ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

雨の信州車中泊ブログ

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

 

コロナ渦の4連休、GoToキャンペーンと外出自粛というアンビバレント。そして予報は大雨です。

 

普通なら大人しく家でビデオでも観て過ごすんでしょうが、うちは敢えて車中泊に行ってきました。子どもたちが「運転できる機関車に乗りたい!」という希望を叶えるためです。

運転できる機関車というのは、長野県の諏訪湖畔にあるD51蒸気機関車のことです。

ここの蒸気機関車は運転台や機関室がいつも開放されていて、子どもたちが自由に蒸気機関車に触れあえる全国的にも珍しい貴重な蒸気機関車なのです。

 

金曜の夜発がおすすめ 

4連休前半は仕事だったため、出発したのは金曜の夜でした。荷物を積み込んで、軽く晩ご飯を食べシャワーを浴びて7時に家を出ました。

今日はとりあえず行けるところまで行って泊まろうと思っていたのですが、雨のせいか自粛のせいなのか道はとっても空いていて、恵那でトイレ休憩した以外ほとんどノンストップで諏訪まで一気に来れてしまいました。諏訪インターを降りたのが11時半なので、家から諏訪まで4時間半です。

道中、アイアムサムのDVDを観ながら奥さんも子どもたちも寝ずに運転に付き合ってくれました。仕事終わりからの独りぼっちの夜間運転はとてもつらいので、何かしら家族のリアクションがあると気が紛れて運転がずいぶん楽になります。眠い目をこすって付き合ってくれた家族に感謝です。

 

道中は雨がかなり強く降ったり小やみになったりを繰り返していましたが、フロントガラスにノンワイパーを施しておいたおかげでずっと視界は良好でした。昼間より夜間走行の方がノンワイパーの効果をより実感できます。家から諏訪までほとんどワイパーを使わずに来れました。サイドミラーも水滴がつかなくて良かったけれど、何も施さなかったリアゲートだけは泥だらけでワイパーを動かしても視界不良。

これは何とかしないといけませんね。

今後の課題です。

 

 

さて、諏訪湖に向かう街道で12時まで営業してるドラッグストアを見つけ、そこで食材や飲み物を買い足して、諏訪湖畔に着いたのが11時45分。湖岸通りにある無料の駐車場に車を停めました。

雨がやんでいるうちに就寝モードに展開して、リアゲートを半開きにして網戸をセットし、サイドウィンドウにも網戸をつけました。高速を走ったのでエンジンがかなり熱くなっていて、しばらくは熱がこもるかと思いきや、外の涼しい風が網戸から入ってきてまるでクーラーをかけているようです。諏訪湖は標高が750m以上ありますから、内陸性気候で夏でも夜は涼しいのです。予報では最低気温20度くらいでした。

 

エンジンを冷やしつつ、しばし夜中のおやつタイムをしてから家族で横になりました。

 

寝ている間もリアゲートとサイドウィンドウも少しだけ開けて風を通します。

これが災いのもとでした。

 

夜中に「ウギャー!」という叫び声で目が覚めました。後ろのベッドで妻と一緒に寝ていた下の子が、リアゲートから外に落ちたようです。

ゲートの外側はすぐ植え込みで、雨に湿った土の地面にお尻から落ちたようで、幸いけがもなく、足の泥を拭いてやるとすぐにまた寝息を立てはじめました。

下の子は家でも寝相の悪さがたいがいなもんで、しかもいつも壁へ壁へと転がるクセがあるので、今回もそのパターンだったようです。

 

 

夜中にトイレに3回起きました。毎回300mlの尿とりバットに目一杯なので、夜だけで1リットル近く出たことになります。

ここの駐車場にはトイレもありますが、雨の中毎回外のトイレに行くのはつらいので、車中泊の夜は尿とりパットの簡易トイレが大変便利です。最近は子どもたちが使っているオマルをポータブルトイレ代わりに積んでいて、それに尿とりパットをセットして使っています。

 

 

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一夜開けて土曜の朝。雨は小やみになっています。予報では午前中はこんな感じで、昼からまた強く降るみたいでした。遊ぶなら午前中のうちですね。昨夜頑張って諏訪まで来ておいて良かったです。

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子どもたちはまだぐっすり寝ています。

ちなみにここがハイエースの助手席から後席をフラットにしたベッドスペースになります。

運転席の後ろに見えるのは冷蔵庫ですね。冷蔵庫は後席シートをフラットに倒した状態でも使えるようになっています。後席シートを倒す時に冷蔵庫にシートの背が当たるので、ラックの天板を2枚重ねにして、上の1枚は中央をボルト1本でクルクル回転するようにしてあり、シートを倒す時だけ冷蔵庫を90度回転させて、シートの背をかわします。

