ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

小型ポータブル電源で広がる車中泊の可能性~Anypro OD500Nレビューその2




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


さて、前回にひきつづき、軽量小型のポータブル電源、Anypro社のOD500Nについてご紹介していきます。
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500Wクラスのポータブル電源が実質3万円を切る値段で買えるとは、かなりお買い得だと思いませんか?
これ1台あると、様々なシーンで活躍してくれると思います。

製品の基本仕様

まずは、簡単に製品の基本スペックを整理しておきたいと思います。
カタログやインターネット上には掲載されていない情報も一部ありますが、製品を選ぶ上で大切な情報については取扱説明書等からわかる範囲でまとめてみました。


■電池容量:120000mAh/444Wh 
■純正弦波
■AC 出力(2口):100-110V/50Hz・60Hz変換可能、
■定格500W(瞬間最大750W)
■変換効率85%
■パススルー対応
■BMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載
■DC出力(4口):12V/8A
■USB出力(2口):5V/2.1A
■クイックチャージ3.0出力:5V/3A, 9V/2A,12V/1.5A
■Type-C出力: 5V/3A, 9V/3A, 12V/2.5A, 15V/2A, 20V/2.5A
■充電時間:8-9時間
■ACアダプターからの充電19ボルト3アンペア
■ソーラーパネルからの充電電圧範囲17ボルト~30ボルト
■使用環境温度:約65℃
■寸法:横幅29×奥行き12×高さ20cm、
■重量:4.5kg


1.電池容量について

電池容量は「120000mAh/444Wh」となっています。120000mAhは12万ミリアンペア、つまりアンペアに直すと120アンペアを1時間使えるという意味になります。
また同時に「444Wh」と記載されていますが、444ワットの電力が1時間使えますという意味です。
スマートフォンのように電池容量をミリアンペアで表す場合と、家電製品のようにワット数で消費電力を計算する場合があるので、このように2重表記されているわけです。電池容量3000mA程度のスマホなら120000mA÷3000=40回充電可能、100ボルト40ワットの冷蔵庫なら444Wh÷40=11.1時間利用できる。と単純に計算するとそういうことなのですが、現実にはバッテリーの変換効率を考える必要があるので、実際の使用時間はもう少し短くなります。

2.変換効率

リチウムイオン電池から実際に使える電力に変換する場合に多少のロスが出るので、それを差し引いた実質的に使用できる電力のことを「変換効率」と言います。
Anyproの広告カタログをよく見ると、デバイスの充電時間の計算の欄に
「充電時間=444Wh*0.85/例えば、デバイスのワット数40ワットの場合、充電時間=444Wh*0.85/40W=9.4h(約)」と記載があります。この「*0.85」というのが変換効率のことを指します。つまりこのAnyproのポータブル電源の変換効率は85%ということになります。


どんなポータブル電源でも必ず変換効率を差し引いて考える必要があります。サブバッテリーもこれは同じです。
ポータブル電源やサブバッテリーの性能によって変換効率はまちまちで、中には表示の60%程度しか取り出せない製品もありますから、Anyproの変換効率85%というのは優秀な部類だと思います。


実際にこのAnyproポータブル電源からどれくらい電気が取り出せるのか、気になったので試してみました。

家にあった電気カーペットを使っての実験です。カーペット全面だと電気量が多すぎるので、半面使用で温度は最強にして、Anyproポータブル電源に繋いでみたところ、満充電の状態から1時間40分でカーペットのスイッチが切れました。
カーペット半面の消費電力は約250ワットなので、1時間40分(100分間)での消費電力は、250×100/60=約416ワットです。
変換効率85%とうたわれていますが、実際には416/444=93%程度使えることがわかりました。
変換効率93%はかなり高い値だと思います。
しかも、電気カーペットが切れた後もサイドにあるライトは引き続き点灯可能でしたので、まだ余力が残っている状態でした。このライトは災害時に強い威力を発揮してくれます。


3.出力500W、純正弦波

定格出力500ワット、瞬間最大出力は750ワットとなっています。500ワットまでの電化製品なら安定的に使用可能ということになります。

500ワット以下ということは、炊飯器、冷蔵庫、電気毛布、車載用のポータブル掃除機、各種照明器具、灯油ファンヒーター、テレビ、DVDプレーヤー、パソコンなど、たいていの家電製品は使用することができるでしょう。
冷蔵庫などはコンプレッサーが起動時に一時的に大きな電力を使うので、最大瞬間750Wというのはありがたいですね。

