ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今日は車中泊ネタから少し離れます。
ボルダリング初体験
最近、うちのジュニアたちが「ボルダリングがやりたい!」と言い始めました。きっかけは何だったか忘れましたが、公園にある壁のぼりで一番てっぺんまで行けたことに気をよくしたのと、よく行くショッピングモールにボルダリングジムがあるのを見て、自分もやってみたいと思ったのだと思います。
ボルダリングジムは大人専用のところが多く、子ども用はせいぜい小学生以上からで、3歳、5歳の幼児ができるボルダリング場というのはほとんどありません。そんな中でいろいろと調べてみたところ、京都府の宇治市の方に幼児でもボルダリングができるところがあるというのを聞き、一度体験に行ってみることにしました。いつものように、行き当たりばったりなので特に予約もせず、行って断られたらあきらめよう、あるいはめちゃめちゃ人が一杯で入れないかもね…くらいの気でいたのですが、行ってみるとその日は人がまばらで、待ち時間もなくすぐに入ることができました。
受付のお兄さんのガイダンスを聞いたあと、90分1500円の体験料を払ってさっそくボルダリング初挑戦です。
といっても親はやらず、5歳の子だけで親は後ろからサポートする感じでした。3歳の下の子はちょうど車で爆睡してしまい、体験時間が終わる直前に起きてきて、「自分もやりたかった―!」と大泣き。
そんなこんなで、ボルダリングを初体験して興奮気味の上の子も、ボルダリングの壁を前にしながら体験できず涙をのんだ下の子も、ともに口をそろえて「おうちにボルダリング作ってー!」と大さわぎです。
「うーん、作れるかなぁ…」
これは、「実際に作れるか?」という問題よりも、どちらかといえば「家の中にボルダリングの壁をこしらえてもいいですか?」という奥さんに対する質問のようなニュアンスとお考え下さい(笑)
意外にも奥さんは「いいんちゃう?」「子どもたちの体幹トレーニングにもなるし」とあっさりOKとのこと。
こうして、「自宅にボルダリングジムを作ろう」計画がはじまりました。
材料は木と紙ねんどで
実は、ボルダリングジムで子どもの体を支えてやりながら壁や持ち手のところを観察していて、これはわりと簡単に作れるかも…と思ってはいたのです。もし作るなら、材料は何がいいかな?と。
ボルダリングジムって、まあ簡単に言えば壁と持つところがあれば完成なんです。
まず、壁に関してですが、さすがに家の壁に穴をあけて持ち手を取り付けるわけにはいきませんから、壁の手前にもう1枚、コンパネを使って壁をつくることにします。これはすぐにイメージできそうです。
次にボルダリングの「持つところ」ですが、この持ち手のことを「クライミングホールド」というそうです。
そんな名前があるということ自体はじめは知らず、そんなものが一般に販売されているなんて考えもしないので、とりあえず自分で作ってみることにしました。
材料には紙ねんどを使うことにします。
ただ、おそらく紙ねんどでつくっただけではいくら子どもの体重でもすぐにぼろぼろ壊れてしまうでしょうから、紙ねんどの中に木片を芯材として入れることを考えました。
紙ねんどで木片を包み込むようにして、木片ごと紙ねんどを成型して、紙ねんどが固まれば、それなりに強度もできるでしょうし、ビスが木片を貫通するのでしっかり壁に固定できるだろうと考えたわけです。
まずは100均へ、紙ねんどを買い占めに行きました。500g入りの紙ねんどを20パックほど。
1軒では間に合わず、2〜3ヶ所の100均を回って買い集めました。
町中の100均から紙ねんどが在庫切れになってしまったのはうちのせいです。ごめんなさい。
ちなみに、近ごろは「軽紙ねんど」というふわふわした素材の軽量紙ねんども売っていますが、試しに使ってみたところボルダリングのホールドとしては役に立たないことがわかりました。一瞬で壊れてしまいます。
いわゆる普通の紙ねんどを使うのがベストです。
それから、ホームセンターでコンパネと木材や金具を買います。
今回買いそろえた材料は
OSB合板8.5mm1280円×4枚
27mm×60mm×4000mm角材408円×8本。
アジャスター金具260円×4個
紙粘土を含めた材料代は11000円くらいです。
さて、まず壁の手前にもう1枚壁を作る方法についてですが、床と天井の間に材木で突っ張り棒のように柱を立てて、柱と柱を横桟でつなぎ、そこにコンパネを貼っていくやり方にします。
これなら壁や床や天井にネジ跡が残らず、ただ柱を突っ張って固定しているだけなので、現状復帰が簡単にできます。
これは、アパートなどの賃貸物件でのDIYにもおすすめの方法なんです。
突っ張り棒の作り方ですが、まず床から天井までの長さをはかり、その長さより7センチほど短い寸法で材木をカットします。
うちの場合、天井高さが2400mmなので、70mmを引いて2330mmにカットします。
そして、カットした材木の底面にアジャスターボルトが挿し込める下穴を開けます。
アジャスターをセットするとこんな感じになります。
そして、このアジャスター付の材木を壁づたいに固定し、アジャスターのボルトで締め上げていきます。アジャスターボルトを回すことで材木が少しずつ持ち上がって天井を押し上げるように突っ張りはじめ、やがてびくとも動かないように固定されます。
縦の柱ができたら横桟を取り付け、そこにコンパネを貼っていきます。
今回は壁の一部を斜めに傾けて、オーバーハングを設けてみました。子どもたちにはまだオーバーハングは難しいですが、少し難易度の高いゾーンを作ってやることで、子どもたちの向上心やチャレンジ意識が出てくると思うのです。
さて、壁ができました。
あとは紙ねんどの持ち手が乾くのを待って、壁に取り付けていくだけです。
ビスどめする時は、念のためドリルで下穴をあけてからの方が良さそうです。紙ねんどなのでビスどめの時にヒビが入ったり割れたりしやすいからです。
子どもたちは持ち手がつくのも待ちきれず、さっそくボルダリングに夢中です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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