ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊に100均グッズは使えるのか?



ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は車中泊のさまざまなシーンを支えてくれる「100均商品の存在」について少し考えてみたいと思います。

車に積んである100均グッズたち

うちのハイエースの車内を改めて見回してみると、車中泊用の100均グッズが結構いろいろ積まれています。一部ご紹介してみましょう。

レジ袋


100均に行くとレジ袋(30~50枚入り程度)が1パックで売られています。車内のゴミ入れに使ったり、濡れた衣類などを入れておいたり、小物を仕分けたり、そしてもちろん買い物の時など、何かと重宝するレジ袋です。
最近はスーパーのレジ袋が有料なので、車にレジ袋を積んでおくと便利なことは確かです。
ただ、そこまで割安かといわれると、スーパーのレジ袋が1枚3円~5円程度なのに対し、100均のレジ袋も1枚単価にすると2.5円~4円程度しますので、劇的に割安というほどのことはありません。むしろ、車にいつも積んである気軽さからティッシュペーパーのごとくヒョイヒョイ使っていくと、結局割高になってしまうと思います。
まあ、それでもやはり便利なので積んでおくにこしたことはありません。

紙コップ

別に100均で買う必然性はないのですが、値段的にも50個入り100円なら買っておいて損はないでしょう。
うちでの用途は飲み物を入れるよりも食事の取り皿として使うほうが多いです。
子どもにとっては平らな紙の取り皿より小さめの紙コップの方が手になじむというか持ちやすいんですね。
お皿として考えたとき、底面が小さい紙コップの方がテーブルの上がごちゃごちゃせず、その割に容量は紙皿と同じくらい入るんで重宝します。ラーメンなどを取り分けるのにもちょうどいいですし、ヨーグルトを入れたりサラダを入れたりと使い道は広いです。

割りばし、調味料


紙コップと同時に割りばしも買って積んで補充しておきましょう。そろそろ減ってきたころ合いを見て100均に寄ったついでに忘れないように買い足しておかないと、いざというときに割りばしがない!という悲しい出来事が起こります。
ちなみに、割りばしを買うときは、少し本数が少なめ(やや高級感のある割りばしか竹の割りばし)のものを選ぶことをお勧めします。
割ったときに、スパンと二つに割れずいびつに割れてしまったお箸は、せっかくの食事を1食損をしたような気になってしまいます。これは日本人にとって案外大事なことなんですよね。

あとは、ご覧のような調味料関係。七味、山椒、コショウ、ガラムマサラなどなど。調味料関係が充実していると、車中泊の食事がリッチに変身します。

フック類、ゴムフック


車内の壁面に木の板を貼り板壁にしておくと、壁面にネジをとめることができるのでいろいろなものを取り付けることができてとても便利です。典型的な例としては、かばんやリュックなどを下げておくフックを取り付けたり、ゴムフックを使って壁面に物を固定したりといった使い方です。こうしたフックやゴムフックなど屋内で使うものについては100均でも十分です。

マジックテープバンド


同じようにマジックテープ式の結束バンドもいろいろ重宝します。ただし、やはり100均品質なので、マジックテープの表と裏の接着がはがれてきやすいなどの難点はありますから、屋内専用と考えておかれるほうがいいと思います。

LED電球


こちらの写真のものはダイソー製ですが、最近ではセリアやその他の100均でも手に入るようです。
こうしたUSB接続のLED電球は消費電力の少なさと給電のしやすさ共に車中泊の照明として使うには大変優れていると思います。
うちはこれに多少の改造を加えて、トグルスイッチをボディに取り付けて手元でオンオフできるようにしてあります。はんだごてがあれば誰でも簡単にできる改造ですので、ぜひお試しください。


この電球、LEDそのものの品質は十分なのですが、配線とはんだ付けがさすが中華製だけあって、しばらく使っていると配線が外れてしまうなどのトラブルが結構な確率で発生します。そもそもそういうものだという認識で、その都度はんだをし直せば問題なく使用できます。

クリップ


車中泊で使うクリップは、洗濯ばさみや物干し用のクリップではなく、DIY用の強力クリップがおすすめです。普通の洗濯ばさみは車の走行中の振動で外れたりしやすいですし、割とすぐに壊れてしまいます。DIY用のクリップは何よりバネが強力なのと、スチール製なのでとても頑丈にできているのがありがたいところです。

