ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊グッズ 実用&不要




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は車中泊のための装備や持ち物について考えてみたいと思います。

車中泊に持っていくものをネットで検索すると、一般的なものについては色々ヒットしますが、今ひとつ痒いところに手が届く実用品というか、あると便利なグッズについては紹介されていない気がします。中には車中泊の道具とキャンプの道具が混じってしまっているような場合も見受けられます。

目的によって持ち物は変わる

旅の持ち物を考えることは、旅そのものを考えることにつながり、また旅の手段(交通手段)とも密接に関係しています。

ザック一つで旅するバックパッカーやオートバイのソロツーリングの場合、持ち歩ける装備に限りがあり、その中に衣食住の全てをまとめる必要があるので、アイテムの数を最小限に減らすこと、各アイテムの軽量化をはかることが課題でした。

今流行りのメスティンご飯など、流れとしてはそうしたプチサバイバル的なソロキャンプの延長線上にあるのだろうと思います。


なるべく荷物を減らし、サバイバル的な知識とギアを駆使して限られた状況の中でいかに工夫するか?
そういうことの中に楽しみや困難を達成した喜びを見出す、これも一つの楽しみ方だと思います。


では車中泊はどうでしょうか?

そもそも車中泊というのは、交通手段である車をそのまま宿泊場所としても使うという、手軽で自由な旅のスタイルです。もとはシートを倒してシュラフにくるまって仮眠しながら旅をするというのがベースなので、そこには先のようなプチサバイバル的な要素も多少含まれます。


一方、これと対局にあるのがキャンピングカーの考え方です。ベッド、シャワー、トイレ、キッチン、テレビや冷蔵庫、電子レンジと、まさに動く住まい(モーターホーム)ですね。


私たちが車中泊を考える時、この2つの方向性のどちら寄りになるか、あるいはこの2つが融合したような形なのか?
このあたりが、その人の車中泊スタイルや車中泊DIYに影響してくるんだろうと思います。そして持ち物にも関係してきます。


車中泊の「うつわ」としての車は、改めて言うまでもなく今所有している車を使うので、その「うつわ」に収まる範囲で装備を考える必要があります。常時車中泊仕様にしておける場合は別として、普段は日常スタイルにしておき、旅の時だけ車中泊モードにする方が大半でしょうから、そんな中での旅の装備は、基本的にはやはりその都度積み下ろしになるとは思います。


うちもハイエースにする前がオデッセイRB1だったので、まさにそうでした。
毎回の旅ごとに寝床を準備し、衣類を準備し、食料を準備して積み込みます。
問題はその先です。
寝床、衣類、食料、つまり衣食住が基本なのですが、その他の装備によって旅の質が変わってきます。
その他の装備にあたる部分というのは、あまり旅の荷物としては思いつきにくいもの達なんですね。だから、出発前の沢山の荷物を準備しなければならない頭の回路の中には浮かんできにくいもの達なんです。

ひと通りのものを積み込んだ後で、「あと何があったかな?」と考えてもその時は出てこないんです。
だけど、旅に出た先で「あ、あれ持ってくるの忘れた!」ってなるんです。

そういうもの達は、衣食住の必需品の次にくる生活応援品というか、それがあることで、車中泊という生活がストレスなく流れてくれる「日常維持の必需品」なんです。


生活応援品はいつも積んでおく

車中泊旅の日常を維持するための生活応援品は、すなわち家での生活においても「たまに使う」サブ必需品たちです。たとえば爪切りとか、耳かきとかね。

毎日使うわけじゃないけど、いざ使いたいときに手元にないと、「あ〜…。」ってなる。


そういうものをそのつど旅の持ち物として持ち出したりまた片付けたりするのは面倒ですし、旅の準備の中でも見落とされがちな部分です。
そういうところに目を向けてみると、旅の装備にまた違った気づきが出てくると思います。


できれば、こういったサブ必需品たちは、家のやつとは別に用意して車に積んでおくのがいいと思います。
持ち出してまた片付けてしていると、そのうち、家で使う時になくて困ることがあるからです。探してみると先月の旅の時に入れたカバンのポケットから出てきた、みたいなことが起こります(笑)


