ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

子抱き富士の麓 精進湖で車中泊キャンプ

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は富士五湖の一つ精進湖で車中泊キャンプをしてきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

また見たい景色ベスト4の絶景ポイント

精進湖から見る子抱き富士の景色は、わが家の「また見たい景色ランキング」でベスト4位にランクインするほどの絶景ポイントです。
奥さんからも「あの富士山の景色がまた見たい」とリクエストがあり、秋の行楽シーズンたけなわの10月下旬の週末を利用して家族で出かけてきました。

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いつものように、仕事終わりの金曜日19時半頃に帰宅した私たちは、夫婦で手分けして出発の準備を始めます。
車中泊に必要な装備の多くはハイエースに常備してあるので、出発準備は「着替え、洗面セット、食材」など。そろそろ夜の冷え込みが予想されるので、厚めの毛布を2枚とフリースやダウンを追加しておきました。最近は奥さんがずいぶん準備に手慣れてサクサクと準備を進めてくれるのでとても助かります。
奥さんが準備している間に、私はハイエースのリアゲートに簡易キャリアを設置して、ゴミ箱用の収納ボックスを取り付けます。うちでは車中泊旅で出たゴミは基本的にすべて持ち帰るようにしています。3泊以上の車中泊の場合、ゴミの量がどうしても増えてくるのでゴミ箱を車外に設置するようにしています。これなら車内でゴミたちと共存しなくて済みます。
うちの場合下の子がまだ紙パンツなので、紙パンツwithうん〇の香しさといったらそれはもう…(笑)

ゴミ箱の設置が終われば、つぎは水タンクに水を入れて床下にセットします。乾電池式の灯油ポンプで汲み上げる方式にしているので、念のため灯油ポンプを少し作動させて電池の残量もチェックしておきます。予備の乾電池も点検OKです。それから、車載冷蔵庫の電源を入れて庫内温度を03度くらいに設定してから、冷蔵庫に入れる食材を積み込んでいきます。牛乳やオレンジジュースのパック、卵、ハム、豆腐、サラダ用の野菜、フルーツ、ヨーグルト。もちろん缶ビールも。朝ごはんの食材はこれで大体揃います。

あとは奥さんが準備してくれた着替えや追加の毛布等をつみこめば準備完了です。念のためスマホのメモ帳に保存してある「車中泊準備セット」を読み上げて忘れ物がないかチェックします。これがいつものルーチンです。それでも何かしら忘れ物するから不思議なのですが。

あとは出発前に洗濯乾燥機を回して、家の前の掃き掃除もしておきましょう。週末留守にするので、そろそろ散り始めたキンモクセイの花や落ち葉を出発前に掃除しておかないといけません。
なんだかんだで出発は20時半になりました。お腹もペコペコです。さあ、いよいよ出発!


と、出かけてすぐに自分の足元がサンダルのままであることに気づきました。
よくやってしまうんです。人にさんざん「忘れ物はないか?!」と聞くくせに自分の足元には無頓着という。
いったん引き返して靴に履き替えてから、再び出発します。

この日は、街道沿いにある行きつけのラーメン屋さんで腹ごしらえしてから高速に乗り、新名神の鈴鹿PAで車中泊しました。
夜22時半に鈴鹿に到着し、コインシャワーを浴びてから寝ました。


夜中に少し雨が降ったようですが、翌朝はよく晴れています。

今日は精進湖のキャンプ場を目指す前に、苅谷ハイウェイオアシスで少し遊び、それから焼津港で美味しい海鮮丼を食べてからキャンプ場を目指すという計画です。
精進湖のキャンプ場は予約ができないので、現地に行ってみないと空き状況が分からないというのが少し不安なところで、あまり夕方になるとキャンプできるスペースが空いていない可能性があります。できれば14時か15時までには到着したいところです。そのために金曜の夜に出発して前泊したので、まあ鈴鹿を朝9時に出発すれば余裕だろうと踏んでいたのです。

予定通り鈴鹿PAを9時に出発し、苅谷ハイウェイオアシスに到着したのが10時くらいでした。ここで少しだけ遊んでいくつもりが子ども達の粘りにあい、少し予定が狂いました。まあ、あれだけアトラクションや遊具がそろっていれば、短時間で出発というのは無理な話しでしょう。苅谷ハイウェイオアシスに寄る時は1~2時間は覚悟しておいた方がよさそうです。
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そこから車を走らせて焼津港に到着したのが12時半くらいでした。


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港に面した海鮮のお店はとても人気があり、すでに行列ができていました。それでも回転が速いせいか比較的早めに座ることができ、美味しい海鮮を味わうことが出来ました。海鮮丼1200円、中トロ丼1800円。中トロはさすがに絶品でした。味が濃いと言うんでしょうか?口の中でマグロがとろけるようになくなっていくんですが、味の余韻がいつまでも口の中に残るという感じです。