メッシュの入れ物


メッシュのかご(小物入れ)類はちょっとしたものを整理して入れておくのに便利です。注意点としてはあまり多用しすぎないことでしょうか?たくさん使いすぎると一気に100均テイストが車内に充満します。

その他小物いろいろ


ピーラー、缶切り、爪切り、物干しロープと洗濯ばさみ、ライター、チャッカマン、補充用ガス、ハサミ、ドライバー、ペンチ、予備の乾電池、ホッチキス、安全ピン…などなど。これらを収納しておくケースも含めてすべて100均グッズです。ひとつひとつは使う頻度は少ないですが、いざというときに「あってよかった~!」となります。


100均グッズの功罪と注意点

あらためて、100均グッズ多いですね。上記のような品々を全部まとめて買ってもせいぜい2000円あれば買えてしまうというのが100均の魅力です。爪切りやピーラーの切れ味にそこまでの品質は求めないから、これくらいの品質で十分、というのが100均の売りなわけです。


インフレ経済では物価が上昇し、逆にデフレ経済では物の価値が下がります。まさに現代はデフレ真っ只中で、賃金もあまり上がらないかわりに物価も横ばいで、物の価値は相対的に下がっています。100円でたいていのものが買えてしまう世の中です。物を作る側の人々にとってはとても苦しい時代ですね。海外の安い材料と人件費で作り出されたものに、国産の職人技の高級品はなかなか価格と品質の中に勝負どころを見失いがちです。


私たち消費者にとっても、ともすると物の価値を見る目がぼやけてしまいがちです。安さにつられて、なくてもよいものを買ってしまったり、明らかに品質が劣る100均クオリティを買ってしまって役に立たないという失敗を経験したりすることがあります。

どこまでいってもしょせんは100均であることを忘れてはいけません。つまり、現在の100均商品は、ちゃんと企業が儲かるように作られているのです。100円で販売してもきちんと利益が出るような材料と製造方法で作られた品質で、それ以上でもそれ以下でもありません。


「100円ショップ」と呼ばれる常設型の店舗が日本に初めて登場したのは1985年。その後1991年にダイソーが1号店をオープンしました。今では100均のお店は全国に5000店舗以上あるそうです。かつては百貨店などの催し物会場で、「均一特価大放出」というような特売セールがあり、廃業店舗の放出品や、在庫過多を処分して現金化するためのたたき売り的な要素が強かったのが、今では商品開発が進み、ほとんどの生活用品や便利グッズ、キャンプ用品やレジャー用品などが100均で揃うようになりました。

ワンコインで買える。
ある程度の品質でそこそこ使える。
壊れても無くしても惜しげなく使える。
100均の存在は車中泊DIYにおいてもかなり役立つ存在だと思います。

実際、車中泊DIYで突っ張りポールと網などを活用して車内を整頓しておられる方もおられると思います。



一つだけ注意点としては、あまり露骨に室内が100均グッズだらけになると、車内が生活感満載になりますので、そこは注意が必要です。
またそれをカモフラージュするためにさらに100均の観葉グリーンなどでデコレーションすると、ますます100均感がアップしてしまう恐れがあります。100均グッズはうまく活かせばDIYの素材として優れた力を発揮してくれますが、素材そのままを使うのではなく、そこに少しアレンジを加えて自分らしいオリジナリティを出すようにしたいものです。



また、便利さにひかれて買ってはみたけれど、実際にはあまり使わなかったり、というような「100均あるある」もよく耳にします。

このあたりがまさに100均業界の思うつぼなんだろうと思います。100均を訪れると、ついいろんなものに目がいって、「何かに使えそう」と無駄な連想ゲームに陥りがちです。

私たちは消費者として「物の価値」をしっかり見極める目を持たなければなりません。「この商品が100円」は本当に安いのか?という真偽の目ですね。でないと、結局「安物買いの銭失い」になってしまう恐れがあります。



100均商品で何ができるか?という方向性ではなく、自分のやりたいことに100均グッズがどう活かせるか?という視点で考える事が大事だと思います。


100均が安いか高いかは自分次第。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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