ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

CHROME発 タフで機能的なメッセンジャーバッグ




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


世界中のメッセンジャーから愛される製品を作り続けているプロダクトブランド「CHROME JAPAN」様より、"SIMPLE MESSENGER(シンプル メッセンジャー)"ショルダーバッグをご提供いただきましたので、今回はその使用レビューをお届けしたいと思います。

機能美を追求する「モノづくり」 ブランド CHROME

CHROME JAPANは立ち上げから25年経過するアメリカのブランドで、主にカバンやフットウエア、アパレルなどを手掛けています。

その製作スタイルは、プロのメッセンジャーや自転車通勤する人をはじめ、都市で生活する人たちのために、便利で耐久性のあるプロダクトを作りつづけるというコンセプトで、丈夫でタフなミリタリースペックの素材を使い、シンプルかつ機能的な製品を制作することに信念を持って取り組み続けているブランドです。



"CHROMEが重きを置くのはファッションではない。CHROMEは機動する道具だ。"


とCHROME社のブランドコンセプトには書かれています。

いわゆるファッションブランドではなく、あくまでギア(道具)を作る会社である、というところに信念をもたれている点が、今回私がこのレビュー掲載をお受けすることを決めた理由の一つです。

そして、実際にこのシンプルメッセンジャーバッグを使ってみて、そのタフさと使い勝手の良さは、まさに自分たちの暮らしを支える「道具」と呼ぶにふさわしいと実感しました。

それは同時に、使いやすく手に馴染む道具を手に入れた時に抱く、可愛い道具への愛着も生み出します。その愛着は、使い込めば使い込むほど深まっていき、やがて自分にとってなくてはならない相棒へと成長していくのです。

CHROME史上最もシンプルなメッセンジャーバッグ

軍隊で使用されるほどの強靭な素材を用いて作り出されたメッセンジャーバッグは、簡単な動作でカバンの中身にアクセスできる操作性と、そして自転車に乗っていない時でも、街の風景や暮らしに自然に溶け込むシンプルなデザインが特徴です。

今回ご紹介するSIMPLE MESSENGER(シンプル メッセンジャー)バッグは、これまでCHROME社が開発してきた様々なメッセンジャーバッグのヘビーデューティさはしっかり引継ぎながら、シンプルで日常での使用にマッチする仕上がりになっているようです。


届いたバッグを手に持った第一印象はその軽さでした。スペック上の重量は0.6kg、つまり600グラムとなっています。容量は12L。見た目のスリムさの割には沢山入るようです。


試しに、普段私が使っているTUMIのカバンと比較してみました。

TUMIの方はカバン自体の重さが1736gありました。結構な重さです。

一方のCHROME は584g。カタログ通りの軽さです。


つづいて、普段TUMIに入れて持ち運んでいる物をCHROMEの方に入れてみようと思います。果たして入るでしょうか?

中身はお弁当と水筒、財布、手帳、定期券、鍵束、折りたたみ傘、手提げ袋、歯ブラシセット、その他もろもろで、総重量は1746gでした。

CHROMEに持ち物を入れてみると、余裕で入りました。カバンと荷物の重さを足しても2350g。2.5kg以下という軽さです。
TUMIのカバンの場合はトータル約3.5kgになりますから、かなり違いますね。

実際に肩にかけてみると、その差は歴然です。


それと、肩にかけてみて感じるのは入れ物としてのパッケージのまとまりの良さです。デイパックなど、カバン自体が軽いものは他にも沢山ありますが、デイパックに先ほどのような荷物を入れた場合、中身の収まりが悪いというか、何か中身が踊る感じがするんですが、このCHROMEの特徴は、使われている素材の頑丈さと、うつわとしてのカバン内側の形状がやや「内すぼまり」に工夫されているので、とても「荷物が収まる」んですね。

なので、肩から背中に回すと自然とカバンが身体に馴染んで一体化します。
その一体感は自転車を運転する時の安定性につながるでしょうし、徒歩の場合も肩への負担がかなり少なくなると思います。


道具としての使い勝手

CHROMEのシンプルメッセンジャーバッグは、同社の商品に共通のコンセプトを全て踏襲しています。以下、具体的に見ていきましょう。

1.クイックリリースバックル

CHROMEの最大の特徴とも言えるのがこのクイックリリースバックルです。
自転車に乗りながら、胸元のバックルをかるく持ち上げると、ショルダーストラップの長さが一瞬で伸び、それまで身体に密着していたバッグが開放されます。そして、片手でストラップをシュッと前後させる“One Action”で、カバンが自分の前にサッと移動してくるのです。自転車に乗りながら素早く安全に荷物にアクセスすることができるという利便性。
バックルの開放からカバンの前後移動、サイドファスナーオープンまでの一連の流れが、いっさい手元を見なくてもスルッと行えるのはもはや快感に近い身体の動きなのです。
逆に、サイドファスナーを閉め、カバンを背中に回して、ストラップをシュッと引けば、カバンはまた元通り身体と一体になります。

