラグを敷いて、日中もその上で過ごす方法です。これだと昼と夜の寝具の展開や収納の手間はありません。いわゆる万年床状態ですね。ただ、ご飯を食べる時に不安定で飲み物や食べこぼしなどにも気を使います。
それと、万年床にしてしまうと、床下の収納が生かせず、使うものはリビングに出しておく必要があり、リビングがごちゃごちゃしてきます。

試行3 ソファベッド方式

ニトリなどで売っている3分割タイプの軽いマットレス素材を使って、昼間は折り畳んでソファとして使い、夜は展開して敷布団にするという使い方。

現在うちがやっているやり方です。これだと、かさばる敷布団が昼間はソファという別の用途になり、リビングのくつろぎに一役かいますし、子どもがちょっと昼寝という場合もそのままゴロンとできます。

この方法なら床下収納もすぐ取り出せますし、ベッドへの展開も軽いマットレスなので簡単にできます。うちではソファカバーとベッドカバーを兼用で、夜はマットレスを広げた上にベッドカバーを敷いて使っています。
マットレスの厚みや硬さはそれぞれ好みがありますが、うちは厚さ4センチのやや硬めの軽量マットレスを使っています。



一方、かけ布団の方は、やはり羽毛布団が軽くて保温性もよく、圧縮するとコンパクトになりますので、いちばんおすすめです。
うちでは羽毛布団のダブルサイズを1枚と、羽毛のシュラフを1つ、この2枚をいつも車に積んでいます。

収納場所はハイエースのリアゲートのハッチ部分です。ここは、リアゲートを閉めた時はベッドキットの隙部分に押しこめられる形になり、ほとんど車内空間に干渉しません。
リアゲートを開ければ、写真のようにハッチに取り付けたネットにぶら下がった形になり、風を通して干すことができます。
ポリエステルの布団だとここまでコンパクトになりませんが、ダウンなら布団2枚でも枕2つくらいのかさに圧縮できます。






あと、枕は床下にボックスに入れて収納しています。



ハッチ部分のネットは、もとは天井収納用のポールラックを買った時に付属でついていたネットです。これを、ハッチ部分にステンレスフックを4か所ビスどめして、マジックテープのベルトで固定しています。


ドアをしめるとベッドキットの隙間にほぼ収まり、ベッドキットの上にはみ出した部分はちょうどよい背もたれになるので、リアゲートにもたれて座るのが楽になります。


このようにして、うちでは布団と枕をハイエースに常備していて、今のところこれがベストと思っています。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ブログ村ランキングに参加しています。バナーをクリックしていただけるととてもうれしいです。
また、皆さまがいずれかの広告を1回クリックしていただけると今後のブログ維持につながります。
ご協力ありがとうございます!


にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ
にほんブログ村


プライバシーポリシー/お問い合わせ