ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、わが家のハイエースのルーフテント計画の製作過程の様子をお届けします。
構想2ヶ月いよいよ製作段階へ
ルーフテント計画が浮上してきたのが9月のことなので、それから2ヶ月経ちました。
その間何もしていなかった訳ではなくて、さまざまな情報収集と設計、必要部材の洗い出し、金額の計算、そして部材発注など下準備を行っていました。製作そのものよりも構想や下準備の方にいつも時間がかかります。
今回製作しようと考えているのは、ハイエースの屋根の上に小さなテントを張るための平らなスペースを作ることです。テントスペースは1.5m×2mくらいになる予定です。
屋根の上には100Wのソーラーパネルがすでに2枚乗っていますから、最終的に屋根の上はソーラーパネルとテントスペースでほぼ全面埋まることになります。そうして作った平らなスペースの上にテントを張って、ハイエースの室内と屋根の上に分かれて眠ることで就寝定員を増やそうというのが今回のハイエースルーフテント計画です。
人が2~3人乗れるくらいの強度と、雨露でも錆びない耐候性と耐久性、そしてなるべく軽いこと等を考えると、素材はアルミがいいだろう、とまあ、これくらいのことは想像がつきますが、アルミ素材の強度に関する予備知識がないので、どれくらいの材料をどう組み合わせれば強度的に足りるかということがよくわかりませんでした。
メインとなるフレームはアルミ、そしてジョイント金具やボルト、ネジなどはステンレス部品を揃える必要があります。市販の部材を組み合わせて作ろうと考えているので、なかなかぴったりくるサイズや形が揃いません。少しでも安く仕上げるために代用品を使ったり安い材料を探し回るので、材料集めにはいつも難儀します。
材料を買う場合、なるべく部品の取り合い(部材をなるべく無駄がないようにカットして、最小限の材料で効率的に材料を調達すること)を考えて必要材料を揃えたいところですが、あまりギリギリで計算すると、あとで計算違いや設計変更が出た場合に材料が足りなくなって結局買い足すはめになり、時間も労力もロスします。無駄だと思っても多少多めに買っておくのがいいんでしょうね。
うちはいつもギリギリで計算するので、途中で足りなくなって結局あとで買い足しに走ることになります。根が貧乏性なんでしょうね。これは多分治りません(笑)
今回の製作に使う部品は、ビスなど細かい材料を含めるとざっと考えただけでも全部で200点以上になります。さすがにこれくらいの規模の製作になってくると、ラフなものでいいので設計図やパーツリストを紙に書いておかないと頭がこんがらがってきます。
製作するルーフテント(フラットスペース)の大まかなイメージとしては、
1. 既製品のカーキャリアを土台にする
2. キャリアと交差させるようにアルミ角材(たて桟)を下から固定する
3. たて桟の上にアルミ角材を等間隔に並べて横桟にする
4. 並べた横桟の上にボードを置いてフラットスペースを作る
ざっとこんな感じです。
これをさらに具体的な作業手順に落とし込んでいくわけですが、この作業手順も一度書き出してみることをおすすめします。書き出してみることによって自分の中でのシミュレーションにもなりますし、作業の順番もイメージできます。先に済ませておかないといけない工程が後になってから分かり、一からバラしてやり直しになることがあるんですよね。こうした手間が確実に減ります。
また、紙に手順や作業の順番を書いてみると、矛盾点が見えてきたりして、計画の見直しにもなりますし、作業しながら考えることが減って作業がスムーズに進み、時間短縮になります。
考える時間は行き帰りの通勤電車の中でもできますが、作業は休みの日にしかできません。サラリーマンにとって休日は大切な家族との時間&大切な作業時間なのです。
休みの日は「考えるより動く」。これが私のモットーです。
さて、話しが総論になってしまいました。
ルーフテント計画製作の様子をお届けしていきましょう。
使用する材料やかかった費用、それから具体的な作業手順などについてはブログの一番最後にまとめて書き出してみようと思っています。
まずはソーラーパネルの移設
うちのハイエースは屋根の後ろの方にソーラーパネルを2枚乗せています。ルーフテント計画にあたって、屋根への登り口をハイエースのリアゲート、またはスライドドア後方から梯子で上がるようにしたかったので、まずはソーラーパネルを前方に移設する必要がありました。
今ついているソーラーパネルのケーブルは5mで、このままで長さが足りれば助かったのですが、今の位置から前に2m動かすにはケーブルが足りません。MC4ケーブルというソーラーパネル専用の太いケーブルを追加で5m×2本購入しました。
ポータブル電源につないでいるケーブルを抜き、床下からリアゲートへたぐり出し、さらにリアゲートの隙間から車外へ引き出してゆとりを持たせておきます。
続いて、キャリアのノブを緩めて、ソーラーパネルを固定しているキャリアごと前方に移動させていきます。1人では動かしづらいので奥さんに手伝ってもらい、2人で「せーの」で動かすと、キャリアは案外軽くルーフレールの上をスライドしていきました。
この時はじめて気づいたのですが、ハイエースのルーフレール前方は少し下向きにカーブしているんですね。あまりギリギリまで移動させるのは強度的に何となく怖かったので、キャリアの前側のフットが前席ドアの真ん中あたりに来る位置に置いてみました。このあたりまではレールがかろうじて水平です。念のためまだフット位置は固定せずにこのままにしておきます。
次に、新たに購入した同じキャリアを1セット組み立てていきます。
うちのおすすめ「INNO INLDK」というこのキャリアは、ローダウンタイプといって屋根とバーの間隔がギリギリまで低くデザインされています。見た目もスタイリッシュですし、最大積載量も一般的なキャリアの最大積載量60kgに対して75kgまでOKなんですね。
これだとあまり頭でっかちにならず、キャリアがすんなりボディに馴染みます。
ちなみに、ハイエースナローボディの場合、キャリアバーは1470mmのものを買いましょう。この長さを間違えると取り付けられません。
キャリアを追加して4本足になりました。まだフットの位置は固定していません。
バーまでの高さは206cmですから、キャリアをつけた状態で210cmの立体駐車場に入ることができます。今回のルーフテント製作ではこのキャリアの高さを極力維持したままでフラットスペースを確保したいと思っています。
続いて、キャリアバーと直角に交差する縦桟(長さ2m)をあてがってみて、リアゲートを開いた時にギリギリ当たらない位置に調節します。そして横桟の間隔を考慮して一番後ろのキャリアのフット位置を決めます。
つまり、後ろから順に位置を決めていくわけです。
キャリアバーの間隔は90センチ。後ろから順に位置を決めていくことで最終的に、先ほど前に移動したソーラーパネルの位置も少し微調整します。
ここは面倒がらずに丁寧に測りましょう。
左右差や狂いがあると、結局やり直す羽目になります。
位置が決まったらフットを固定していきます。
次の工程はキャリアと縦桟の固定ですが、今日は午前中に材料の買い出しに行って午後からの作業になったため、この時点で既に日が暮れてしまいました。
なかなか先は長そうです。
それでは続きはまた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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