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精進湖自由キャンプ場は文字通り自由なサイト

焼津港を13時過ぎに出発し、インターの手前で地元の美味しい練りものと筋子を仕入れてから、再び高速に乗って新富士ICで降り、そこから国道139号線を北上して精進湖に着いたのが15時半くらいでした。


「精進湖自由キャンプ場」という名前のそのキャンプ場は、文字通り完全なフリーサイトで一切区画がされておらず、先着順に自由にテントやタープを張れるようになっています。
私たちが到着した時にはすでにほとんど満杯状態で、色とりどりのテントやタープが所せましと張られていました。テントのすき間を縫うようにして狭い通路をハイエースで進入していき、かろうじてハイエース1台をねじ込むように空きスペースに停めることができました。ハイエースの横に小さなタープ1枚と1~2人用のドームテントをぎりぎり張ることができましたが、到着があと少し遅かったら今夜のキャンプは諦めなければならないところでした。
本当は、テントとタープで場所を確保してから、車で温泉に繰り出そうと考えていたのですが、温泉に出ている間に場所を取られてしまったら元も子もないので、今夜はお風呂は諦めてドライシャンプーのお世話になります。



以前(4~5年前?)ここに来た時は、もっと人が少なくてのんびりできたイメージだったのですが、最近のキャンプブームのせいなのでしょうか。こんなに混んでいるとは思いませんでした。
それと、来てみてから気づいたのですが、ここ自由キャンプ場の湖畔からは子抱き富士は見ることができません。どうやら、子抱き富士が見えるのは自由キャンプ場ではなくて、もう一つ先にあるカヌーの艇庫がある方の湖畔のようです。翌朝、そちらのカヌー艇庫がある湖畔にも行ってみましたが、その場所は現在はキャンプは禁止らしく、わずかにカヌー艇庫の隅の方に「精進湖キャンピングコテージ」という小さな有料キャンプサイトが区画されていました。
精進湖でキャンプをするにはこのどちらかを選ぶしかないようです。


それにしてもこの空前のキャンプブーム。1970~80年代のキャンプブームの時とはまた様相が違う感じがします。テントは大型になり、道具の数が増え、装備はどんどん豪華になり、どこも競うようにおしゃれなキャンプサイトが並んでいます。
さぞかし金かかってるんだろうなあ…。
設営と撤収にどれくら時間かかるんだろう?

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うちは、ハイエースの横にカーサイドタープを張って、ワンタッチテントを広げたら完成です。10分ほどで設営が終わりました。


今回の車中泊キャンプでは、先日DIYしたばかりのワンタッチテントを初めて使ってみる機会となりました。
最終的にはハイエースの屋根に乗せるルーフテント計画のためのワンタッチテントなのですが、まだベースのキャリアができていないので、今回は一足早くワンタッチテントだけお試しで使ってみることにします。


子どもたちがペグ打ちを手伝ってくれました。
子どもたちはハンマーでトンカン叩くのが気に入ったみたいです。ペグを叩く時に間違って自分の指をハンマーで叩いて大泣きしたりもしましたが、そうやって少しずついろんな経験をして子どもは成長していくのです。
ハンマーで叩いた指は少し腫れましたが、それくらいで大騒ぎしてはいけません。



さて、まだ時間は早いですが、日の入りが早くなってきているので、早めに夕食の支度をしておくことにしましょう。
羽釜のミニかまどでご飯を炊き、家から持ってきた野菜と豆腐をナベに放り込んで味噌仕立てのけんちん汁を作ります。

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ご飯とけんちん汁が煮えるのを待つ間に、周囲を少し探検してから、焚き火のための枯れ枝を拾いに森の中へ入っていきました。4人で集めると、すぐに山盛りの枯れ枝が集まりました。子どもたちと焚き火を楽しむには十分な量です。


そろそろテントに戻ろうかと話していた時、ふと奥さんが、「あ、山椒あったよ!」と。
森の中で山椒の木を見つけたようです。
見ると、たしかに背丈1mほどの小さな山椒の木が生えています。

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よくこんな小さな山椒の木を見つけたものです。奥さんもだんだん野外生活に目が慣れてきたのかもしれません。

これはけんちん汁に入れたら良いかもね。


ということで、山椒の葉っぱを少し摘んで、晩ご飯のけんちん汁に入れていただくことにしました。


テントに戻る頃にはだいぶ薄暗くなり、肌寒さも増してきました。子どもたちは厚着を嫌がりましたが、風邪をひかないようにフリースと上着を着せてやります。自分たちもしっかり着込んでから、早めの晩ご飯にします。お腹がもうぺこぺこです。

今夜のメニューは炊き立てのかまどご飯に筋子を乗せたいくら丼と、けんちん汁、そして焼津港の美味しい練りもの。
けんちん汁にさっき摘んできた山椒の葉を入れていただきました。
野生の山椒の葉は香り満点で、びっくりするくらい美味しかったです。
寒さのせいもあって温かい汁物が身体に沁みていきました。

