ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

京都車中泊 おすすめラーメン編





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は車中泊で京都を訪れたら是非食べてもらいたいラーメンの数々についてご紹介したいと思います。

日本有数のご当地ラーメンのひとつ

京都はラーメン屋さんの数でいうと実はそれほど多いわけではなく、都道府県別のラーメン屋さんの数では全国38位となっていて、店舗数だけでいうと平均より少なめです。ただ、京都は学生の街といわれるだけあって、昔から学生に愛されてきたラーメン屋さんが市内各地にあり、その味を競いあってきました。東大路通りの北の方にはラーメン街道と呼ばれるスポットがあり、また京都駅の伊勢丹ビルの中には「京都拉麺小路」といわれる全国のラーメン屋が集うラーメン屋台村もあります。車中泊旅で京都を訪れたら、是非とも京都のラーメンを味わっていただきたいと思います。

現在全国展開されているラーメン屋さんの中には、京都発祥のお店がいくつかあります。例えば横綱ラーメンもそうですし、天下一品も京都発祥、第一旭ラーメンも全国にありますが元は京都です。

こうした京都のラーメン屋さんのルーツは戦後の混乱と復興のころにまでさかのぼるようです。肉体労働や体力を使った身体に、背脂と豚骨醤油のスープ、焼豚とネギがたっぷり乗ったラーメンは当時のご馳走だったことでしょう。最初は屋台から始まったお店が、だんだん有名になり、やがてチェーン展開していったパターンが多いようです。
そうしたお店の多くは今でも創業当時の味を守り、基本的なラーメンのスタイルは変わらず、現代につながっています。


ラーメン業界の競走に勝ち残り、店を大きくしていったラーメン屋さんは、どこも何か強みやウリがあり、それを大事にしてきたという共通点があるようですね。


今のラーメンは、流行りやトレンド、目新しさといったファッショナブルでハイテクなラーメン屋さんも中にはあったりしますが、頑固に味を変えず、流行りに流されず、同じやり方を続けてきたラーメン屋さんが、結局は生き残るんだろうと思います。

京都ラーメンの系譜、特徴

博多ラーメンなら豚骨スープにバリカタの細麺、札幌なら味噌とバター、尾道は魚介スープという風に、それぞれご当地ラーメンにはある一定の特徴があると思います。
では、京都ラーメンの特徴はどうでしょう?


天下一品はドロリとした超濃厚スープが特徴で、これはある意味、唯一無二の存在なのでひとまず置いておくとして、京都のラーメンの特徴は、ひとことで言うと「背脂チャッチャ系」と言われます。
基本的には鶏ガラあるいは豚骨の、醤油ベースのスープなのですが、そこにしっかり煮込んで煮崩れた豚の背脂を、金網を使ってラーメン鉢の上で「チャッ、チャッ」と振るうことで、麺とスープの表面に背脂が降り注がれ、これがラーメンに独特の旨味と香り、そしてスタミナ源が上乗せされるわけです。
肉体労働者しかり、腹をすかせた学生しかり、この背脂が胃袋を満たし、スタミナの源として汗とともに消費されていくのです。


こうした京都ラーメンの「背脂チャッチャ系」は、裏を返せば女性や中高年にとってはダイエットの敵になってしまう恐れがありますが、京都ラーメンの場合、ほとんど必ず店員さんが「麺の硬さ」「背脂の量」「ネギ多め」「スープあっさり目」などのアレンジを聞いてくれるので、カロリーが気になる方は「背脂なし、スープあっさりで」といえば、豚骨醤油のあっさりスープで味わうことができます。


是非おすすめしたいお店

京都に来たらぜひ食べてもらいたいお店。ご紹介したい一つ目は左京区白川今出川にある「ますたに」
ここは鶏ガラベースに背脂チャッチャ系。京都ではたいがいの人が知っている老舗ラーメン屋さんです。老舗といってもちっとも高級な意味ではなく、昔からある床が脂でツルツル滑るような古いラーメン屋さん。
ここで修行してのれん分けしていったラーメン屋さんが数多くあります。つまり、「ますたに」は京都ラーメンのルーツの一つと言えるでしょう。ここは是非おさえておいてほしいところです。
ここの特徴は、テーブルにお酢が置いてあることです。ラーメンをすすった後半、このお酢をスープにかけると、また味わいがガラッと変わって、濃厚スープがあっさりと、1杯で2度美味しいという仕かけです。


二つ目は「たかばしラーメン」
ここは第一旭の総本家ラーメン屋さんになります。本店は京都のけっこう南の方にありますが、本店まで行かなくても、京都東インターを降りてすぐの国道沿いにたかばしラーメンがありますので、そこは比較的入りやすいと思います。
豚骨醤油スープに背脂チャッチャ系。
そして、ここのチャーシューがとても柔らかくて美味しいんです。
注文の時に麺の硬さやアレンジを聞いてくれるので、「ネギ多め、もやし多め」を頼むと、山盛のネギともやしがタップリいただけます。ここの並盛は普通の大盛くらいのボリュームがありますので、子どもと分け合ってもちょうどいい感じです。


さて、三つ目はちょっとジャンルが変わりますが、「天下一品の九条店」。西大路九条の交差点の角に昔からあるラーメン屋で、ここの「鶏のもも焼き」がとにかく絶品なんです。天下一品の中でも鶏のもも焼きが食べられるのはここ九条店だけなので、これを目当てにわざわざ食べに行くほどの人気があります。昔も今も変わらないパリッと焦げ目のついた皮とよく漬け込まれたタレの香ばしさ。

騙されたと思ってとにかく一度行ってみてください(笑)

番外編

実は、京都で食べられるラーメン屋さんの中で私自身が個人的に一番好きなのは、京都駅ビルの京都拉麺小路の中にある「喜多方ラーメン 坂内食堂」のラーメンなんです。
京都ラーメンなのに、喜多方ラーメンのことを書くのは裏切り者のようですが、美味しいものに嘘はつけません。


私はここ坂内食堂で喜多方ラーメンをはじめて食べました。福島県には学生のころバイク旅で行ったことがありますが、その時は喜多方ラーメンを食べなかったのです。そのころ抱いていたイメージとして、喜多方のやや太めのちぢれ麺はどうもラーメンという感じがしなかったので、食わず嫌いのまま時が過ぎていきました。


それから人生と共にいろいろなラーメンを食べてきた結果、喜多方ラーメンの小麦香る麺の味わいと、ちぢれた麺に絡むあっさりと澄んだ、それでいてきちんとダシが効いた味わい深いスープ、トロけるチャーシュー。そんな胃袋に優しい喜多方ラーメンにすっかり魅せられてしまったわけです。

京都を含め関西エリアで坂内食堂の喜多方ラーメンが食べられるのはここくらいなので、京都に車中泊旅に来られた際は、是非立ち寄って食べてみてください。



あー、また美味しいラーメンが食べたくなってきました。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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