ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
お盆を過ぎてもなお、うだる猛暑の日本列島です。年々酷暑が加速しているせいか、あるいは加齢が加速しているせいなのか、夏のバテ方がこたえます。子どもの頃や学生時代は炎天下で遊びまわったりクラブ活動で汗だくになっても平気でしたが、今の時代にそんなことをしたら間違いなく死んでしまいます。
夏バテ防止にスタミナのあるものを食べたところで大してパワーは貯まらず、脂肪だけが蓄積していく始末です。
そんな厳しい夏でも車中泊は楽しみたい!
今回はそんな車中泊フリークの皆さんに是非おすすめする夏の車中泊クールスポットのご紹介です。
以前、夏の車中泊を快適に過ごすためのポイントについてご紹介しました。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com
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その中にもあるのですが、夏の車中泊快適化のポイントの1つは、やはり何といっても涼しいところに泊まる。これが鉄則です。
これは何も標高の高い所だけに限らず、関西からアクセス可能なエリアにも涼しいところはいくつもあります。そういう場所を停泊地に選べば、真夏でも十分快適な車中泊は可能です。
あとは、ほんのちょっとしてコツを守ることですね。それは例えば到着時刻をなるべく早い時間にして寝るまでにエンジンを冷やしておくこととか、網戸を適切に使用して風通しよくすることとか、寝る前にドライシャワーで身体を拭いてさっぱりさせることなど。
このあたりは過去記事を見ていただくことにして、さっそくクールスポットをご紹介していきましょう。
夏の車中泊おすすめスポットその1
1つ目のクールスポットはずばり和歌山。中でも特に熊野エリアがおすすめです。
熊野といえば熊野大社や那智の滝、熊野古道などが有名ですね。太古の昔から秘境のイメージがある熊野ですが、今は道が整備されて随分アクセスしやすくなりました。
アクセスは大きく分けると大阪から阪南、白浜を経由して行くルートと、第二名神から伊勢を目指し、紀勢自動車道を通るルートの2通りが考えられます。
関西からだと白浜経由を選ぶ人が多いですが、実は紀勢道経由の方が便利なんです。
和歌山〜白浜ルートは道が混むことが多いのに比べ、伊勢まわりはそれほど混みません。伊勢まわりといっても伊勢の手前から紀勢道に入るので、お伊勢さん参りの渋滞とは無縁だからです。
それと、紀勢道は無料なので高速代も安くなります。
熊野は関西からだととても遠いイメージがありますが、第二名神から伊勢、そして紀勢道経由なら新宮まで3時間半ほどです。これなら1泊の車中泊でも十分狙える範囲ではないでしょうか?
熊野で有名な那智の滝
丸山の千枚田に沈む夕日。
熊野は他にも見どころ沢山でおすすめのクールスポットです。
一点だけ、注意することがあるとすれば、熊野からの帰り道ですね。来たのと同じ紀勢動から伊勢を経由して第二名神で帰る場合、亀山のあたりで名古屋へ向かう車の渋滞に遭遇する確率がかなりあります。亀山ジャンクションを過ぎるまでなのですが、下手をするとここで1時間以上ロスする場合があります。
そこで、もし事前に渋滞が予測できる場合には、亀山の手前のインターで高速を降りて、1号線をしばらく走るほうがかなり時間短縮になります。
夏の車中泊おすすめスポットその2
さて、続いてのおすすめクールスポットは京都の北に位置する京大演習林、その名も芦生の森。ここは由良川の源流が流れる場所で、夏でも20度前後という涼しさです。アクセスは京都市内から鞍馬、佐々里を越えてどんどん山の中へ入って行くコースで、まわりは本当に何もない山の中なので、泊まる場合は全て自給自足の準備が必要となります。
京大演習林の駐車場はここを起点に山に入る人のために24時間開放していますので、ここで車中泊をすることも可能です。駐車場内にはトイレもあります。ここは国定公園内なので、野火は禁じられていますから、くれぐれもマナーには気を付けましょう。
車中泊をした翌日は、ここから由良川にそってトレイルしてみるとよいと思います。
このあたりは、昭和の初期にまだ薪が主要な燃料だった時代の林業の名残で、昔つかわれていたトロッコの軌道が残っています。トロッコの線路づたいに歩く道は、まるでスタンドバイミーのような世界が広がっています。
野生のシカやイノシシなどに出会うこともあり、さわやかな風の中、ブナの原生林や神秘的な森を歩くのはとても気持ちいいです。
歩くのに疲れたら、軌道から少し下ってみましょう。すると由良川の河原に降りることができますので、源流の冷たい流れに足をつけてみてください。水温5度くらいで2~3分もつけていると足が痛くなるくらいの冷たさです。もちろんここから上流には人が住んでいませんから、由良川の流れをすくってそのまま飲むことができます。
トロッコの軌道に沿って歩いていくと、昔ここに人が住んでいたことを示す集落跡があります。このあたりは、昭和30年台までは実際に人々が暮らしていたそうです。こんな人里離れた山奥で一体どのような暮らしをしていたのでしょう?
夏はいわなやヤマメを獲り、冬は木炭を作り、シカやクマやイノシシを撃ち、それらを里まで運んでお金に換えていたということです。
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