ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース ルーフテントキャリア製作〜完成へ





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

ルーフテント計画完成間近

ハイエースの屋根にテントを張って、そこで寝ればハイエース車中泊の就寝定員が増やせる!という「ハイエース ルーフテント計画」
いよいよ完成が見えてきました。


ソーラーパネルの移動、ベースキャリア設置、縦桟の取り付け、そして横桟の設置まで進み、ルーフテントの枠組みは完成しました。
あとは天板を貼る工程なのですが、その前に屋根に上がるための梯子の製作に取りかかりたいと思います。


当初、梯子は伸縮式の既製品を買おうと考えていたのですが、25mm角のアルミバーがちょうど2本余りそうだったので、それを使って自作することにしました。


ハイエースのリアゲートに取り付けるラダーもカッコ良さそうだなと思ったりもしましたが、うちは車中泊の時にリアゲートを開けた状態で過ごすこともよくあるので、リアラダーは案外使い勝手が悪いかもしれないと思い断念しました。
それと、ルーフテントで使うワンタッチテントは出入口が横開きなので、リアゲートから上がるとテントの出入りがしにくいんですよね。


いろいろ考えて、梯子は車の側面後方にかけることにしました。
梯子の長さは240cmにします。これは4尺の脚立を開いて立てた時の長さと同じくらいです。
梯子のラダーの数は7本。そうすると梯子のラダーの間隔は約30cmくらいになります。

梯子は縦の棒と横のラダーとが井形に交差するのではなく、縦の棒の間にラダーがはさまる形にしました。この方が梯子の厚みが薄くてスッキリします。
梯子は折り畳まず、ルーフテントキャリアの上に横たえて固定して、テントを張る時にキャリアから下ろして使うようにしようと思います。


梯子の縦の棒とラダーとを固定するためにL型の金具がたくさん必要になりますが、買うと高くつくので、L字のアルミアングルからサンダーで切り出すことにしました。


ラダー1本に対してL字金具が4つ必要なので、7本のラダーで28個のL字金具を切り出します。

厚さ0.8mmのサンダーは切れ味抜群で「チュイン チュイン」と軽く切断できます。サンダーの刃は色々な厚みや種類がありますが、切断用にはこの極薄タイプが断然使いやすくておすすめです。
ただ、極薄なためどんどん刃が消耗していくことと、バリ取りなどで刃のサイドを使うとすぐに刃が欠けたりするので、そこだけ注意が必要です。


さて、L字金具が切り出せました。
このL字金具とステンレスのドリルビスを使って、1本のラダーに金具を4つ使い、縦の棒にラダーを固定していきます。


組み上がった梯子はスジカイを入れなくても十分強度がありそうです。斜め方向に力を加えてもびくともしませんでした。

続いて、コの字型のアルミチャンネルの残りを使って、梯子をキャリアに引っ掛けるためのフックも自作しました。


キャリア側には、サイドバーにステンレスの凸型金具を取り付けて、梯子のコの字フックを引っかけるようにします。


梯子はオールアルミなので、片手で軽く持てる重さです。1.5kgくらいでしょうか。
使わない時はキャリアの上に載せて、ベルトで2か所ほど固定しておけば落ちる心配はありません。


アルミ複合板で天板製作

さて、ルーフテント計画も残りわずか。次は縦桟と横桟の上に天板を乗せる工程です。使うのはアルミ複合板という、アルミ板と樹脂素材がサンドイッチ成形された薄い板です。

アルミ複合板は屋外看板などに使われる素材で、厚さわずか3mmと薄くて軽いのですが、とても丈夫なうえ屋外用途なので雨にも強く耐候性も高いので、今回のルーフテント計画でキャリアの上に載せっぱなしには持ってこいの素材なんです。
はじめ、このアルミ複合板の存在を知らなくて、アルミのパンチング板とか、色んな素材を探し回っていたのですが、けっこう高いんですよね。
雨に当たっても錆びない、薄くて軽い素材、しかも安いもの、というのがなかなか見つかりませんでした。
このアルミ複合板と出会った時はまさに探してたものに巡り会えた感じで嬉しかったです。コンパネサイズで1枚3000円くらいで手に入りました。

