ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

秋の信州車中泊の旅ブログ





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
先日、紅葉真っ盛りの信州を車中泊旅してきました。今回は秋たけなわの信州車中泊旅ブログをお届けします。

信州の紅葉ベストシーズンはいつ?

さて、信州の紅葉ベストシーズンはいつ頃でしょうか。これが実はなかなか難しい問題です。
信州と一口にいっても北信越から南信地方まで縦に長いのと、同じ信州でも平野部と山岳地帯では標高差が2000m以上ありますから、「信州で一番紅葉が美しい時期」というのはなかなか答えを出しづらいところです。
以前暮らしていた霧ケ峰あたりは標高が1500mくらいありました。そこだと10月上旬に初雪が降り、10月いっぱいが紅葉でした。11月は冬支度、12月初旬にスキー場がオープンして、そこから4月までずっと雪の中でした。もっと標高が高い場所なら紅葉はさらに早まるでしょうし、比較的暖かい南信なら11月でも紅葉を楽しめると思います。
ただ、信州の平地に住んでいても紅葉を楽しむ場合は少し山に入っていきますから、およその目安としてはやはり10月下旬くらいを狙っておけば、気象条件が多少ずれたとしてもどこかしらで紅葉を楽しむことはできると思います。


そんなことで、今回は10月下旬の信州へ行ってきました。例年より季節が進むのが少し遅めな感じでしたが、なかなか見ごたえのある美しい景色にたくさん出会えました。



ところで、「紅葉」と一言でいっても、赤くなる葉っぱ、黄色くなる葉っぱ、そして茶色くなる葉っぱもありますね。
朝夕の気温の変化によって葉っぱの中の葉緑素が色素変化を起こして葉っぱが色づくわけですが、木の種類によって、先に抜けていく色素と最後まで残る色素に違いがあり、その違いが赤や黄色や茶色という変化を生み出します。しかも夜と昼の気温差によって、同じ赤でもオレンジ系や深紅など様々な変化があり、それが山全体を包むことで目の覚めるようなグラデーションが生まれるわけです。


それともう一つ、紅葉の美しさに関係するのが太陽光線の角度です。時間によって太陽の光が差す角度は変わりますが、太陽が空高くにある日中よりも、朝早くか日が西に傾いたころの方が、紅葉がより綺麗に見えます。これは紅葉に限らず写真撮影全般に言えることですが、横方向から光が差す方が撮影には向いているのです。


実は人間の目というのはとても精巧にできていて、瞳孔が光の量を絶妙に調整するので、まぶしいときでも暗いときでもそれなりに物が見えるようにできています。なので人間の目はどんな紅葉を見てもそれなりに「美しい」と感じますが、写真に撮ってみると、自分の目で見たのとは全く違う「べたっ」とした写真になってしまうことがあります。これはカメラのレンズが人間の目ほど精巧にできていないからです。だから、紅葉をきれいに撮ろうと思ったら、人間の目よりもっとハッキリと光のシチュエーションを作ってやる必要があるわけです。
そのポイントというのが、「横から差す光を使って」「光と対象物に対して90度の角度から撮る」。この2つが大切です。

今回立ち寄った信州おすすめスポット

1.イチョウの葉が鮮やかな松本アルプス公園

うちの信州の旅といえば定番の一つが松本市アルプス公園です。年に1~2回信州を訪れますが、ほぼ必ず立ち寄っていると思います。前回は梅雨空でしたが今回はカラッと晴れて気持ちいい秋のアルプス公園を楽しんできました。


アルプス公園ではローラーコースターに長蛇の列ができていて、乗るのを楽しみにしていた子どもたちは、じっと我慢して30分以上長い列に並び、ようやく1回だけ乗ることが出来ました。もっと乗りたかったと思いますが、さっきより更に列が長くなっているのを見た子どもたちは、もう一度並ぶのはやめて公園の遊具で遊ぶ方を選びました。


下の子は人の手を借りずに高い崖のぼりを1人で登り切ることができました。
上の子は木登りの遊具を他の子と争わず、譲り合って楽しむことができていました。こうした子どもたちの小さな変化や成長を見ることができるのも、家族で車中泊旅に行く有意義な時間の一つです。

仕事と家事に追われる平日はなかなか子どもたちに目を向けてあげることができないので、車中泊の旅では観光スポットを回るだけでなくこういう時間も大切にしたいと思います。


アルプス公園近くにひっそり建つ猿田彦神社

アルプス公園から松本市内に下る道のすぐ近くに「猿田彦神社」という神社があります。

小さな神社で、由緒書きの看板も見当たりませんでしたが、猿田彦という名前から、間違いなく「サルタヒコ」つまりインドから伝来した外来神を祀る神社であることが分かりました。


いきなりインドというと何のつながりかと思うかもしれませんが、サルタヒコは古代出雲とのつながりを示す神と言われています。
インドから大陸を経由して日本に渡ってきた古代人が出雲で縄文文化を築いたと言われていて、彼らは人々の信頼を得て鉄器の生産を土台にその支配力はかなり広くまでおよんだそうです。その後、朝鮮からの渡来勢力(これがのちの弥生文化と言われているようですが)、そして大和朝廷への国譲り、その後日本国家が統一されていく過程において、古代出雲大国は過去の闇の中に埋め込まれてしまったかに見えますが、その流れの一つが出雲から日本海を上り、北陸あたりから信濃に入り、今の諏訪大社を築いたのです。だから諏訪大社の御柱と出雲大社の高層建築物とはルーツが繋がっています。


また、長野県内の各地にある「道祖伸」もサルタヒコとつながります。サルタヒコは太陽の神であり、海の神でもあり、そしてサルタヒコはまた人々を導く・先導する神でもあったようです。サルタヒコは背が高く、鼻が長いという特徴があり、夫婦和合の象徴でもあったようです。それが、男女が並んで立つ道祖神の原型にもなっているのでしょう。


こうした、民族伝承の世界や民俗学という分野は、教科書では教えてくれない日本人のルーツを知る上でとても参考になります。
旅先で出会う古い神社や遺跡は、思わぬところで点と点が繋がって線になったりするのでとても興味深いです。
今回の車中泊旅でも、思わぬところで古代出雲の片鱗と出会うことができました。



針葉樹と広葉樹が織りなす紅葉のビーナスライン

標高1800mの美ヶ原高原で一夜を過ごした私たちは、翌日ビーナスラインを抜けて霧ケ峰、車山と秋の高原ラインをドライブしながら、白樺湖から茅野市街を通って諏訪湖に立ち寄ってから帰路につきました。

ビーナスラインを進むにつれて八ヶ岳や蓼科山が眼前に迫ってきます。

八ヶ岳のいちばん右端は編笠岳のなだらかな稜線になっていて、その稜線の向こうに薄っすらと見えるのが富士山です。かなり距離が遠いので、八ヶ岳より富士山の方が低く見えますね。

ビーナスラインから富士山までは200km以上離れていますから、雲のない晴天で、かつ空気が澄んでいる時じゃないと富士山は見ることができません。今回の旅では秋晴れの晴天が続いてくれたおかげで、富士山を望むことができました。


ぴざ屋という名前の美味しいピザ屋
さて、極上の秋を満喫した私たちは最終日のお昼ごはんに美味しいピザをいただきました。




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