ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊DIYのポイント その1


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今日は、わが家の車中泊事情と車中泊DIYについて少し振り返りつつ、整理してみたいと思います。


もとは夫婦2人で車中泊を楽しんでいたのですが、子どもが生まれ家族が増えていき、今では家族4人で車中泊をするようになりました。

こうして車中泊関連のブログをやるようになり、少しずつ記事も増えてたくさんの人と情報を分かち合えるのはとても幸せなことです。



車中泊関連とひとくくりに言っても、「車中泊のおすすめスポットや車中泊に適した停泊場所」、「車中泊の便利グッズや装備」、「車中泊する上でのノウハウや裏技的な部分」、あとは「車中泊のための車内DIY、自作工作的なカテゴリー」などいくつかのカテゴリーに分けられると思います。

こうした車中泊関連のジャンル分け以外にも、それを書いている人の立ち位置によって、ひとり旅なのか夫婦なのかあるいは家族なのか?ペットがいるのか?
あとは車種によってもまた変わってくる部分があります。


うちの場合、ブログのタイトルにもなっているようにハイエースのナローボディーで、家族4人で車中泊というかなり限られた層の方を対象にしていますので、対象でない方にとってはあまり必要のない情報かもしれません。

それでも、かつて自分がそうだったように、自分たちが欲しい情報がなかなか手に入らなかったので、こんな情報あったらいいかな?という視点で記事を書いています。

おすすめポイント、装備や持ち物、旅のノウハウといったカテゴリーについては、また別の機会に整理するとして、今回は車中泊DIYに関する話しを整理してみます。

これから車中泊仕様にDIYを考えておられる方の参考になれば嬉しいです。

わが家の車中泊DIYのコンセプト

まず、わが家の車中泊DIYのコンセプトは
1.豪華なキャンピングカーではなくノーマルのハイエースで
2.車検が通る範囲内で普段使いにも配慮
3.できるだけ荷物の積み下ろしを少なく
4.なるべく車外に出ずに就寝モードに切り替え
5.市販品を買うよりなるべく自作で

という感じです。

このうち3や4のコンセプトについては、DIYの工夫だけでなく、収納方法や車中泊のノウハウ的な側面も大いに関係してくると思いますが、まずはDIY的に何ができるか?何をすべきか?または何をすべきでないか?で考えてみます。

1.高さに対する考え方のポイント

ハイエースナローボディの室内高は1320ミリです。ここにベッドキットを製作する場合、ベッドキットの高さをどれくらいに設計するか?

リアシートをたたんだ高さとベッドキットの高さをツライチにするやり方もあるでしょう。
うちはベッドの床をできる限り下げ、室内高を最大限とるようにしました。その場合、ベッドの高さは床から約270ミリ、そしてベッドから天井までの高さは1050ミリほどとなります。
これは膝を曲げてしゃがんだ蹲踞の姿勢でぎりぎり頭がつかえない程度の高さです。
私の座高は90センチほどですが、移動時のことを考えると座高プラス15センチくらいの余裕は欲しいところです。

ベッドキットの高さを27センチに設定した場合、後席シートを倒した高さとベッドキットとの段差が12センチくらいになります。
この段差を解消してフラットにしようとすると、ベッドキットは床から40センチほどとなり、ベッドキットから天井までの高さは93センチほど、ほぼ座高と同じくらいになり、やや窮屈な空間になってしまいます。

車中泊では、車内を移動する頻度がかなり多くあります。車内で立つことはできないので、移動は膝をつけて這うか、しゃがみ姿勢のどちらかになります。そう考えると、頭上のクリアランスは結構大事なファクターとなります。これはまた車内の天井スペースの活用を考える上でも大切な要因となり、具体的にいうと、天井スペースへの収納はできるだけしない方がいいと思います。天井に荷物や出っ張りがあると、ものすごく動線への影響と心理的な圧迫感が出ます。

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2.前後方向に対する考え方のポイント

先のポイントでも書きましたが、車中泊においては前後方向に行き来することがとても多いです。なので、車中泊DIYを考える上で、前後の移動方向にはあまり固定物を設置しないような設計を考えることが大切です。たとえば、運転席側と後席の間、それから後席と荷室との間には、なるべく物を置かず、通り抜けが出来るスペースを設けておく方がいいと思います。
雨や風が強い日に、後ろの荷物を取りに行くためにわざわざドアをあけてぐるっと回ってスライドドアやリアゲートを開けて…というのはとても面倒ですし、その都度傘やカッパが必要です。
車内で前後に移動ができれば、運転席からさっと後席に移動できます。車中泊の夜に万一車を動かさなくてはならない場合にも、とても役立ちます。
できるだけ車内ですべてが完結するというコンセプトに基づいた設計を心がけましょう。

うちの場合、運転席の後ろ側には冷蔵庫や自作コンロキットなどを置いているので、運転席シートはほぼ固定となっています。その代わり、助手席シートは前に倒してフラットにできますし、前列3人掛けなので、真ん中のシートも倒してしまえば、前後の移動は楽に行えます。

実際、この部分をフラットにすることで、後席シートとつなげてここに広いベッドスペースを確保することができ、ハイエースの車内に前後2つの就寝エリアができます。

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次回、引き続き車中泊DIYについて、基本的な方向性のポイントをお届けします。



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