ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

初冬の美ヶ原高原で車中泊


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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は間もなく冬をむかえる美ヶ原高原での車中泊の様子をお届けします。

11月下旬から冬季閉鎖、冬間近の美ヶ原

私たちが車中泊してきたのは10月の終わりの美ヶ原。紅葉がとてもキレイな時期でした。夜間は氷点下まで冷え込む寒さですが、日中はポカポカ温かさも感じられ、晩秋から初冬の信州の高原を楽しむことができました。

まだスタッドレスタイヤが必要なほどでもなく、路面はノーマルタイヤで全然大丈夫でした。


前日を富士五湖の一つ精進湖で車中泊キャンプをした私たちは、翌朝山梨から甲府、そして松本へと目指し、松本アルプス公園で夕方まで遊んでから、松本から扉峠を越えて美ヶ原高原に向かいました。

このルートで美ヶ原を目指す場合には、あらかじめ松本市内で食料などの買い出しを済ませておく必要があります。当然ながら山の上では食料は手に入りません。
また、入浴施設に関しても山の上にお風呂はありませんから、松本市内でお風呂を済ませておく方がいいと思います。

松本には各地に温泉が点在していますから、道すがら寄って行くのがいいでしょう。

松本にはこじんまりした温泉が沢山ありますが、そういう地元ならではの小さな温泉が利用しにくいという方はスーパー銭湯のようなファミリーで利用できる入浴施設もあります。
北松本にある「瑞祥」なんかがおすすめです。
http://zui.sakura.ne.jp/



松本市内から美ヶ原高原までは1時間半ほどの道のりです。このルートは途中かなりつづら折れが続く険しい山道となります。
今の時期は、17時くらいにはアルプスの稜線の向こうに日が沈んで、あたりは真っ暗になってしまいますから、あまり急がずのんびり行きましょう。


ちなみに、美ヶ原を目指す方法としてはこの松本ルートの他に、諏訪湖から霧ヶ峰を目指してビーナスラインを通るルート、同じく茅野から白樺湖を目指してビーナスラインを通るルートなどがあります。ビーナスラインルートの方が美ヶ原高原へのアクセスとしては一般的です。

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中央道の諏訪インターから先に白樺湖や車山方面を目指し、ビーナスライン経由で美ヶ原へ、そして美ヶ原から松本へ下るというのが行程的には分かりやすくて無難かもしれません。
今回私たちはその反対のルートを通りました。2日目に美ヶ原から車山へと逆のコースを辿る予定です。


さて、松本から美ヶ原へと、夕闇せまるつづら折れを上るにつれ、家族みんなの口数がだんだん少なくなっていきました。暮れていく闇に吸い込まれそうな不安と自然への畏敬がそうさせるのでしょうか。


やがて扉峠を登り切るとビーナスラインと合流し、来た道が間違っていなかったことに少し安堵します。このあたりの標高は1600mと表示が出ています。かなり登ってきました。

ここから先のビーナスラインも相変わらず急坂のつづら折れが続き、カーブを曲がるたびに標高を示す看板の数字が増えていきます。
標高1600、標高1700、標高1800...
標高1800mを越えたところでようやく山の中から高原地帯に出たようで、暗闇の中でもカーブのアールが少し緩くなるのが分かります。美ヶ原が近づいてきたようです。


草原に出ていくつめかの緩やかな左カーブを抜けようとした時、目の前の小高い丘に10数頭のシカの群れが草を食んでいるところに遭遇しました。思わず急ブレーキをかけ、シカたちと真正面から向き合う格好になりました。

皆が一斉にこちらを凝視しています。


あまりに沢山のシカの姿にびっくりした私たちですが、シカたちの方はあまり動じる様子もなく、立ち去ろうともしません。むしろ私たちの方が夕食の時間に突然お邪魔してしまった珍客のようで、申し訳ない感じでそこを立ち去り、また車を走らせました。

今までも1頭2頭のシカに遭遇することはありましたが、あれだけ沢山のシカの群れと出会ったのは初めてでした。

さえぎるもののない大自然のど真ん中に眠る

動物園やサファリパークではない野生のシカたちとの出会いに感激しながら、さらに車を進めると間もなく、美ヶ原高原の道の駅の看板が見えてきました。
看板に従って左折すると、美ヶ原高原美術館に併設された道の駅の広大な駐車場があります。


そこは、収容800台。サッカーグランドが3つ4つ作れそうなほどだだっ広い駐車場です。初冬の、しかも日曜の夜ですから誰もいないかと思っていましたが、他にも何台か車中泊の車が停泊していました。広い駐車場に、それぞれが思い思いの場所に停泊しています。
私たちも奥の方の空きスペースに車を停めました。