一方、ホットプレート、電子レンジ、電気ポットなど消費電力の大きなものは残念ながら使うことができません。そういったものを使うにはもっと大容量の電源が必要で、価格も10数万円以上すると思います。


Anyproのポータブル電源は純正弦波なので、パソコンなどの精密機器も問題なく使用できます。純正弦波であるという点は大きなポイントの一つです。
500Wクラスの正弦波のコンバーターを別で買うとそれだけで2万円以上しますから、最初から正弦波が取り出せるのはありがたい機能だと思います。
パソコン以外にも、最近の電化製品はマイコン制御のものが多く、たとえば電気毛布などでも正弦波でないと使えない場合があります。
ここは、ポータブル電源を選ぶ際の重要な確認ポイントです。

4.パススルー対応、BMS搭載

次にこの電源の大きな特徴として、パススルー対応とBMS搭載という点が挙げられます。


パススルーというのは、電気を使いながら同時に充電ができる機能のことです。

パススルーがあることで、例えば防災用に使う場合、常に充電しながら家電製品を使用でき、いざという時には電源が満充電になっている、というメリットがあります。
これができないと、もしも充電がなくなったタイミングで停電が起こると、ポータブル電源は役に立ちません。


また、車載で使う場合、家電製品を使用しながら同時にソーラーパネルで充電できるため、ポータブル電源の充電状態を気にすることなく電気を使うことができます。車中泊でポータブル電源を使う場合にはこのパススルー機能があるかどうかはとても大きなポイントです。


一方、BMSというのはバッテリーマネジメントシステムの略で、簡単に言うと、過放電、過充電、過電流、過電圧などを自動的に監視して制御してくれる機能をいいます。電気は目に見えないものだけに、万一の負荷がかかった時に自動的に遮断してくれるのはありがたい機能だと思います。

5.4種類の出力系統

出力はAC、DC、USBの他に、クイックチャージ3.0に対応している点が大きな特徴です。急速充電対応のスマホなら短時間で急速充電することができます。

車中泊の旅では地図や検索などスマホの使用頻度が多く、充電の減り方が早いと思いますが、急速充電があるとスマホの回復を待たなくてよいのでとても助かります。
急速充電があるのはかなりありがたい機能です。

6.入力系統

一方、ポータブル電源への充電に関しては、ACアダプター、シガーソケット 、ソーラーパネル 、発電機からの充電の4種類が可能です。
もっとも一般的なACアダプターの場合、約8〜9時間で満充電となっています。
ACアダプターの仕様をみると、出力19ボルト、3アンペアなので、19×3=57ワット、つまり毎時57ワットで充電される計算になります。


次にソーラーパネルからの充電の場合ですが、入力電圧範囲が17ボルト〜32ボルト、最大電流3アンペアと表示されています。100ワット18ボルトのソーラーパネルを繋いだ場合、晴天時なら毎時70〜80ワットくらいの発電量ですが、ポータブル電源への充電量は最大3アンペアなので、18ボルト×3アンペア=54ワット。これはACアダプターでの充電とほぼ同じ充電時間となります。
もし30ボルトのソーラーパネルなら30ボルト×3アンペア=90ワットで充電されますから、満充電までの時間は更に早くなるでしょう。

以上のようなことから、車載で使うことが多いなら、ソーラーパネルをセットで購入されることをお勧めします。
ソーラーパネルとポータブル電源があれば、車中泊が劇的に便利になります。


様々な使用場面

さて、ここまでAnyproの基本性能について説明してきましたが、ここからは実際のポータブル電源の活用について書いてみたいと思います。


Anypro OD500Nの最大の特徴は、120000mAh/444Whというハイパワーでありながら、重さわずか4.5kgという軽量と、厚さわずか12センチというコンパクトさにあります。

特に特筆すべきはその軽さです。
うちの3歳の息子がヒョイと軽く持ち上げたのにはびっくりしました。

別に無理して持ち上げているわけではなく、3歳の子どもでも軽く持ち上げられる軽さなのです。

サイズ的にも小さなラジカセみたいな感じで、愛着のわくブルーのカラーリングが可愛くて、キャンプサイトなどに持ち込んでも自然に溶け込む気がします。



このポータブル電源があると、実際にどのような使い方ができるでしょう?