この「シュッ」というワンアクションの感覚は、なかなか口では言い表し難いのですが、これは慣れると確実にハマります。


余談ですが、このバックルは実は栓抜きとしても使える形になっているんですね。
オフィシャルサイトのYouTube動画には、このバックルでビンの栓をカッコよく抜いてゴクゴク飲み干す場面が映っています。

2.ファイブバーウェビング

シンプルメッセンジャーバッグの「シュッ」というスライド感覚を助けているのが、ショルダーストラップに使用されている「ファイブバーウェビング」というベルト素材です。

これ、実は車のシートベルトなんですね。
ベルトの太さ、素材のスベスベ感など、つけた感じはまさにシートベルトです。肩に食い込むことなく、しなやかに身体にフィットすると同時に、強い衝撃にも耐える強さと耐久性を併せ持っています。

3.サブストラップ

ショルダーストラップ1本ではさすがに長時間になると肩への負担がありますが、これとクロスするようにサブストラップがあることで、バッグの密着度が増すとともに荷重が分散し、カバンがより軽く感じます。
サブストラップはベルクロタイプになっていて、左右どちらにも切り替えることが可能です。メインとサブ2つのストラップのスタリッシュさがCHROMEのデザインのもう一つの特徴になっています。

4.デュアルウォール構造

CHROMEのメッセンジャーバッグは外側にコーデュラ生地が使われつつ、内側にはターポリンというデュアルウォール構造となっています。そのタフな構造と防水システム、フラップを開かずに小物を入れられる防水ファスナー付きポケットに加えて、インナーにはPCスリットも備えていて、しっかりと中身を守ることができます。
アクティブに移動するワーカーがPCやタブレットを持ち歩き、出先で機器を扱う場面を想定し、かなり過酷な状況にも耐えられる高い耐久性を持つアイテムです。


公式オンラインストア
SIMPLE MESSENGER BAG(シンプル メッセンジャー) | クローム・インダストリーズ公式オンラインストア




CHROMEが活躍するさまざまなシーン

さて、CHROME社はこのバッグを主に自転車乗りのためのメッセンジャーバッグと位置付けていますが、私がこのバッグを手にしてみて感じる使用場面のイメージは、自転車乗りだけにとどまらない様々な使用場面です。

まず浮かんだのは通勤用のバッグとしてのイメージ。
機能性を突き詰めたシンプルでミニマムなデザインは、ミリタリー素材を使っているからといって決して無骨になり過ぎることなく、どちらかと言うと洗練された都会のアーバンテイストを感じるので、スーツスタイルにこのバッグをたすき掛けにして、颯爽と都会で活躍するビジネスマンにもおすすめできるバッグだと思います。
カバンそのものの軽さとターポリン素材の頑強さのため、ビジネスツールをしっかり収納しつつも、バッグが型崩れせずスマートなデザインをキープしてくれます。



次に浮かんだのが、アウトドア向けのバックパッキングスタイルです。

試しに、私がソロのバックパックの際によく使う道具たちをこのシンプルメッセンジャーに収納してみました。
SOTOのコンロとカセットボンベ、メスティン、まな板とナイフ、コーヒーツールとマグカップ、アルミの折りたたみテーブル。そして、お気に入りのBOZEのスピーカー。

これらがメッセンジャーバッグの中にすっぽり収まりました。肩にかけてみると何の違和感もなく身体にフィットします。


こいつに愛用の道具を入れて、森でも海でもあるいは近くの公園だって、ふらっとバックパックに出かけ、お気に入りの音楽をBOZEで聴きながら、米を炊きコーヒーを淹れることができます。
多少ラフな扱いをしてもこのバッグなら安心です。そういう頼もしさがこのカバンには感じられます。


そして、もう一つ浮かんだイメージが実は医療現場、特に訪問看護ステーションなどでの使用場面です。
訪問看護に携わるスタッフは、仕事に必要な道具やノートPCなどをショルダーバッグに詰めて、1日に数件訪問先を回っていきます。
彼らはとてもシビアに時間管理をする必要があり、移動しながら昼食を取ったり、少しの時間を見つけては訪問記録を打ち込んだりしなければなりません。
そんな彼らにとってこのシンプルメッセンジャーはきっと心強い相棒になってくれると思います。ワンアクションでサッと中身にアクセスできるという点は、まさに現場の医療戦士たちにとって必要不可欠な機能なのです。




アウトドアバッグといえば今まではデイパックが当たり前でしたが、都会の自転車乗りたちから生まれたメッセンジャーバッグというスタイルは、これから先、様々なアウトドアシーンにおける新基軸として、もう一つのスタンダードになっていくのではないかと感じました。

このスタイルが街に溢れる日も近いのではないでしょうか?



公式オンラインストア
SIMPLE MESSENGER BAG(シンプル メッセンジャー) | クローム・インダストリーズ公式オンラインストア



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