ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

羽釜vsメスティン 車中泊ごはん炊き比べ





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、今回は車中泊における白ごはんについて、最近新しく手に入れた「ダイソーメスティン」と、わが家の定番「羽釜炊きミニかまど」、一体どちらが美味しくご飯が炊けるか?ということで比較検討してみたいと思います。

どちらも自動炊飯で車中泊にはおすすめ

まずは、それぞれの炊飯道具について少しおさらいしておきましょう。
ダイソーメスティンは、その名の通りダイソーが500円で販売しているメスティンです。
メスティンというのは英語のmesstin「兵士の缶」つまり元々は兵士が戦場で使う缶の食器を意味していて、これを火にかけて使うところから「飯盒」を意味するようになったようです。だから、メスティンというのは固有名詞ではなく、缶の飯盒全般をさすのですね。

ダイソーメスティンは通常出回っているものより一回り小さいのが特徴です。通常のメスティンが1.5号炊きなのに対してダイソーメスティンは1合炊きです。
個人的にはダイソーのこの小さめのメスティンの方が可愛らしくて好きです。
愛着の湧く姿かたちをしています。


一方の羽釜炊きミニかまど、こちらはアルミの鋳物製で羽釜本体と分厚い木のフタ、火を焚くための土台から成り立っています。

旅館の朝ごはんに出てきそうな、まさにあんな感じです。


メスティンも羽釜も、どちらも燃料は小さな固形燃料を使います。これもよく旅館の一人鍋でチャッカマンで火をつけるあれです。
30gの固形燃料がご飯を炊くのにちょうどいい燃焼時間なんです。
30gで約22分間燃焼するんですが、これが炊飯にちょうど適した火加減で、火をつけたらあとは放っておいてもちょうどいい炊き加減で火が消えます。そして、そのまま置いておけば蒸らし完了という手軽さ。まさに車中泊にはうってつけの調理道具だと思います。

車内で使う場合の注意点は、1つはもちろん換気、そして、もう1つの注意点は固形燃料の下部が熱を持つこと。
うちは車内で調理する場合は底に耐火断熱のスパッタシートを敷いて使うようにしています。
カーボンフェルト素材なので軽くてかさばらず、耐火断熱の性能が高いのでおすすめです。焚き火する時の下地にも使えます。
厚さが4〜5mmだとちょっと不安なので、2枚重ねで使用しています。

道具のコンパクトさではダイソーメスティンに軍配。果たしてご飯の美味しさは⁈

メスティンは小さなアルミの箱の中に固形燃料や風防や五徳を収納すれば片手で持ち運べるほどのコンパクトさが魅力です。バイクツーリングやソロのバックパッキングに持って行きたくなる感じですね。これにあと小さなクッカーが1つあればいろんな料理が作れそうです。


では、メスティンで実際にご飯を炊いてみた感じはどうでしょう?
炊飯機能としてはまず必要十分だと思います。
細長いアルミの箱の底面に対して固形燃料の火が中心部にしか当たらないので、正直、炊きムラがあるかなと思っていたのですが、アルミボディはとても熱伝導が高く、小さな炎でもちゃんと隅々まで熱は広がるようで、ご飯は芯が残らずきちんと美味しいご飯が炊けていました。
ただ、メスティンの場合お米を洗ってから30分程度含水させる時間が大変重要で、それを怠ると如実に芯が残るのが分かります。
そういう意味ではごまかしが効かない炊飯道具と言えるかもしれません。

さて、一方の羽釜炊き。
道具のサイズとしては直径15センチ高さ20センチの円柱くらいのかさがあります。本体はアルミ製なので重量的には大したことはない重さなのですが、羽釜の他にミニかまどと木のフタがセットなので、コンパクトさという点ではメスティンに劣ります。


では炊き加減はどうでしょう?
羽釜で炊いたご飯の、木のフタを取った瞬間の、お米が一粒一粒立った感じとか、しゃもじでよそったときの手応え、そして何より口にした時のお米の粒立ちと喉ごし。
どれをとっても、メスティンとは2ランクくらいの差を感じます。同じ固形燃料を使って同じ時間炊いたのに、何が違うのでしょう?


メスティンで炊いたご飯は、あくまでおかずがメインで、でもご飯がないとお腹が足りないのでご飯も欲しいな。。。というくらいの位置づけなのに対して、羽釜炊きのご飯は、仮におかずはなくて味噌汁と梅干しだけでも、白いご飯さえあればそれで十分。。。という感じ。それくらいの違いがあります。

一つには、羽釜の方は同じアルミでも鋳物構造なので材質の厚みが違うことによる蓄熱性の高さがあげられるかもしれません。
あとは羽釜の羽が1役かっていて、炊飯時のお米の対流を促していることも要因の一つかもしれません。
あとは、分厚い木のフタが釜の縁に密着し、かつ炊飯後の余分な水分を木が吸い取ることで、蒸らしと共にご飯の表面の余分な水分を飛ばしてくれているようです。
メスティンの方はややご飯がベチャっと濡れ気味なのに対して、羽釜の方はふっくらしているけれどご飯の表面はサラッとしている感じです。
それと、羽釜の方はお米を洗ったあと含水時間をとらずにすぐ炊いても、それなりに美味しく炊き上がるんですね。
このあたりも羽釜炊きの方に軍配が上がりそうです。


車中泊の車内ご飯というのは、あまり時間をかけることもできず、手の込んだ料理も難しいので、ついインスタントやスーパーの惣菜などに偏りがちですが、炊きたての美味しいご飯があるだけで満足感がぜんぜん違います。
せっかくの車旅、羽釜程度ならそれほど荷物は増えませんから、是非、旅のお供に羽釜を連れて行ってやってください。

羽釜で炊いたご飯は、改めて日本人にとっての米の大切さを感じさせてくれます。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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