ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊おすすめスポット~熊野古道編





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は車中泊おすすめスポット~熊野古道編をお届けしたいと思います。
和歌山の白浜あたりまでは関西からもアクセスしやすく、関西で夏の海といえば白浜が定番といえるほど有名ですが、それより先の紀伊半島や熊野方面にかけてはアクセスのしずらさもあり、とにかく「遠い」というイメージが強いと思います。まさに秘境のイメージ。なかなか気軽に行ける場所としては候補に挙げづらい場所かもしれません。しかし、今は道が整備されて随分アクセスしやすくなりました。2泊あれば十分楽しめると思いますので、ぜひ訪れてほしい場所の一つです。


熊野といえば熊野大社や那智の滝、熊野古道などが有名ですね。太古の昔から秘境のイメージがある熊野ですが、歴史的にも日本のルーツを知る上で重要な場所の一つと考えられていて、世界遺産に登録されたのも納得の壮大なスケールを感じるパワースポットです。

熊野古道へのアクセス

熊野古道へのアクセスは大きく分けると、大阪を南へ下り、田辺を過ぎたあたりから山の中に入っていくルートと、白浜を経由して紀伊半島を回って行くルート、あとは名神高速で滋賀に入り第二名神から伊勢を目指し、伊勢の手前から紀勢自動車道を通るルートの3通りが考えられます。

普通、関西からのアクセスでは和歌山や白浜経由をイメージする人が多いと思いますが、実は断然紀勢道経由の方が便利なんです。

和歌山〜白浜を抜けていくルートは道が混むことが多く、途中で追い越し車線がないので渋滞にはまるとずーっと巻き込まれてしまいます。一方、伊勢まわりはそれほど道が渋滞しません。伊勢まわりといっても伊勢の手前から紀勢道に入るので、伊勢道を降りたあとのお伊勢さん参りの渋滞とは無縁だからです。

それともう一つ、紀勢道は無料なんですね。なので高速代も安くすみます。

ちなみに京都から高速で紀勢道経由、新宮まで3時間半ほどです。これなら朝出てもお昼には新宮に着け、午後は熊野をめぐることができます。ただ、一点だけ注意することがあるとすれば、熊野からの帰り道、来たのと同じ紀勢動から伊勢を経由して第二名神で帰る場合、亀山のあたりで名古屋へ向かう車の渋滞に遭遇する可能性があります。亀山ジャンクションを過ぎるまでなのですが、下手をすると1時間以上ロスする場合がありますから、その場合は亀山の手前で高速を降りて、1号線をしばらく走るほうが時間短縮になります。

行きたい場所をプロット

さて、世界遺産にもなっている「熊野古道」という名前ですが、そもそもこれは1本の道の名前を指しているわけではなくて、古くからの信仰の対象である熊野三山へ向かう各方面からの道をまとめて「熊野古道」と呼んでいるんですね。熊野古道の数は大まかにいうと5本あり、紀伊半島の海沿いの道も熊野古道の一部です。熊野古道をすべて制覇なんていうのはとても無理な話で、しかも「古道」といっても大半は普通のアスファルト舗装された現代の道になっています。熊野三山に向かう途中にところどころ古の面影を感じることができる山道が残っているので、そういった道を少し歩くだけでも十分雰囲気を感じることができます。

「熊野」という言葉でくくられるエリアはものすごく範囲が広いので、熊野で行きたい場所を先にリストアップしてみて、紙ベースの地図上で一度プロット(図示)してみることをお勧めします。
時間と日数にゆとりがあってゆっくり回れる場合は別ですが、2泊3日程度である程度かいつまんで回る場合は、行きたい場所を絞り込んで距離と時間を考えたほうがいいと思います。


大きく分けると、熊野本宮大社とその周辺。那智の滝や熊野那智大社。そして熊野速玉大社 これらがいわゆる熊野詣の中心で有名な場所ですが、それぞれ距離があり、いったん町に降りてからまた山の中へとなりますので、結構時間がかかります。また車を停めてからもだいぶ歩かないといけないのでその点も考慮が必要です。