サブ必需品の実例

それでは、うちがいつも車に積んでいるものを少しご紹介してみたいと思います。

1.ドラえもんのポケット

爪切り、耳かき、予備の乾電池、ハサミ、ホッチキス、蚊取り線香とホルダー、ライター、缶切り、洗濯ロープと洗濯ばさみ、絆創膏、消毒液、虫除けスプレー、虫刺されの薬、頭痛薬やロキソニン、風邪薬などの置き薬、ウエットシート。などなど。

これらは書き出してみるとアイテムの数は沢山ありますが、ひとまとめにするとプラボックスに収まるくらいの量です。まとめて車に積んでおけば、いざというときに「あそこの中にあったかも?」というドラえもんのポケットになると思います。

2.買い物関係(レジ袋&エコバッグ)

レジ袋は、100均で売っている30枚入りとかのもち手つき袋を買って積んでおくととても便利なのでおすすめです。最近は買い物した時にレジ袋が有料なのでそういう時にも助かりますし、ゴミ袋としても、また、ぬれた衣類などを入れるのにも使えます。

エコバッグの方は、保温保冷もできる買い物袋(エコバッグ)があると便利です。買い物はもちろん、車中泊道具をまとめて入れておいたり、その他にも、布団や寝袋を詰め込んで口を縛っておけば、毎朝シュラフを小さな袋に詰め込むストレスから解放されます(笑)

やや大きめの40センチ×26センチ×26センチくらい(約30リットル)のやつ。小さくたためるので2~3枚持っておくと便利です。

3.足元関係

サンダル(クロックス)、短めのほうき、小さめのすのこ、人工芝マット2~3枚、2リットルのペットボトルの水

サンダルは、現地で過ごすときにリラックスできますし、近くを散策する時もサンダルの方が足が楽です。水辺とかでもサンダルならそのままジャブジャブ入っていけますしね。

ほうきは案外見過ごしがちですが、車にほうきを積んでおくとすごく助かるということがこれまでに多々ありました。

すのこや人工芝はサーファー御用達ですよね。海辺で遊んだあととかにそのまま車に入ると砂で大変なことになりますが、すのこと人工芝とサンダルがあれば最強です。水も2リットルくらいあると何かと助かります。

4.トイレお風呂関係

尿取りパッド、タオルはいつも7~8枚、ドライシャンプー、ドライ石鹸
尿取りパッドはうちがおすすめする緊急時や夜間のトイレ用です。子どもたちはトイレがないときに限って「おしっこ!」というので、これに何度助けられたことか分かりません。
また、タオルはいつも何枚か予備を積んでおくと、いい温泉に出会ったときちょっと寄っていくこともできますし、急な雨や、水遊びのあとや、ぞうきんがわりや、とにかくタオルは何かと役立ちます。古いタオルでいいので何枚か積んでおくことをおすすめします。
ドライシャンプーやドライ石鹸は、お風呂に入れないときのお風呂がわりですね。以前記事にもかきましたが、これもいつもお守りがわりに車に積んであります。車中泊に限らず、急遽泊まらないとないといけない時にもこれがあればスッキリ眠れます。

5.照明関係

照明についてはいろいろとノウハウや記事が出ていますから今更いうほどのことはないですが、私がおすすめするのは、照明は複数用意しておくこと。一番便利なのはクリップライトをそれぞれのドアのグリップ部分に留めておくことです。

夜間にドアを開けたときにすぐ頭の上にクリップライトがあるととても便利ですし、取り外して場所を変えられるのも助かります。就寝モードにして横になった時に、ちょうど手を伸ばした場所にこのライトが来るんで、読書灯としても使えます。小さいけれど結構明るいんですよね。アウトドアでも胸ポケットにはさんでハンズフリーで使うことができるので、あれこれ重宝します。

6.折りたたみ椅子よりは折りたたみベンチ

折り畳みベンチは、折り畳み椅子よりコンパクトにたためてぺしゃんこになるので収納が楽です。折りたたみ椅子ほどの「いかにも感」がないので道の駅とかで広げてもあまり違和感なく使えます。また、ベンチだとあおむけに寝られるので、夜空を眺めるのにも便利です。もし買うのならアルミポール製がおすすめです。最近のはスチールポール製が多いですが、鉄は結構重いですしね。


今回は車中泊に役立つ「実用」の考え方についてご紹介しました。
次回は、引き続き車中泊の「不要」について考えてみたいと思います。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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