ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊隠れた名所シリーズ〜不動滝@長野県長和町





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今日は車中泊で是非訪ねてみて欲しい各地の名所をこっそりご紹介する「車中泊隠れた名所シリーズ」です。

神秘的なヒーリングスポット

今回ご紹介するのは、長野県長和町にある不動滝です。その雰囲気がとても神秘的で、ヒーリングスポットと呼ぶに相応しい荘厳な佇まいでありながら、あまり人々には知られていない隠れた名所なのです。


長和町という場所は、かつては長門町と和田村という2つの自治体だったところが1つに合併されて長和町と名付けられたという経過があります。地理的には、諏訪から上田小諸へ抜ける国道142号と、茅野から蓼科白樺湖を越えて上田小諸方面に続く国道152号線が交わるあたりが長和町になります。


自然豊かな山あいの小さな町ですが、このあたりの山では太古の時代には、黒曜石という刃物や矢尻を作るための貴重な石が豊富にとれたことから、鉄が主産業になる前にはかなり有力な資源として沢山の人々がこの地を訪れ、盛んに交易が行われていたそうです。


さて、今回ご紹介する不動滝は、この2つの国道が交わる交差点から、白樺湖方面へ国道152号をほんの2〜3km走り、そこから10分ほど山の中へ分け入った場所にあります。
国道の入り口には「不動滝 左」と小さな看板が出ています。
そこから左に折れて、小さな集落を抜け、林道を森の中に進んでいきます。ゆっくり進んでいくと、再び「不動滝 左」の看板があり、道に沿って車を停めるスペースがあります。

ここに車をとめて、ここからは少しだけ山道を歩いていきます。


切り立った斜面に沿って細い山道が続いています。トチノキの大木、クリ、クルミなど広葉樹の森です。


足元にはフタリシズカや野生のミツバ。
とても自然豊かな森で、川のせせらぎの音が小さく聞こえます。


やがて、切り立った高い岩肌がそそり立つ場所にやってきました。
ちょっとしたビルくらいの高さの垂直の岩壁です。


崖の下に立ち上を見上げると、切り立った岩肌から木が生えています。岩肌によって切り取られたような小さな空から、明るい光が森の中に降り注いでいて、とても神々しく気持ちのいい場所です。

そして、その切り立った岩肌の向こうには。。。

清らかな水が降り注ぐ不動滝がありました。
落差は7mほど。深い森の中にある滝なので、言葉にする以上に迫力があります。
そして、滝壺を中心にすっぽりと、切り立った崖に周囲を覆われているため、その場所はまるで隔絶された隠れ家のような不思議な世界なのです。

紅の豚のポルコのアジトみたいな感じというんでしょうか?

あるいは、トトロの棲む大木の根っこにあるほら穴みたいな。


高い岩の壁に囲まれた森の中に静かに降り注ぐ滝は、夏でもカラッとしていてとても気持ちいい場所ですが、案内看板を見ると冬には滝が凍り付いて分厚い氷柱ができるようですね。



長和町には他にも隠れた名所が

さて、神秘的なヒーリングスポットでしばし天然のクーラーに浸ったあとは、もう一つの隠れた名所にも是非立ち寄ってみてください。

それは、国道152号を白樺湖方面にさらに2〜3キロ進んだ場所にある古い神社です。
国道沿いに赤い鳥居が見えるので見落とすことはないと思います。


神社の名前は「大門稲荷神社」。
ここには、日本三大辻の一つ「大門の高辻」があります。
「辻」というのは相撲の土俵のことをいうのですが、ここの土俵は地面から土俵までの高さが2.27mあり、こんなに落差のある土俵は日本でここだけなんですね。
毎年秋にはこの土俵で奉納相撲が行われていて、地元の若者たちがまわし姿で実際に相撲をとります。土俵から落ちたら地面まで真っ逆さま。
滑り台くらいの角度がついているので、案外大ケガをせずうまく転がり落ちていくんですが、相撲を取る方も見ている方もスリル満点の奉納相撲なんです。


実は私、昔信州に暮らしていた頃に、この奉納相撲に一度だけ出たことがあるんです。消防団に入っていた関係で、出ることになったんですが、それはそれは命がけでした(笑)
回しをしめて、御神酒をいただいて、若い衆はみな順番に土俵に上がるんですが、怖くても怖いと言えない、逃げ出したくても逃げたらみんなの恥さらしなので、みな覚悟を決めてエイヤ!っと相撲をとるわけです。

いったん土俵に上がってしまったら、もうあとは何も覚えていないのですが、気づいたら土俵の下に転がり落ちていて、からだ中泥だらけであちこち擦りむいていました。
見ると相手も同じように転がり落ちて泥だらけだったので、どうやら2人とも投げあって一緒に落ちたようです。


相撲を取ることよりも、こんなに高い土俵に上がることの度胸試しのような高辻相撲ですが、この神社の御祭神が出雲から諏訪へ移り住んできた「建御名方」を祀る神社ということなので、それも納得できます。

建御名方は出雲の国譲りに際して唯一反対して、敵と相撲をとったと言われており、その勇猛さから信心を集めている人なのです。


長和町にある大門稲荷神社の高辻、是非皆さんも訪ねてみてください。



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