ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★ハイエース車中泊タープ活用術





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は車中泊におけるタープテントの活用について考えてみたいと思います。

車中泊でタープ活用

さて、皆さんは車中泊でタープテント使われていますか?
オートキャンプ場などに停泊しないかぎり、普通の車中泊ではあまりタープを使うことはないかもしれません。確かに、タープを張るには最低でも車と同じくらいの広さが必要ですから、道の駅の駐車場でタープなど張ろうものなら苦情は必至です。


でも、実はタープというのはそういう使い方だけじゃない便利な使い方があって、普段の車中泊でもいろいろと重宝する場面があるんです。今日はそんなタープの活用方法についてご紹介したいと思います。


さて、そもそもですがタープテントにはいくつか種類があります。

キャンプ場などでよく見かけるのがヘキサゴンタープといわれる六角形の形をしたタープです。これはタープの中央を2本のポールで支え、あとの4方向はロープで引っ張って固定します。
うちではこのヘキサゴンタイプのタープも持ってはいますが、車中泊ではあまり使いません。

車中泊でおすすめなのはこのヘキサゴンタイプではなくて、いわゆる普通の四角いタープなんです。2m×2mくらいの長方形が一番使いやすいと思います。
そして、うちがおすすめする使い方はこの2m×2mの四角いタープを2枚使いするという使い方なんです。

素材はポリエステル生地の薄くて軽いタープが今の主流ですね。耐水圧は種類によっていろいろですが、それほど耐水圧が高いものである必要はありません。というのも、タープはテントのようにその下で寝るというような使い方はしませんので、多少内側に雨水が滲みてきても、普通は布地を伝って下方向に水分が流れていくため、滴が垂れることは少ないからです。耐水圧2000mmもあれば十分と思います。ただ、縫い目があるとその部分から雨が滲みてきますので、なるべく1枚もののタープの方が縫い目からの浸水を防ぐことができます。そういう意味でもスクエアなタープの方がいいと思います。
うちが使っているタープは、もともとはワンタッチタープテントのサイドスカートとして売られているものなんですが、これのいいところは、2枚のタープをファスナーでつなぐことができるという点です。こうすることで、2m×2mのタープが2m×4mという長さに変身します。これが車中泊をするのにとても具合がいいんです。

車の車内温度を下げる日除として

このサイドスカートタープは裏地が銀面加工されています。タープを選ぶときはできればこのように裏地に銀面加工してあるものを選びましょう。それは「タープを裏返しにして銀面を上にして車の上にかける」ためです。つまり、車のカバーとして太陽の直射日光を避けるために使うわけです。

これが一つ目のタープ活用術です。

5月から9月いっぱいくらいまで、日中の車内の温度上昇は凄まじいものがあります。うちのハイエースはもともと断熱加工が施されているのですが、それでも日中の車内は40度くらいにはなります。
ある夏の暑い日に、試しにタープをハイエースの屋根に広げてみたところ、タープが木陰の役割になり、真夏の炎天下でも車内は気温が上がらず、エンジンを切ったあともクーラーの涼しさがしばらく持続して、車内でゆっくりご飯を食べることができました。

2m×2mが1枚だと車全体を覆うには短いですが、2枚をつなげて2m×4mにすればハイエースの屋根ほぼ全面覆うことができます。

もし、車中泊の旅で観光スポットに立ち寄る場合、30分〜1時間くらいの駐車ならこの方法は必要ないかもしれませんが、炎天下に2〜3時間の駐車をするなら断然効果があります。


タープを車の屋根にかける時は、四隅のハトメを使って短めのゴムフックなどを使って固定します。できれば屋根とタープの間に少しでも隙間を空けてやる方が、断熱効果が更に高まります。タープの設置や片付けは5分ほどなので、観光に回る前にちょっとひと手間。これは本当におすすめです。

サイドオーニングとして

もう一つの使い方は、いわゆるサイドオーニングとして、車のスライドドアに接するようにタープを広げる使い方です。この使い方をするためにはスライドドアの上部にタープを固定するフックが必要となります。タープ固定用フックは、その都度つけ外しするタイプと、車のルーフレールに常時固定しておくタイプがあります。うちは面倒なので後者を常時設置しています。

リアスペースを個室に

さて、もう一つの車中泊タープ活用術は、リアゲートの目隠しとしての使い方です。
ハイエースのリアゲートを開けると車の後ろにちょっとした屋根ができます。この屋根の下はいろいろと使い勝手がよくて重宝するのですが、この屋根の回りに目隠しのカーテンがあると、用途が更に広がって本当に便利になるんです。
リアゲートの大きさは縦も横も約1.3mほどなので、車の後ろに1.3m四方のプライベート空間が手に入るわけです。

例えばそこが更衣室にもなり、シャワールームにもなり、トイレにもなります。夜間にリアゲートを開けたまま車内照明をつけると中が丸見えになってしまいますが、ここに目隠しがあると人の目を気にする必要がなくなり、網戸をつけてリアゲート全開で就寝することも可能です。

ちなみに、リアゲートの周囲を覆うには1.3m×3方向で3.9m(ほぼ4m)が必要ですが、先ほどのサイドスカートタープを2枚つなぐと2m×4mでほぼジャスト、これでリアゲートの屋根3方向をすべて目隠しすることが可能になります。しかも、2枚のつなぎ目のファスナー部分がリアゲートの真ん中にくるので、ファスナーを開けて左右に開けば出入りも容易にできます。

この方法なら、場所を選んで人通りの少ないスペースに停めれば、リアゲートを開けた状態のままで過ごすことが可能で、他人に迷惑をかけることもありません。リアゲートを開けてサイドスカートを垂らせば人の目を気にしなくてよいので、更衣やシャワー、トイレといった使い方以外にも、小さなテーブルセットを出してそこでご飯を食べる、くらいのことは状況によっては可能になります。
余談ですが、DCシガーソケットから電源を取るタイプのシャワーセットはとてもいいですよ。うちでは夏の車中泊の必需品です。
早い時間にお風呂に入った場合でも、夜寝る前にさっと水シャワーを浴びると身体がさらっとして、とても寝つきがよくなります。


ただ、あくまで道の駅など公共の休憩スペースでは、仮眠程度の滞在は許されていますが長期滞在はマナー違反です。車中泊愛好者が世の中から締め出されることがないように、みんなで気をつけていきましょう。うちは道の駅ではリアゲートを開けたままの使用はしないように気をつけています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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