ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

冬の車中泊 雪道の運転について 後編

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

前回の続きで、冬の車中泊における雪道の運転について書いてみたいと思います。


雪質別走り方

地域によって、季節によって、気圧配置によって雪質はかなり変化します。
北陸や新潟の日本海側の雪と、内陸側の雪ではまったく雪質が異なります。

豪雪地帯の湿ったドカ雪

北陸の日本海側や上信越などに多い雪質で、一晩に1m積もるようなドカ雪に遭遇することもあります。吹雪く雪が横なぐりにフロントガラスに向かって線香花火の火花みたいに飛んできます。着雪といって、こういった雪はとてもくっつきやすいので、フロントガラスにべたつき、ワイパーにもまとわりついて、そのうちワイパーが効かなくなるおそれがあります。

視界が悪く、前の車のテールランプが見えない怖さと、飛んでくる雪に焦点があってしまって遠くの状況がよけい見えにくくなり、頭がボーッとしてきて一瞬訳が分からなくなってパニックになる怖さもあります。いわゆる「ホワイトアウト」の状態に陥るわけです。


路面は降り積もる雪のせいでフワフワと振動がなくなり、音も雪に吸収されてしーんと静まり返った不思議な空間を、まるで宇宙旅行をしているかのように、前方から白い粒が糸を引いて自分に向かって飛んでくる、これは本当におかしな感覚になります。


もし、高速に乗っていてこの状態に遭遇したときは、すぐに最寄りのインターで降りましょう。
おそらく、その先のどこかで高速は通行止めになり、降りるインターを逃してしまうと出口のない高速道路に足止めになってしまいます。ヘタをすると10数時間高速に閉じ込められる恐れがあります。

トイレもない中で渋滞に巻き込まれ、どんどん降り積もる雪に車のマフラーがふさがれてしまうと一酸化炭素中毒のおそれさえあります。エンジンを切ると凍えますので、エンジンをかけたまま、定期的に車外に出て雪をどけないと、そのうちドアまで雪に埋まって外にも出られなくなってしまい、仮眠することすらできないのです。
こういうドカ雪が降ることがあらかじめ分かっている場合は、旅の計画を中止するか延期する方が賢明です。素人が気軽な気持ちで豪雪地帯に入るのは自殺行為です。雪山遭難と同じくらい危ないと思っておくべきでしょう。

気温が低く乾燥した圧雪路面

1月〜2月頃の雪はこのパターンが多いと思います。踏むとキシキシいうような雪質の圧雪路面は、スタッドレスタイヤがもっとも得意とする道です。
こういう圧雪路面では、かなりスピードを出してもスタッドレスタイヤがしっかり路面をグリップしてくれます。

1つだけ注意しないといけないのは、凍結路面の上に薄っすらと雪が降った状態です。見た目は白い圧雪路なんですが、雪の下はツルンツルンなので、一瞬で車はスピンして後ろを向いてしまうことがあります。

峠を越えて下り始めのカーブ、午後になって日陰になるような場所は圧雪の下にアイスバーンが隠れていることがよくありますから、太陽が山の向こうに隠れて日が陰ってきた時は特に注意しましょう。

シャーベット状態

シャーベット状の雪という場合、シャーベットの下に黒い路面が見えていて、タイヤがシャーベットをはね上げながらアスファルトの地面をとらえられている状態であれば、それほどタイヤは滑りません。
一方、シャーベット状の雪の割合が多くて車の重さでもタイヤが地面まで届かず、シャーベットの雪の上にタイヤが浮いているような状態、これがとてもよく滑るんです。


シャーベット状の雪の場合、そもそも雪の抵抗にハンドルをとられて走りにくいので、あまりスピードは出さないはずなんですが、こういうシャーベット状の雪は滑りにくいと油断してしまうのかもしれません。
シャーベットの状態から気温が下がってくると、氷の結晶がくっつきあって、氷と同じような平滑面になり、こうなるともはやツルツルです。3月、冬の終わりころの雪はこういう状態になりやすいので、そういう時はとにかくスピードを落としてゆっくり走ること、なるべく車の交通の多い主要道路を走るようにして、細い枝道に入っていかないようにすることです。

凍結路面

カーブの中に一部凍結した部分が混じっているとか、ところどころで路面が凍っているような凍結路の場合は、「急ハンドル、急ブレーキ、急発進」さえしなければ抜けられます。

一方、勾配がある程度ある山道の上りや下りで、一定の距離がずっと凍結しているような場合には、スタッドレスだけでは絶対に事故ります。チェーンを持っていなければ、無理をせず町まで引き返してカー用品店でチェーンを買いましょう。

信州でいえば、野沢温泉あたりは標高がまだそれほど高くないので大丈夫ですが、志賀高原、特に奧志賀や横手山あたりまで行かれる場合はチェーンは必携です。

車が滑っている時の逆ハンドルの当て方

最後に「逆ハンドル」について少しだけ。
カーブで車が滑り出した時に、ハンドルをカーブと反対の方向に回すことを逆ハンドルといいます。カウンターを当てるとも言いますが、では一体どれくらいハンドルを逆に切ればいいか?ということについて考えてみましょう。「逆ハンドル」という言葉だと、単純にハンドルを反対に回すと考えがちですが、正しくは「軌道維持ハンドル」といった方が分かりやすいのではないかと思います。

つまり、カーブの軌道に沿うようにハンドルの向きを維持させる。そうすると相対的にハンドルは反対方向に切っていることになります。
けれど、常に同じ量ハンドルを切っている訳ではなくて、車の向きが元の方向に戻って来れば、ハンドルの切り方も徐々に戻してやる必要があります。


例えば、左コーナーを曲がっている時に車が滑り出したとしましょう。後輪が滑り、車の向きはカーブの軌道よりさらに左方向、内側を向き始めます。

そもそも左コーナーに進入する時はハンドルを左に回しているわけですから、車が滑り出す中でタイヤが更に左を向いているので、どんどん内側を向いて滑っていきます。
この時、本来のカーブの軌道にタイヤの向きを合わせるようにハンドルを右に回してカーブの出口の方に向けると、車は徐々に滑るのをやめ、車の向きが真っ直ぐに戻ってきます。
一発で軌道が修正できればいいですが、逆ハンドルの切り方が多すぎると、今度は反対方向に滑り始める可能性があり、また逆ハンドルを切ってやる必要があります。


とにかく、逆ハンドルの基本ルールはカーブの軌道にタイヤの向きを合わせるようにハンドルを調整することです。滑り始めたら、カーブの出口をしっかり見据えて、そこに向かって「軌道を維持」させるようにハンドルを調整する。

この時余裕があればシフトレバーをDから2に下げてやると、エンジンの駆動力がタイヤに伝わるので、コーナリングがより安定します。ブレーキを踏むと車ごとカーブの外側へ流れていってしまいます。

そもそもコーナーの途中でブレーキを踏まなければならないのは進入速度が速すぎるので、普段の運転から山道でのコーナリングはスローインファーストアウト、そしてアウトインアウトを心がけて、車がロールするのを抑える走り方を身につけておくようにしましょう。



雪なし県の人間にとって雪は憧れです。雪道を走る怖さももちろんありますが、真っ白な雪道を走るのはなぜかワクワクする楽しさもあります。

1年のうち雪で遊べる時期は限られているので、ぜひ安全に気をつけて、雪に親しむ車中泊旅にチャレンジしてみてください。
寒い中で工夫しながら過ごす車中泊の旅もきっと素敵な思い出になりますよ!







最後まで読んでいただきありがとうございます。

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