ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今年はコロナ騒ぎと長引いた梅雨のせいで、いつもより夏が短く感じられました。まだまだ暑さは続いていますが、空の感じや虫の声が少しずつ秋の気配を漂わせています。
さて、今回は車中泊おすすめスポット〜鳥取、倉吉編をお届けしたいと思います。
これからの秋シーズンにぴったりの車中泊スポットで、子どもたちと一緒に家族で楽しめるところも沢山ありますので、是非訪れてほしいと思います。
鳥取方面へのアクセス
まずは関西エリアから鳥取方面へのアクセスですが、寄り道をせずにまっすぐ鳥取を目指すなら、中国道から鳥取道経由が断然おすすめです。関西からは何となく遠いイメージのある鳥取ですが、鳥取道のおかげでかなりアクセスしやすくなりました。
鳥取道は、中国道の作用から鳥取方面へと分岐する高速道路で、全線無料なんです。
無料だけあって、高速といっても道路の整備状況は決して綺麗とはいえず、ハイエースであまり飛ばすと跳ね上げられます。途中いくつものトンネルを抜けていく道はほとんどの区間が対面通行で、70km/h制限となっています。ところどころに追い越し車線が設けられていますが、そこで2〜3台抜かしたところで、またすぐ先の車で詰まってしまいますから、焦らずのんびり行くのが無難です。それでも京都から鳥取まで3時間半あれば行けますから、かなり便利だと思います。
鳥取を目指すルートは、この他に京都から福知山、宮津、豊岡と抜けていく方法もありますが、これだと鳥取まで5〜6時間かかります。
そう考えるとやはり鳥取道の存在は大きいと思います。
また、鳥取へ出てからそのまま無料の山陰バイパスを西へいけば米子や松江方面まで足を伸ばせます。
鳥取や島根県はもっとこの辺りをうまくアピールして観光誘致したらいいのにと思います(笑)
さて、関西から西へ向かう場合、西宮の名塩SA付近が渋滞の名所となっています。ここはかなり勾配のきつい長い登り坂になっていて、休日の午前中を中心にかなり混雑します。この渋滞を避けるには、休みの朝早く起きて出発するのも一つですが、思い切って前日の夜に出発し、中国道のSAで前泊するのもおすすめです。
インターを降りるのが土曜日ならETC休日割引が適用されるので、金曜日の夜出発して、途中のSAに泊まり、土曜日の朝から行動すれば目一杯休日を楽しむことができます。
ただし、この方法を使う場合には、鳥取道に入る手前で停泊するようにしましょう。鳥取道はNEXCO西日本の管轄ではないので、鳥取道に入ってしまうとその時点で中国道を降りることになってしまいます。
鳥取おすすめスポット
さて、鳥取エリアで最初のおすすめスポットは、八頭町にある「やずミニぽっぽ博物館」。
ここはミニSLの乗車体験をさせてもらえるんです。ここのミニSLのすごいところは、ミニでもちゃんとした蒸気で走る機関車ということ。蒸気の力で鳴らす汽笛も本格的な音ですし、軌道を走る汽車の音も、臨場感たっぷりです。
乗車体験は1回100円でした。土日祝日の15時までという時間限定なので、そこだけ気を付けましょう。
ここ八頭町周辺や若桜のあたりは鳥取フルーツの産直が有名なところでもあります。これから秋のシーズンには美味しい梨やブドウなどが産地ならではの値段で買えますので、車中泊の夜に美味しい果物を是非楽しんで下さい。
さて、鳥取のおすすめスポットの2つ目は鳥取砂丘のすぐそばにある「鳥取砂丘こどもの国」です。
ここのゲート前にはD51が展示されていて、自由に遊ぶことができます。ここの機関車は運転台に上がって触ることができますので、子どもたちには人気のスポットです。
こどもの国の入場は大人500円、小学生以下は無料です。園内は大型の遊具や工作スペース、キャンプ場やプールなど様々なアトラクションがありますので、ゆっくり楽しむことができます。さすがに真夏はちょっと暑すぎるので、これから秋シーズンがおすすめです。
こどもの国で遊んだあとは、せっかくなので鳥取砂丘に行ってみてはいかがでしょう?こどもの国から砂丘までは車でほんの2〜3分です。
砂丘そのものは自然の中なので入場料はいりませんが、砂丘前の駐車場が1回500円かかります。道の反対側にお土産物屋さんがずらりと並んでいて、そこに停めると無料ですが、砂丘まで少し歩かないといけないのが難点です。
砂丘はただ砂漠の中を歩くだけだと気持ち的にも体力的にもかなりしんどいので、焦らずのんびり楽しみながら歩きましょう。
ビジターセンターでサンダルを貸してもらえますので、それを利用する方がいいと思います。靴でいくと砂でえらいことになります。
くれぐれも熱中症にはご注意下さい。
鳥取車中泊おすすめスポット
さて、鳥取での車中泊ポイントですが、おすすめは鳥取から少し西へ走った東郷湖というところです。
このあたりは羽合(はわい)という地名になっていて、名前の通りハワイ諸島と提携しているらしいですが、あまりハワイ感を期待しない方がいいと思います。
東郷湖の周りは羽合臨海総合公園になっていて、無料の駐車場やトイレがあり、近くには立ち寄り湯もありますので、ここで停泊するのがおすすめです。
また、羽合には道の駅もあります。ここの道の駅は国道9号バイパスから少し高い場所にありますので、夜は比較的車の走行音も静かで過ごしやすいと思います。道の駅には海鮮物や野菜や果物を売るお店が入っているので、新鮮な食材が手に入ります。冬はカニも買えます。
羽合から少し走ると倉吉の町があります。
羽合に停泊したら翌日は倉吉を訪れてみましょう。
倉吉は白壁が並ぶ古い風情の街並みで、無料の駐車場が数カ所に点在していて、市内観光するにはとても便利です。
そういえば、この写真に写っているベビーカー、というよりベビーカーの後ろについているやつ。
バギーボードという名前なんですが、これめちゃくちゃ便利なんです。
ベビーカーを開くときにパッとジョイントして使うんですが、これでベビーカーの後ろにもう1人子どもが立てるようになるんですね。こうすると、観光地を見て回る間に子どもが「疲れた〜!」ってぐずり始めた時に、1台のベビーカーで2人運べるので、おんぶや抱っこしなくて済むんです。
これは本当に便利ですよ。
うちでは下の子が1歳になるくらいから使い始めていて、もう2年くらい使っています。まだまだあと2〜3年は使うと思います。
それまではパパママが交代でおんぶや抱っこしていたのが嘘のように楽になりました。
ここにも蒸気機関車が展示されていて、倉吉鉄道博物館という無料の施設もあり、また大型の遊具のある大きな公園もあって、倉吉という町がとても公共や福祉に力を入れている町であることが感じられます。
鳥取県は過疎化が進んでいると聞きますが、小さな子どものいる家族にとってとても住みやすい町ではないかと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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