熊野おすすめ停泊スポット

前述のスポット以外にも「丸山の千枚田」「串本町の橋杭岩」など、せっかく紀伊半島へ来たならぜひ寄っていきたいスポットがほかにもあると思います。

これは丸山の千枚田に沈む夕暮れの景色ですが、ここは本当に絶景なので、ぜひ訪れてほしい場所です。しかもどうせなら夕暮れの時間がおすすめです。

ただ、丸山の千枚田を夕暮れに訪れる場合、その前後の行程を考える必要があります。どこでお風呂に入り、どこに停泊するか。
丸山の千枚田はエリア的には熊野本宮大社や湯の峰温泉、瀞渓(トロキョウ)あたりのエリアに属しますから、例えば関西から熊野を目指す場合、初日の夕方に丸山の千枚田を訪れ、そのあと湯の峰温泉でお風呂に入り、道の駅「瀞峡街道熊野川」に停泊するといったプランが考えられます。
湯の峰温泉は駐車場が無料で、湯の峰温泉の公共浴場は朝6時から夜22時までやってます。(入場は21時まで)
入浴料金は260円(12歳未満130円)です。
湯の峰温泉といえば「つぼ湯」が有名ですが、30分交代の男女混浴なので、時期によってはつぼ湯目当てでだいぶ待たないといけないようですから、あえてそれが目当てでなければ普通の浴場でも十分温泉の雰囲気が味わえます。売店でたまごを買って河原で温泉たまごを作ったり、家族でも楽しめます。


このエリアで停泊する場合、熊野本宮大社周辺には道の駅が3つあります。一つは道の駅「奥熊野古道ほんぐう」、もう一つが道の駅「瀞峡街道熊野川」、そしてもう一つ道の駅「おくとろ」です。
丸山の千枚田から一番近いのは道の駅「おくとろ」で、割と近くに「おくとろ温泉」という村営の入浴施設もありますので、そこで入浴して道の駅「おくとろ」に停泊するのも一つですね。(おくとろ温泉は入館20時まで。大人600円子ども400円です)


熊野本宮大社から一番近い道の駅は「奥熊野ほんぐう」です。ただ、大社から近いだけあって道の駅の利用率は一番高く、早めの時間に駐車場をキープしないと停められない可能性があります。また、ここの道の駅は看板に「キャンプや宿泊は禁止(短時間の仮眠は除く)」となっていて、車中泊利用は何となく後ろめたさを感じる表現がされています。


もう一つが道の駅「瀞峡街道熊野川」

ここは熊野川に面した街道沿いの道の駅ですが、夜の車通りが少ないので、割と静かに眠ることができました。翌朝は渓谷の景色を楽しみながら渓谷沿いを散歩することもでき、家族向けのおすすめ道の駅だと思います。私たちが停泊したのは昨年のゴールデンウィーク中で、しかも湯の峰温泉で入浴したあとだったのでもうすっかり暗くなってからでしたが、駐車スペースはまだ空きがありました。

ここの道の駅は、実は熊野本宮大社、熊野速玉大社、そして那智大社(那智の滝)のちょうど真ん中あたりに位置する場所なんです。なので、ここを中心に考えると、熊野三山を効率よく回ることができるのではないかと思います。

さて、熊野三山の中で、駐車場から歩く距離の順で考えると、熊野速玉大社が一番新宮市の町中に近い場所にあり、駐車場から大社までも近いです。

次が熊野本宮大社。ここは時期によって河原にある臨時駐車場に回されたりする場合がありますが、河原に立つ超巨大な鳥居に圧倒されながら歩き、本宮への石段を頑張って登れば10分くらいで到着します。

そして一番歩く距離が長いのが那智大社。というか那智大社までは駐車場からそれほど遠いわけではないのですが、そこから那智の滝までがかなり歩かないといけないんです。しかも登り道。これが結構きついので、那智の滝を間近で見るためには少し気合が必要です。もし、その元気がない場合は、那智大社に向かうつづら折れの道からも遠くに那智の滝が見えますので、道沿いに車を停めて道から眺めてそれでOKとする方法もあります。那智の滝はかなりの落差がありますので、遠くからでも結構迫力はあります。

熊野三山を3つとも訪れるとそれだけで1日を費やすことになると思います。かなり歩きますので足も疲れますからぜひ温泉につかりたいものですね。
2日目の宿泊地としておすすめなのが串本町です。串本町は紀伊半島の最南端、潮岬の近くですね。橋杭岩という景勝地があり、その近くに道の駅「くしもと橋杭岩」があります。ここの道の駅に泊まってもいいのですが、その近くに日帰りの入浴施設「サンゴの湯」というところがあって、その周辺が総合運動公園になっているので、ここに停泊するのがおすすめです。20時半最終受付で21時までの営業となっていて、入浴料金は大人500円、小学生250円、小学生未満は無料です。


最後に、和歌山、熊野に行かれた際は、ぜひ地元のスーパーや産直などによっておいしい果物を買って帰ってください。
このあたりのフルーツは安くておいしいですよ。あとハチミツもおすすめです。地元でとれた美味しいハチミツが安くで買えたりします。


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