森の中で出会った山椒がキャンプの晩餐を豊かにしてくれました。
精進湖の森の神様とうちの奥さんに感謝です。



ご飯のあとは焚き火を楽しみました。

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火にかざしている手のひらだけが暖かく、身体は夜の冷気で冷えていくのが分かります。
精進湖畔は標高が900mあります。比叡山の標高が848mなので、ここは比叡山の山頂より高い場所ということになります。


森で集めた細い枯れ枝はくべてもくべてもすぐに燃えていき、山盛りの枝はまたたく間になくなっていきました。


焚き火の炎が絶えるのは名残惜しいですが、これ以上外にいると身体が芯まで冷えそうなので、みんなでテントの中に入って、しばしオヤツタイムにすることにしましょう。

テントのサイズは1.8m×1.2mで、家族4人がなんとか座れる広さです。身体を寄せるようにかたまってオヤツをいただきました。
寝るのは2人が限界でしょうね。

薄いテント生地ですが、フライシートを閉めて4人でオヤツを食べていると、体温と呼吸でテントの中はだんだん暖まっていきます。


オヤツを食べて身体が温まってくると、お腹も心も幸せになってだんだん眠くなってきました。
子どもたちは初めのうち、「今日はテントで寝る!」と言っていましたが、ママがハイエースで寝ると聞いて不安になった様子で、結局3人とも車内へ。
テントは私1人で寝ることになりました。


「また明日ね!おやすみ〜」と3人はハイエースの中に入っていき、テントの中に1人横になりました。

周りでは他のキャンパーたちの話す声や笑い声が聞こえてきますが、やがて眠ってしまったようです。朝方少し肌寒さを感じましたが、おそらく氷点下までは下がっていないでしょう。これくらいなら3シーズンのシュラフと毛布で十分大丈夫です。

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翌朝6時に他のキャンパーたちの物音と話し声で目が覚めました。
ハイエースの車内だと周りの物音はあまり聞こえてこないので静かなのですが、テントだと音が筒抜けなので、夜遅いキャンパーと朝早いキャンパーの両方の影響を受けます。
これはある程度仕方ないですね。
しばらく、もう一度眠りに入れないか頑張ってみましたが、どうやっても眠れそうになかったので諦めて起きることにしました。


まだ子どもたちも奥さんも寝ているので、1人でコンロでお湯を沸かし、コーヒーを淹れて飲みながら、ワンタッチテントを畳んだり、焚火台を片づけたりして時間を潰しました。それから、卵を焼いてスクランブルエッグを作ったり、朝ごはんのサラダを作ったり、昨日のけんちん汁の残りを温め直したりして、さらに時間を潰しました。
それでもまだみんな起きてこないので、朝日に輝く湖畔を少し散歩してから、昨日の森にもう一度入って行って、また山椒の木を見つけて少しばかり摘んできました。


いつも家族で行動していると、こんな風に一人で行動することがほとんど無くなって、逆に不思議な感覚を覚えます。
かつてバイクにシュラフを積んで野宿旅をしていた頃は一人が当たり前だったのに、今は一人は寂しいと感じる自分がいて、家族の存在の大きさというのを実感します。

ハイエースでの車中泊バンライフ。うちの場合はやはり家族4人でなければ成り立たないということを改めて認識しました。



番外編 1. 精進湖畔キャンプでの入浴施設

精進湖から車で10分ほどのところに「上九の湯」という温泉施設があります。

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今回の車中泊キャンプでは私たちは夜に入れなかったので翌朝に利用したのですが、アルカリ性でややぬるめの柔らかなお湯でした。大人730円。幼児は無料でした。
キャンプ明けの朝風呂も良いもんですね。

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番外編 2. 甲府名物ほうとう

精進湖から甲府へと抜けていく途中、名物のほうとうをいただきました。
ほうとうというのは、もとは武田信玄の頃の軍事食だったそうですね。以前食べた時はあまり美味しい食べ物というイメージがなかったのですが、鍋で煮込まれた野菜の旨みがつゆに染み出して、美味しい食べ物だなぁと改めて思いました。
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ご夫婦でやっておられるお店のようで、ほうとうは注文してから少し時間がかかります。
雰囲気のあるお店で畳のお座敷もあるので、子どもたちとのんびり過ごして待ちました。
子ども連れにはお座敷があるお店はありがたいですね。
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ほうとうが名物なのに、お店はなぜか「十割そば」と看板が出ています。
十割そばが目当てで入ると、少しだけ期待とのギャップを感じるかもしれません。決して美味しくないというわけじゃなくて、十割そばという言葉から連想する蕎麦のイメージと、出てくるそばやそば湯がちょっと、アレ?っていう感じなんです。

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このあと私たちは松本を目指し、初冬の美ヶ原高原での車中泊へと続きます。
それはまた次回。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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