ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今回は家にあるACアダプターの活用方法について考えてみたいと思います。
身近なACアダプター
家の中をちょっと見渡してみると、結構たくさんのACアダプターがあることに気づきます。
ACアダプターというのは、あえて説明するまでもないと思いますが、電化製品を使うときにコンセントに挿すコードの先が小さな箱型になっているやつのことですね。
そもそも電化製品のコンセントは、ただのコードだけのやつがあったり、箱型のアダプターがあったりと色々ですが、これはその電化製品の回路が交流なのか直流なのかによって異なります。
家庭のコンセントは交流で送られてきますから、電化製品が直流回路なら、交流の電気を直流に変えてやる必要があります。そのための変換器がACアダプターというわけです。
電化製品ごとに必要な電圧と電流が決まっていますから、それにみあったACアダプターが必要なわけです。
ACアダプターの裏の表示を見てみると、入力:100〜110V、出力:12V 5A などと書かれています。
この中で大切なのは出力の部分です。
上の例だと、出力は12V 5Aなので、電圧は12Vで、電流が最大5Aまでの電化製品に使えるということになります。
電化製品の中でも、モーターやコンプレッサーなどを使う機器の場合は起動電流が定格電流の数倍かかったりしますから、ACアダプターは定格電流ギリギリではなく、若干余裕のあるものを使うのが普通です。
いろいろと活用できるACアダプター
さて、電化製品が壊れたり買い換えたりするとACアダプターだけが何となく引き出しの中に転がっていたりするものです。
もとの電化製品とセットで使うものなので、あるじである機器が居なくなればACアダプターは仕事がなくなってしまいますが、実はこのアダプター、いろいろと使える場合があるので、捨ててしまうのはもったいないです。
使い道その① 別の電化製品で使う。
例えばギターチューナーやエフェクターなど、電池駆動メインだけれどACジャックも備えているような機器の場合、ACアダプターは別売という場合が多いです。もし電圧と電流がマッチすれば家のアダプターが流用可能です。
考え方としては、電池駆動の電化製品の場合、その機器が乾電池何本で動くのか?によって電圧が変わってきます。乾電池は1本が1.5Vなので、電池4本タイプなら6V、電池6本なら9V、電池8本なら12Vということになります。したがって、その電圧のACアダプターならば使えるということになります。
もちろん電化製品の消費電力をみて、電流値は確認しておく必要はありますが、ACアダプター側の方が消費電力より大きな数字であれば、電流が一致する必要はありません。
使い道その② 車載電化製品を家で使う
車載電化製品は12V仕様ですから、12VタイプのACアダプターがあれば、それを使うことで車載電化製品を家で使うことができるようになります。
この場合、車載電化製品はコードの先がシガープラグなので、ACアダプターのジャックそのままでは使えません。シガープラグを挿すためのシガーソケットを間につなぐ必要があります。
家でシガーソケットが常時使えるようにするには、12VのACアダプターのコードを途中でカットして、シガーソケットのコードのプラスとマイナスを間違えないように接続してやります。
こうすることで家で12V製品を使用することができるようになります。
ハードオフのような中古の電化製品を扱っているお店にいくと車載機器の中古が置いてあったりしますが、12Vの車載電化製品が家庭で使えると考えれば、いろいろと活用できるものが見つかるかもしれません。
例えばリアモニターカメラとカーナビのジャンク品を使えば、家の中や外で監視カメラの仕組みを作ることができます。カーナビが家で使えると、CDをかけかえなくてもハードディスクに大量の音楽がストックできるので、家庭用のCDコンポより便利に使えます。
使い道その③ 子どものおもちゃに
子どものおもちゃのうち、乾電池で動くもの、例えばトミカのカーサーキットみたいなものとか。あと、流しそうめんマシーンとか(笑)
乾電池駆動だと案外すぐに電池が消耗するんですよね。しかも単一電池4本とか毎週買いかえていると案外高くつきます。
そういう場合、ACアダプターを使えば乾電池なしで使えるようになるのです。
おもちゃにACジャックがなくても、乾電池を入れるボックスの両端の端子にACアダプターのコードを切断してつなげはOKです。
ACアダプターのコードを切断するのがはばかられる場合は、ジャックの中と外の金属部分に何か別のコードをつないで固定してやれば大丈夫です。プラスとマイナスを間違えないように気をつけることと、コード同士が接触してショートしないよう気をつけるくらいでしょうか?
ACアダプターなら電池の消耗を気にせずおもちゃで遊べるので、「使わないときはスイッチを切りなさい!」と子どもたちにガミガミ言わなくても済みます(笑)
こういったDIYにチャレンジされる場合はもちろん自己責任でお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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