ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエースの車種選び〜ベストな1台は?




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回はハイエースの種類と車種の選び方について少し整理しながら考えてみたいと思います。これから購入を考えておられる方の参考になれば幸いです。


実はややこしいハイエースのグレード選び

ハイエースってどれも同じ四角い車に見えますが、実はいくつもの形や大きさがあるんです。
一見見た目は似たようなハイエースですが、車種が違うと全く別の乗り物になってしまうほど、車種によって個性が異なります。


まず外見上の違いから見てみると、いわゆる普通のハイエースは標準ボディといって、横幅が乗用車とほぼ同じです。ワイドボディはこれより横幅が20センチほど広くなります。
標準ボディは、ワイドボディと比べると横幅が狭いので「ナローボディ」といったりします。


次に屋根の違いですが、標準ボディの屋根は平べったいペタンとした屋根になります。
これに対して、ワイドボディの屋根はミドルルーフというやや厚みのある屋根かハイルーフのどちらかになります。



ハイエースの車種を選ぶ際に決めなくてはならない項目は、だいたい次の5つくらいです。
1.バンにするかワゴンにするか?
2.ボディサイズは標準かワイドかロングか?
3.ガソリン車かディーゼルか?4WDは?
4.乗車定員は?
5.装備のグレードやオプションの選択肢。



大きく分けるとこの5つなんですが、それらは組み合わせ自由に選べるわけではなくて、このボディサイズを選ぶと、エンジンはこれしか選べない、みたいにある程度選択肢が限られてくるんですね。

なので、自分たちにとって絶対に譲れない優先度の高い項目をまず考えていって、それに合わせて車種を絞り込んでいく必要があります。


自分たちのライフスタイルに合うハイエースを探すのに私たちもずいぶん苦労しました。カタログを見ても今ひとつ違いがよくわからないんですよね。

うちの場合は、冬場に奥さんが運転するので、安全を考えてどうしても4WDにしたかったんです。このように4WDを優先して考えると、選択肢は4ナンバーのディーゼル4WDか、1ナンバーのディーゼル4WDハイルーフ、1ナンバーのガソリン4WDワイドボディ、3ナンバーのガソリン4WDワイドボディのいずれかになってきます。


標準サイズの4WDとなると4ナンバーのディーゼルしか選択肢がありません。

逆にワゴンタイプの4WDならガソリンエンジンしか選択肢がなく、そうするとボディはワイドサイズしかなく、屋根はミドルルーフか、スーパーロングハイルーフのどちらかしか選べません。

ワイドボディやスーパーロングというのは、普段使いするには車格が少し大きすぎるんですね。日本の狭い道や駐車スペースを考えるとややもてあますと思います。うちのように奥さんが運転すると考えると、やはり標準ボディの方が使いやすいでしょう。


つまり、4WDで日常使いを優先に考えると、4ナンバーの標準ボディ、ディーゼル4WDしか選択肢がないということになってきます。


バンとワゴンの違い

うちの場合は4WDの優先度が高かったので、まずそこから決めていきましたが、普通はまずバンかワゴンのどちらにするかを考えると思います。


バンかワゴンか?というのは、言い換えると貨物か乗用か?ということです。さらに言えば、4ナンバーなのか1ナンバーなのか、あるいは3ナンバーなのかによって自動車税や高速料金などに差が出てきます。



いわゆる普通のハイエースは4ナンバーです。4ナンバーのボディは標準ボディといって、横幅は普通車と同じなので、とても運転はしやすいです。ただ、4ナンバーの貨物なので、乗車定員は4名〜6名までです。


もし、8人〜10人の乗車人数を優先で考えると3ナンバーのワゴンになってきます。ただ、3ナンバーワゴンには標準ボディの設定がなく、ワゴンは標準ボディより約20センチ横幅が広いワイドボディとなります。屋根はミドルルーフかハイルーフのどちらかになります。

乗車定員はそれほど多くなくていいけれど、とにかく空間が広い方がいいという場合は、同じくワイドボディで1ナンバーのバンタイプを選ぶこともできます。
3ナンバーは10人分の座席が床に固定されていて、シートは倒せない構造になっているのに対して、1ナンバーは後席シートをたたむことができ、後ろに広大なスペースができます。


4ナンバー、1ナンバー、3ナンバーの違いは、車検の頻度、税金の差、高速料金の違いなどに影響します。

4ナンバーと1ナンバーの車検は1年ごとになります。税金はワゴンより割安です。1ナンバーは高速料金が普通車の1.5倍と割高なことが唯一のデメリットですね。

3ナンバーのワゴンは高速料金は普通車と同じですが、毎年の自動車税は51000円と割高です。


ランニングコストの面から考えると4ナンバーが一番割安になります。

次にエンジン形式について。
ディーゼルエンジンの燃料である軽油はガソリンより安いことがメリットですが、燃料費の安さについて言うと、同じ走行距離で10年使うと、ディーゼルとガソリンでざっと100万円ほどの燃料費の差が出る計算になります。

ディーゼルエンジンはゴロゴロうるさいという人もいますが、ディーゼル音はドアモールに少し防音のDIYをすればかなり軽減できます。実際乗っていてエンジン音がうるさいと感じたことはありません。

トータルで考えると私はディーゼルがオススメです。



さて、次に乗車定員ですが、バンの場合、1列目のみの2人または3人乗りと、2列目もシートがある5人または6人乗りになります。
荷室だけでなくセカンドシート部分もカスタムしようと思うなら、初めから2人乗りや3人乗りを選ぶのもアリですが、定員は途中で変更するのが難しいので、4ー6人くらい乗る可能性があるなら、バンの5人乗りか6人乗りを選ぶのが良いでしょう。

ちなみに6人乗りというのは、1列目の運転席と助手席の間に1人座れるシートがあり、前列に3人、2列目に3人座る形です。前列3人乗りというのは、乗用車にはあまりないので、実際使ってみると新鮮です。特に子どもには大人気で、うちは子ども2人が前席をいつもとりあいしています。

また、6人乗りのもう1つのメリットは、助手席と真ん中のシートを前にパタンと倒すと、そこがフラットになることです。これは買ってから実際にやってみて初めて気づいたのですが、結構便利です。
セカンドシートをパタンと前に倒してフラットにし、助手席と真ん中のシートもフラットにすると、ほぼ水平のフラットな空間が生まれます。前席とセカンドシートの間を板でつなげば、縦190センチ、横100センチほどの平らなスペースができ、ここに大人1人が余裕で寝ることができます。


ハイエースの車種選び、いかがでしたか?


自分たちの車中泊のスタイルによって、乗車定員を選ぶか、広い空間を選ぶか、そして4WDの必要性など、自分たちの希望を整理していくと、おのずとパターンが見えてくるかと思います。

皆さんのハイエース選びの参考になれば幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

車中泊の旅ランキングに参加しています。励みになりますので、よければクリックしていただけると嬉しい限りです。
また、皆さまがいずれかの広告を1回クリックしていただけると今後のブログ維持につながります。
ご協力ありがとうございます!


にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ
にほんブログ村


下のバナー、ken&sho...は子どもたちの名前から取っています。バナーをクリックしていただけるととてもうれしいです。

車中泊ランキング
人気ブログランキングへ

プライバシーポリシー/お問い合わせ