ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★車中泊ごはんスキレット活用術



ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回はうちが長年愛用しているスキレットをご紹介します。

鋳物の鉄鍋の魅力

スキレット、簡単に言うと鉄鍋ですね。鉄といってもフライパンではなく鋳物製であるところがスキレットの最大の特徴といえます。
鋳物の鍋といえばダッジオーブンが有名ですが、うちではダッジオーブンよりもスキレットのほうが断然よく使います。ダッジオーブンは日本人が使うにはちょっと大げさというか、重くてかさばるので、車中泊で使うにはちょっと無理がありますし、キャンプ道具として考えた場合でも、豪快に焚火の中にダッジオーブンを放り込むような料理方法は日本のコンパクト規格のキャンプ場にはちょっと向いていない気がします。

一方のスキレット。うちはロッジ社の8インチのスキレットを8インチの蓋とセットで使っています。
スキレットを使うなら、絶対に蓋はあったほうがいいです。これは本当にそう思います。

8インチというのはサイズ的に少し小さいような気もしますが、いろいろ試してみた結果、この8インチがいちばん使い勝手がいいのではないかと思います。もちろん、もっと大きな、たとえば10インチとかでもいいんでしょうが、そうなってくるとダッジオーブンと一緒で、やはり日本人の体格には少し大きすぎる気がするのです。
8インチの場合、スキレット本体と蓋、両方合わせると2.5kgほどです。これに対して10インチは本体と蓋を両方あわせると4.5kgくらいになります。4.5kgの調理道具、ちょっと使うには重いですね。重いとつい手が伸びなくなるというか、使わなくなってしまうんです。

鋳物製の鉄鍋は大変蓄熱にすぐれていて、一度熱してしまえば、肉を続けて焼いても温度が下がりませんから、8インチで一度にステーキが2枚焼けない場合は1枚ずつ2回に分けて焼けば大丈夫ですし、うちの場合は、8インチのスキレットで大き目の肉を1枚焼いて、スキレットの上でそのままナイフで切り分けてみんなでつつくスタイルです。また、ローストビーフやチキンやハンバーグなど、身の分厚いものを焼く場合、本体と蓋の厚みが合計8センチほどありますから、オーブンのような使い方でじっくりと火を通すことができます。

こういった肉料理のほかに、スキレットを使って分厚いお好み焼きを焼いたり、パエリアを作ったり、厚みたっぷりのパンケーキを焼いたりできます。また、スキレットは蒸し料理も得意なので、アサリなど魚介類をワインや日本酒で蒸したり。餃子やシュウマイといった使い方、それから揚げ物にも使えますし、チーズフォンデュなんかもスキレットで楽しむことができます。
スキレットのよいところは、デザイン性もかわいいので、作った料理をそのままテーブルに置いて、食べられるというのもおしゃれだと思います。

また、鋳物は焦げ付きが少なくて案外洗うのも簡単なんです。汚れや脂分をある程度ティッシュやウエットシートで拭き取れば、洗剤を使ってごしごし洗う必要もありません。


スキレットのお手入れ

最後にスキレットのお手入れについてですが、鋳物製の鍋に共通しているのが「シーズニング」といわれる油によるお手入れです。これは鋳物の表面に油の薄い酸化膜を作ることで錆を防ぎ、また焦げ付きをなくす効果があるのですが、ロッジ社製品は購入時点ですでにシーズニングが施されているので、すぐに使い始めることができます。

自分でいちからシーズニングをしようと思うと、鍋全体に薄く油をひいて火にかけ、白煙が上がる油を焼き切ってさらにそのまま過熱を続け、油分が完全に酸化膜を作るまで熱し続ける必要があります。これを2~3回繰り返すことで、黒光りするシーズニングができるのですが、なかなか根気がいると同時に、家の中でやると家中が油のにおいが充満して臭いし煙たいしで奥さんからめちゃくちゃ怒られます。

なので、これからスキレットを買われるなら、シーズニングはぜひ外でやりましょう。
それとも、はじめからシーズニングされているものを買うのが一番です。
いったんシーズニングされていれば、普段のお手入れは洗った後さっと水けをふいて、油を薄くひいておくだけです。

今やフライパンはテフロンが当たり前の世の中ですが、テフロン加工は必ずはがれてしまい、その都度新しいフライパンに買い替えなければいけません。ですが、鉄鍋はそういうことはなくずっと永く使い続けられます。そして、シーズニングによって黒くつやが出た鉄鍋はそれそのものがとても愛着があり、「道具」としての持つ喜びも味わえます。
特に車中泊やキャンプで使う「道具たち」には、自分たちの頼れる相棒という面もあり、単に値段が高い安いというだけでなく、頼れる道具を手入れしながら長年使い続けるというところに、また楽しみがあるように思います。


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