テントスペースの広さは2m×1.5mなので、このアルミ複合板を2枚買ってカットすることにします。
複合板はアルミ板で樹脂板がサンドイッチされていて、カッターナイフで少しずつ筋を入れていくとカットすることができます。
必要な寸法を切り出すと、40センチ×180センチの大きさが余りました。これはまた何か他の用途に使えそうですね。
使い途が浮かぶまで置いておくことにしましょう。

桟の上に天板を乗せて、ドリルビスで固定していきます。
中の樹脂は柔らかい素材なので、ビスを締めすぎるとどんどんめり込んでいってしまいますから、ビス留めは慎重にします。広い面積でかかる圧には強いですが、ドライバーの先など点で圧力がかかると凹んでしまいます。


天板が貼れたので、奥さんとこどもたちを呼んでみんなで屋根の上に上がってみました。
家族4人が乗っても大丈夫です。
静止荷重なら大人4人くらいは平気そうです。
試しにワンタッチテントを広げてみて、テントのサイズを見てみることにします。


テントの横方向はほぼジャストでした。出入口の前に30センチほどの空間ができます。前室というか、ここに靴を脱いだりできそうです。屋根の上り下りの際にもこの30センチのスペースがあると安全です。テント出入口からすぐ梯子というのはさすがにちょっと怖いですからね。


左右両側に柵を取り付け

テントから出てすぐ断崖というのはさすがに怖いので、せめて左右だけでも柵をつけることにしました。
介護ベッド用の可動式の柵を流用することにしました。

使うのは廃棄処分されることになった介護用ベッドの柵です。
これを脚の部分で切断してアルミチャンネルに繋ぎ直し、可動式の柵をDIYします。

ベッド柵自体もアルミ製なのでとても軽いです。

アルミチャンネルに繋ぐとこんな感じになります。これはまだ車に取り付ける前の状態で縦向きですが、畳んだ状態だとこれくらいの高さになります。
これを柵を持ち上げてロックすると高さ30センチほどの柵になります。

走行時は畳んだ状態で、停泊時は柵を持ち上げて使います。
柵があることで心理的にも安心です。


あとはフライシートをルーフに固定するためのフックを取り付ければ完成です。


Dカンの付いた可動式のフックは、ステンレス製だと一つ600円くらいします。
フックは4隅と中央の2ヶ所、合計6カ所必要なので、ステンレスフックを買うとそれだけで4000円くらいかかります。
ここはまたいっちょう自作することにしましょう。

買い揃えた材料はステンレスのキーリング2個入り98円×3つと、ステンレスの薄口ステー300円でした。

サンダーでステンレスステーを切り揃えていき、ゴムハンマーで叩いてステーを半分に折り曲げていきます。折り曲げたステーにキーリングをはさんで、ルーフの各所にステンレスビスで固定していきました。
これでフライシートを留めるためのフックが完成です。




さて、これでルーフテントキャリア計画がほぼ完成しました。
あとは使っていきながら細かいところを追々手直ししていきたいと思います。


最後に、今回使った材料や費用をまとめて整理しておきたいと思います。

材料と費用
■カーキャリア
イノー INLDK+INB147
13384円+送料900円

■ソーラーパネル用延長MC4ケーブル 5m
2090円 送料無料

■アルミC型チャンネル30mm 4m 1本
3300円 ホームセンターにて

■アルミ25mm角材 厚さ2mm 4m 10本
1600×10+送料4000円 税込22000円
BEGIN メイトウ(株)さんで購入

■ステンレスドリルビス200本 
1980円
同じくBEGIN メイトウ(株)さんで購入

■天板 アルミ複合板 1820×910×3mm 2枚
3300円×2=6600円
ホームセンターにて

■ステンレス平金具 15枚
90円×15=1350円

■ステンレスボルトm6×60mm 30本
ナットやワッシャー、バネ座金含め約2800円
ホームセンターにて

■アルミL字アングル 25mm×910mm
500円 ホームセンターにて

■ステンレス キーリング30mm 6個 
300円 ホームセンターにて

■ステンレス 薄口ステー 400mm
400円 ホームセンターにて

合計55604円


ステンレス部材は高くつきますね。ボルトやナットは大きめのホームセンターに行くと1つ10円とかでバラ売りしていますから、そういうのを利用すると安くなると思います。
ステンレスの平板も、普通に探すと1枚300円くらいしますが、Uボルトの固定用平板を探すと、同じSUS304でも1枚90円くらいと安く買えます。




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