1.車中泊での冷蔵庫に使用

車載冷蔵庫の消費電力は平均すると毎時30ワット程度ですから、単純に計算するとこのポータブル電源1台で12〜13時間使用することができます。出発時に冷えた食材と保冷剤を入れておけば、最初の12時間ほどはほとんど電気を使いませんから、1泊2日の車中泊ならこれ1台でこなすことができます。

2.普段の買い物や海産物の持ち帰りに

食材の買い出しをしたあと、車載冷蔵庫に入れて冷やしておけば、家に帰るまで時間がかせげます。帰りに寄り道することもできますし、買い物のあとご飯を食べて帰ることも可能です。ポータブル電源1台あるとこういう便利な使い方ができます。

また、遠出した際に地元の新鮮な海産物を手に入れた時も、ポータブル電源と車載冷蔵庫があれば、海の幸を冷蔵した状態で持ち帰ることができます。

3.クラブ活動や団体活動の差し入れや飲み物に

大人数のクラブやサークル活動、ボランティアなどで冷たい飲み物やアイスクリームを差し入れたり、休憩時の飲み物など、車載冷蔵庫とポータブル電源があれば冷たさをキープできます。
夏合宿などで冷たいアイスクリームを冷凍のまま差し入れてあげるととても喜ばれるでしょう。

4.キャンプサイトやBBQで大活躍

他のポータブル電源に比べてAnyproのポータブル電源はとにかく軽くてコンパクトなことが最大の特徴なので、気軽に車から持ち出して、キャンプサイトやBBQで大活躍してくれると思います。冷蔵庫と一緒に持ち出せば、すぐ手元でいつでもキンキンに冷えたビールを取り出すことができますし、スピーカーを繋げば、キャンプサイトで好きな音楽を楽しむことができます。
夜になれば、照明器具を繋いで暗い足元を照らすことが可能です。
LEDランプでテーブル周辺を照らす他に、このポータブル電源があればテント周りの暗い足元を照らすことができ、動き回る子どもたちがいても安心です。

5.テレビやDVD、プロジェクターを楽しむ

車中泊やキャンプの夜にテレビやDVD、またプロジェクターをつないで野外シアターを楽しむことができます。以前ならエンジン式発電機が必要でしたが、このポータブル電源一つあれば3時間程度の映画上映は余裕です。

6.野外セッションや野外ライブにも

ストリートライブや野外セッションなど、屋外で気軽にアンプやミキサーを繋いで、セッションを楽しむことができます。重さ4.5kgのコンパクトボディなので機材の重さを気にせず持っていくことが可能です。
私は以前、友人と野外セッションをするために、車のバッテリーを工具箱に入れてコンセントやスイッチを取りつけた簡易電源を自作して使っていたことがありましたが、重さが20kg以上ある上に、車用の充電器で一晩充電してもそう長くは使えないという代物でした。

Anyproのポータブル電源なら、ギターアンプとベースアンプ、卓ミキサーやキーボード、マイクなどをつないで、バンド全員の電源をこれ1台でまかなえます。仮にバンド全員分の電源で120ワット必要としても3時間以上使える計算です。
広い公園や河原などでライブ演奏ができるというのは、かなり大きなメリットではないでしょうか?

7.電源のない畑や山での草刈りに

うちにあるBOSCHの電動草刈り機は消費電力240ワットなので、Anyproを繋げば電気のない山の中や畑などでも草刈り機が使えます。
満充電で1時間半ほど使えますから、ちょっとした広さの作業には十分だと思います。


いかがでしたでしょうか?
今回は120000mAh/444Whというハイパワーでありながら、重さわずか4.5kgという軽さと、厚さ12センチというコンパクトさのポータブル電源AnyproOD500Nをご紹介しました。
使ってみた感想として、やはりその軽さとコンパクトさに一番惹かれました。
これまでのポータブル電源は正直重くてかさばるので持ち歩くことは考えにくかったです。ポータブル電源は据え置きで使うというものというイメージが強かったのに対し、このAnyproは本当にどこへでも持っていきたくなる軽さとコンパクトさ、そして愛着のわく可愛らしさを感じます。
そうやって、どこへでも持ち歩けるという手軽さが、どこでも電気が使えるという便利さに繋がっている気がします。


新しくポータブル電源を買う際のファーストチョイスとしてはもちろん、既にポータブル電源を持っている方の2台目としてもおすすめできるモデルではないかと思います。
ライフラインとしての電源確保に加えて、車中泊やバンライフの楽しみの幅を広げてくれる可能性を秘めたコンパクト電源です。

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