ここは、元々美ヶ原高原美術館の駐車場だったところを、道の駅として開放している形になっています。道の駅といっても美術館の横にトイレ施設があるだけで、17時に美術館が閉まればトイレ以外には何もありません。
まあ、他の道の駅も夜には店舗は閉まるので、同じといえば同じですね。


それにしても、よくまあこんなに広大な駐車場を作ったものです。美ヶ原高原美術館ができたのは1981年ですから、まさにバブルのころ。リゾート産業がどんどん活気づいて、東京から若者が車で「清里」「軽井沢」そしてビーナスラインへと押しかけた時代です。
松任谷由実さんの「中央フリーウェイ」が発表されたのが1976年ですから、まさに中央フリーウェイを車飛ばして清里やビーナスラインへ向かうのがステータスだった時代です。そのころは、この広大な駐車場が満杯に埋まったことでしょう。

そんな夢のあと先のような広大な駐車場に車を停め、車内で晩ご飯を食べたあと、少し外に出て星空を眺めてみました。

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標高1800mの遮るもののない高原の夜はさぞかし綺麗な満天の星空かと思っていたのですが、松本平や佐久平の街の灯りが空を照らしてしまって思ったより星が見られませんでした。


前回山口県の秋吉台で見た星空の方が断然きれいに感じました。


それにつけてもこの冷気。すでに氷点下に下がっていると思われます。刺すような寒さです。
真冬の美ヶ原はマイナス20℃以下になりますから、それに比べればまだ大したことはないはずですが、日中の陽気からのギャップに震えが止まらず、星空観察もそこそこに車内に退散しました。
あわよくばワンタッチテントを張って屋外に寝ようかと思っていたのですが、とても3シーズンシュラフ1枚では凍死しそうだったので、今夜は車内で家族4人で丸まって眠ることにしました。


前日が精進湖畔での過密キャンプで、周りの話し声や物音であまり眠れなかったのと比べると、今夜のこの美ヶ原高原の静かな夜。
外の冷気とは裏腹に車内は暖かく、4人ともすぐに寝入ってしまいました。


大草原の真ん中の小さなハイエースの車内で、家族のたてる寝息がくうくうと、静かな夜のとばりに溶けていきます。


高原で迎える朝

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寒いですが、とても清々しい朝です。
駐車場の奥の方に停めたので、トイレまでかなりありましたが、朝の散歩をかねて子どもたちとトイレまで歩いていきました。
ここのトイレは暖房設備が完備されていて、ウォシュレットもあり温かいお湯が出ます。標高が高い場所なので、水道の凍結防止など維持費もけっこうかかることだろうと思いますが、とても綺麗なおトイレで快適でした。



トイレのあと、周りの景色を楽しみながら歩きました。

遠くに北アルプスの山々、そして東には浅間山が見えます。

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大人の目にも雄大なこの大自然の景色は、幼い子どもたちの目に一体どんな風に映っているのでしょう?
子どもたちが大きくなった時、今度は自分たちの目でもう一度この景色を見に訪れるのでしょうか?



これから先の時代がどんな時代になっていくのか、私たち大人には遠い未来は見えませんが、今自分たちにできることは、子どもたちに沢山の経験をさせてやり、綺麗な景色をたくさん見せてやり、本当に美味しいものを舌で感じさせてやり、子どもたちの五感や感性をできるだけ育ててやることだと思っています。

先が見えにくい世の中だからこそ、大切なことは自分の目と耳と心で真実を見極めるしかないのだと思います。

旅は、そういうことを子どもたちと一緒に学ぶ絶好の機会だと思っています。

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高原でゆっくり朝食を食べたあと、美ヶ原高原美術館を見学してきました。
この美術館はフジテレビが経営管理している美術館です。建物の中に入るとフジテレビのマークや、フジテレビの番組の宣伝ポスターが貼られていました。
入場料は大人1000円。幼児は無料です。

建物を抜け屋外に出ると、高原の丘陵の中に遊歩道がめぐらされていて、そこかしこに造形物が展示されています。
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幾何学模様のオブジェや、抽象的な造形物、巨大なモニュメント、草原で草を食む野生動物たち、大きなヒトの足とそこにとまっているバッタ。。。雄大な草原の中にアートが展示されている様子はここでしか見ることのできない不思議な風景です。
以前にも一度来たことがあって、その時は深い霧の中でそれも幻想的な雰囲気でしたが、今回のような抜ける空の下もやはり気持ちいいものです。

美術館の一番高い場所に塔があって、一番上まで上がることができます。
そこは標高1981m、360度アルプスを見渡せる展望台になっていました。
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今年の営業は11月8日で終了したようです。これから長い冬季閉鎖になるんですね。


冬目前の美ヶ原を堪能することができ、今回もいい旅になりました。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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