ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊の停泊場所を考える〜その1





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は改めて、車中泊に適した停泊場所について考えてみたいと思います。

トイレと水場の有無が停泊地を左右する

車中泊で泊まる場所を選ぶ場合、まず基本的に「トイレがあること」と「水場があること」、この2つが停泊場所選びの最低条件になると思います。

具体的に言うと高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅などは誰でもすぐに思い浮かぶと思いますし、すでに多くの方が車中泊で利用されているのでとっつきやすいと思います。

SA、PAのメリットデメリット

高速道路のSAやPAは気兼ねなく車中泊できる場所という意味ではメリットの一つに挙げられると思います。トイレや水場もありますし、ちょっとした食事や自販機なども利用でき、場所によってはシャワー施設や入浴施設が利用できるところもあります。刈谷ハイウェイオアシスなどは遊園地や公園が併設されているので、子ども連れでの車中泊におすすめの場所の一つです。

また、休日の前の日に出発して、どこかのSAか PAに停泊すれば、翌朝はそのまま目的地に向かって出発できて効率的ですし、高速を降りるのが土日祝なら休日割引が適用になる、というメリットもあります。

一方、SA、PAのデメリットは駐車スペースによってトラックのエンジン音がうるさかったり、本線を通る車の走行音や、夜中でも人通りや物音が絶えず眠れない可能性があることが挙げられます。

これを少しでも軽減するためのポイントは、Googleマップなどであらかじめ停泊するSA、PAの形状を調べておき、本線と駐車エリアがなるべく離れているところを選ぶことと、駐車エリアでは入ってすぐ左奥の角あたりを狙うのがコツです。

高速のSAの進入口は本線から左へそれていき、一般車はさらにその先でいったん大きく左へカーブしてからトイレや食事スペースのある建物へ右に曲がる形になっているところが多いですが、人間の心理として早く建物のある方へ行こうとするので、左の一番奥の駐車スペースは全体的に交通量が少なめです。
また、この場所はトラックの駐車エリアとも離れている場合が多いので、静かさは一番です。
ただし、トイレまでの距離が少し遠くなるというデメリットはありますが、うち的には一番おすすめの停泊スペースです。

道の駅のメリットデメリット

道の駅も手軽に利用できるという点が一番のメリットでしょう。車中泊お断りとうたっている道の駅もありますが、そう言っている道の駅も仮眠はOKとなっていたりするので、キチンとマナーさえ守って利用すれば気兼ねすることはありません。
うちでは道の駅を利用する時は、翌朝、朝市などで多少でも買い物をして地元にお金を落としていくよう心がけています。

ここで禁じようとしているのは、2日も3日も駐車場に居座ったり、テーブルや椅子を広げて宴会をしたり、遅くまで騒いだりするような使い方で、実際過去にそういったトラブルを経験した結果なのだと思います。

つつましく駐車場に車を停め、静かに車内で過ごしている、ごく普通の車中泊愛好家までを排除するものでは無いと思います。


道の駅のデメリットとしては、案外駐車場が狭いところが多いので、到着時間が遅くなると駐車できない可能性があることです。
特に連休などではまず夕方4時を過ぎると満車になっていると思った方がいいでしょう。


夜遅く到着したら駐車場がいっぱいだったという苦い経験があります。
必ず予備の停泊場所はあらかじめ調べておいた方がいいですね。あるいはなるべく早めに現地入りするかのどちらかです。


車中泊人口の増加で今後ますます道の駅は狭き門になることでしょう。

多少の出費覚悟の停泊場所

無料で利用できるのが道の駅のメリットですが、満車で利用できないリスクを考えると、多少のお金を払っても必ず泊まれる場所を確保するのも一つです。
そういったカテゴリーで停泊場所を考えた場合、RVパークや湯YOUパーク、またかんぽの宿の駐車場などが候補としてあがります。あるいは、オートキャンプ場や一般のキャンプ場を利用するのも一つの選択肢です。

飛び込みで泊まれるところもなくはないですが、基本的には事前に予約(最低でも当日に事前に電話して空いているか確かめてからの利用)となります。
そういう意味では車中泊の良さである気軽さや自由さ、その時に泊まりたい場所でサッと泊まれること、といったことからは少し離れます。あらかじめ予定を組んでおく必要があり、スケジュールや行程が縛られてきます。

湯YOUパーク

日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブのくるま旅クラブが立ち上げたのが湯YOUパークというシステムです。
各地にある入浴施設と提携して、そこの駐車場を有料で停泊場所として利用させてもらえるというスタイルです。
駐車料金は1泊2000円前後のところが多いです。
利用条件は、あらかじめくるま旅クラブの会員になることとなっていますが、施設によっては会員である必要はないというところもあり、とりあえず直接各施設に尋ねてみるのがいいかもしれません。

まあ、大抵はその入浴施設のお風呂を利用すると思いますが、それも別に必須ではないので、お風呂は別の温泉とかを利用するのもアリと思います。
湯YOUパークになっている施設はいわゆる循環式の健康ランド的なところが多いので、近くに天然温泉があるならお風呂はそちらを利用して、停泊場所としてだけ考えるという使い方ですね。

湯YOUパークのデメリットとしては、施設によって当たりはずれが大きいことでしょうか。
1泊2000円払っても、指定された駐車場は職員用の第2駐車場の一番奥だったりすることもあります。
また、トイレもお風呂の営業時間しか使えず、閉店後は近所のコンビニのトイレをご利用くださいと案内されたりします。
他店のトイレを使うよう案内してお金をもうけるのはちょっと商道徳に違反しているのでは?
このあたりが、実際に使ってみないと分からないところが湯YOUパークの難点といえます。

かんぽの宿駐車場

「くるま旅クラブ」と「日本カーツーリズム推進協会」がタッグを組み、「かんぽの宿」と提携して、1泊2000円でかんぽの宿の駐車場に車を停めて温泉を利用することができます。
温泉の利用料金は駐車代とは別にかかりますが、かんぽの宿で夕食や朝食を食べることもできるので、まさに宿泊だけ車を使って、あとはほぼかんぽの宿を利用している感じです。

毎回利用するとけっこう費用はかかりますが、何泊かに1回こういう場所を利用するのもいいかもしれませんね。

RVパーク

RVパークというのは、先ほどの湯YOUパークと同じく、くるま旅クラブが推進するシステムです。施設の駐車場を車中泊として使用することを公認された専用の駐車スペースを1泊1000円前後で利用できます。
くるま旅クラブの定める定義によると、下記の条件を満たし、日本RV協会が認定した施設となっています。
★ゆったりとした駐車スペースで、一週間くらいの滞在が可能
★★24時間利用が可能なトイレ
★100V電源が使用可能
★入浴施設が近隣にあることが望ましい
★ゴミ処理が可能
★入退場制限が緩やか予約が必須ではないこと

現在全国に200カ所ほどの施設が登録されています。
道の駅もあれば、温泉施設の駐車場、キャンプ場、ペンションやホテルなども加盟しています。加盟施設一覧は下のURLから見ることができます。

https://www.kurumatabi.com/rvpark/list.html


電源が使える、ゴミ処理ができる、入浴できる、テーブルセットなどを出して使うことができるなど、うまく使えば車中泊の強い味方になると思います。
毎回使うというより、長い旅の所々でこういう場所を利用して、ポータブル電源を満充電したり、ゴミ処理をしたりできる車中泊のオアシスステーション的な使い方が便利ではないでしょうか?


さて、今回はこの辺まで。
次回また引き続き、車中泊の停泊場所についてもう少し考えてみたいと思います。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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