ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

コーヒー豆の話し





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


寒くなってくると、少し甘いコーヒーが美味しいと感じるようになるのはなぜでしょう?
最近、朝のコーヒーはミルクと砂糖を入れて飲むのがひそかなマイブームです。


焙煎加減による味の変化

自分たちで生豆を焙煎するようになって数年になります。はじめの頃はフライパンで豆をゆすりながら焙煎していましたが、40〜50分ずっとフライパンを振り続けると腱鞘炎のように手首が痛くなるので、日常生活のルーチンにこれを取り入れるのは無理だと思い、フライパンはあきらめました。
次に試したのがデロンギオーブンでの焙煎です。デロンギオーブンは温度調整はアバウトなのですが、コンパクトサイズの割に作りはしっかりしていて、庫内の熱の回りのムラが少ないので、コーヒー豆の焙煎に適していることが分かりました。今では月に1〜2回デロンギを使って豆を煎っています。


自分たちで焙煎しはじめたころはとにかく豆が茶色くなればOKという適当なやり方でしたが、回数を重ねると煎り加減による味の変化が少しずつ分かるようになってきました。焙煎直後は炭酸ガスがたくさん出るので、焙煎した豆の味をみれるのは煎った翌日になります。煎っている途中は豆の色の変化とふくらみ具合と、焙煎の匂い、煙の量などを見て頃合いを判断していきます。


フレンチローストとかシティローストとか英語だとピンときませんが、日本語なら浅煎りか中煎りか深煎り、あとはその中間あたりという感じでしょうか?
色々試した結果、うちの好みはややダーク寄りの深煎りに落ち着きました。

もともと豆の産地によって、豆そのものがもつ味や香りの特徴があるのですが、さらに焙煎によって水分が抜け、コクや苦味やスモーキーさなどが加味されます。また、焙煎することによって豆が本来もつ酸味がだんだん抜けていき、そのバランスを焙煎加減によって調整していくことになるわけです。


デロンギオーブンで豆を煎る時は、オーブンの四角い深皿に生豆を1キロくらい入れ、最初は190度くらいの熱で焙煎していきます。

生豆ははじめ薄いウグイス色が混じったような浅い褐色をしています。これが10分ほど熱を加えていくと豆が徐々に茶色く色づいてきます。
頃合いをみて時々扉を開けて、木のヘラで天地を返すように豆を混ぜていきます。


これを数分おきに繰り返しながら、なるべく均一に熱が回るようにしていきます。
約35〜40分。かなり濃いめの茶色に色づいてくれば、そこからが微調整の段階です。

ここから少し温度を上げて200度から210度くらい、1〜2分おきに混ぜながら様子を見ます。
オーブンの温度が上がることに加えて、豆そのものの水分が抜け、炭酸ガスによって豆が膨らみ、豆自体が熱を蓄えていきます。ここからは少し気を抜くと豆が炭化しはじめる一歩手前です。
オーブンの熱源に近い表面や、特にオーブンの奥の方から炭化しはじめるので、こまめに豆をかき混ぜで均等に色づくよう注意します。

このあたりで焦って焙煎をやめると、まだ酸味が抜けずに酸っぱい仕上がりになってしまいます。酸味のあるコーヒーが好きな方はこの辺りで止めるのがいいと思います。


さらに辛抱してもう少し待つと、ほんの僅かに豆の炭化が始まり、ふっくら膨らんだ豆の表面に照りが出てきます。この薄っすら表面に照りが出たくらいが、うちが一番好きな程よく酸味がとれ、ダークでリッチなコクが楽しめる焙煎加減なんです。
この照りというのは、豆の内部から染み出してくる僅かな油分による艶なんですが、これ以上やると豆の表面からの油分が熱で煙を上げ始め、焦げくさいコーヒーになってしまいます。


産地による味の違い

さて、コーヒー豆というのはコーヒーの木の果実、つまりフルーツの一種なので、果物と同じフルーティさと酸味を持っています。
コーヒーの産地や種類によって、この酸味や甘み、味わいに固有の違いがあります。これはリンゴに「つがる」や「ふじ」といった品種があり味が違うのと同じようなものです。


例えばケニアやキリマンジャロなどアフリカ系の豆はもともと酸味が特徴なので、焙煎をしても酸味は残ります。ブラジルサントスやグァテマラなども多少酸味が残る部類の豆だと思います。

一方、インドネシアなどの豆は焙煎加減によって大きく味わいが変化します。浅煎りだと酸味が強いですが、中から深煎りすることで酸味が抜けてコクや甘さが増していきます。


うちのおすすめはインドネシアのガヨマウンテンという豆なんですが、これをややダークめの深煎りにすると、本当に美味しい飲みごたえのあるコーヒーになります。コーヒー好きの方には是非一度飲んでみていただきたい豆です。


ハワイのコナコーヒーも飲みごたえのある美味しい豆ですが、あそこまで高いと普段飲むにはちょっと手が出ません。
一方、ガヨマウンテンは焙煎された製品だと100グラム500〜600円しますが、生豆なら1キロ2000円くらいで手に入りますから手頃な豆だと思います。



ちなみに、ドリップパックのコーヒーを買う時は、製品の裏面を見て産地を確認してみると、上記のような産地の違いから、ある程度テイストがイメージできるのでお試しください。

たいていのドリップパックはいくつかの産地の豆を独自の配合でブレンドしているので、産地:ケニア、ブラジル等となっていたらやや酸味が強いコーヒーですし、産地:インドネシア、ベトナム等となっていたらコクと苦味のあるコーヒーが想像できます。


最後に、コロンビア産のコーヒー豆について。南米のコロンビアは世界最大のコーヒー産地で、気候のせいか大変生育の良い豆が特徴です。生豆をみただけでも他の産地とはケタ違いに豆が大きいことが分かります。
また安定して豆が安いことも特徴的で、生豆だと1キロ800円代で買えたりします。


そんなコロンビア豆の味の特徴は、いい意味ではオールラウンド、悪く言えばこれといって特徴のないオーソドックスな味わいです。
これといった特徴がない、ということは逆に言えば他の豆とブレンドするにはとても都合がよく、他の豆の持つ個性を殺さずにカサを増やすことができるので、ブレンドのベースとしてよく使われます。

キリマンジャロブレンドとかブルーマウンテンブレンド、という言い方をする場合、ほとんど50%以上はコロンビア豆だと思います。
ハワイコナブレンドもコナ100%はあり得ず、下手をするとコナ2割コロンビア8割とか普通にあると思います。


そんな水増し工作のようなコロンビア豆ですが、コロンビアでもランクの高い上質の豆を生豆で買って自家焙煎すると、とても飲みやすく品のあるコーヒーになります。
うちでは最近は、ガヨマウンテンとコロンビアの2種類を10キロずつ計20キロ、これを年に2回注文するのが定例です。



自家焙煎は慣れたらそれほど難しいことではないので、コーヒー好きな方は是非、自家焙煎に挑戦してみてください。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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