 

ベッドスペースは横幅100センチ縦180センチで、ここに私と子ども1人が寝ています。ゆうべはたまたま上の子と一緒に寝たので、下の子がリアゲートから落ちたのでした(笑)

 

 

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さて、朝ご飯はリゾットのリクエストがあったので、フリーズドライのリゾットにしました。クスクスを少し混ぜてボリューム感をアップしてみました。

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あとはサラダとヨーグルトとパンとコーヒー。朝のうちに大きめのポット一杯にお湯を沸かしておきました。ポットのお湯があると何かと便利なのです。

 

念願の蒸気機関車に触れる 

朝ごはんのあと、奥さんがお化粧をしている間に子どもたちと蒸気機関車に上って遊びました。

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今回の旅のメインイベントです。

子どもたちは念願だった蒸気機関車をじかに触ることができて、夢中で遊んでいます。

私はそんな子どもたちをみたり、汽車の窓から雨に煙る諏訪湖の景色を眺めたりして、ボーッと過ごします。

4連休の土曜日ですがほとんど人影はなく、機関車もずっと私たちだけの貸切で遊ばせてもらいました。

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諏訪湖畔にお昼を告げる有線放送の音楽が流れます。気づかないうちにずいぶん時間が過ぎたみたいでした。

子どもたちはもっと遊びたそうでしたが、また遊びに来ようねと約束して、いったん機関車を離れます。

実は諏訪湖畔にはもう1台蒸気機関車が保存されているらしいのです。次はそちらに行ってみることにします。

その前に上諏訪にあるタケヤ味噌の工場に少し寄ってお味噌を買って行きました。

うちは家族そろってみそ好きなので、各地を旅した時はよくお味噌を買って帰ります。地方によって作り手によって違うお味噌の味を楽しむのも旅の楽しみの一つなのです。

 

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もう1台の蒸気機関車は下諏訪のご飯にありました。こちらの機関車は残念ながら運転台に上ることはできませんでした。子どもたちは少し残念そうでしたが、機関車の周りをぐるぐる見て回り、「煙突の形が少し違う!」と大人でも気づかないところまでよく観察していました。

 

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そろそろ1時になるのでお昼ご飯を作って食べることにします。今回の旅もできるだけ人と接しない外食を控えるコンセプトなので、お昼も自炊です。釜飯とおうどん、上の子は味噌ラーメンのリクエスト。

この羽釜で1.5合のご飯が炊けます。30gの固形燃料で約22分、燃え尽きたら少し蒸らせば放っておいても炊き上がるので手間いらずです。今回は松茸のおすましの素を入れて松茸風味の炊き込みご飯にしました。

これがあると、自炊めしが一気にグレードアップします。炊き立てのご飯はやはり日本人にとって何よりのご馳走です。

 

 


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下諏訪のこの湖畔エリアは蒸気機関車の他に温泉や足湯や親水公園などがあり、食後は足湯に浸かりました。


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子どもたちは親水公園で水遊び。

全身ずぶ濡れになりながら、今日一番の笑顔で走り回る子どもたち。

諏訪湖畔にはこういう子どもの遊び場が充実していて、とても暮らしやすそうな町でした。
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親水公園で水びたしになった服を着替えてから、奥さんのリクエストで下諏訪にある「小さな絵本美術館」に行ってきました。

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ここは、ばばばあちゃんで有名なさとうわきこさんの作品を中心とする美術館です。名前のとおりこじんまりした美術館ですが、普通のお宅にお邪魔したようなとても寛げる場所でした。建物の外には雰囲気のある庭と小さな川が流れていて、ゆっくりと静かな時間が流れていました。雨の午後にぴったりの場所。

 

雨の信濃路も悪くありません。

 

 

さて、美術館を堪能したのち、私たちは次の目的地、松本を目指します。ここからは塩尻峠を越え下道で1時間くらいです。遊び疲れた子どもたちも奥さんもすぐに寝てしまい、1人孤独な運転になりました。

 

松本で晩ご飯とお風呂を済ませた私たちは今日の停泊地であるアルプス公園南駐車場に入りました。車は私たち以外に2台だけです。ここで2泊目を過ごして、明日の午前中はアルプス公園で遊べたらいいなという計画なのですが、外は相変わらず結構な雨が降っています。予報では昼前の2時間だけ雨が止むらしいので、この予報にかけてみたいと思います。

 

一体どうなることやら?

 

そろそろポータブル電源の1台目が残りゼロに近づきつつあり、この調子で雨が続くと帰るまでバッテリーがもたない可能性が。。。

こちらもどうなりますことやら?

 

続きは後編で。

 

 

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