ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は前回に引き続き、車中泊に役立つロープワークをご紹介します。
<応用編>お腹の前でもやい結び
前回はもやい結びの基本的な結び方をご紹介しました。
今回は、もやい結びの応用篇です。
ロープを腰の周りに回して、お腹の前で結ぶやり方。水難救助や山岳での滑落防止など、自分自身の身を守るのに役立ちます。
慣れればわずか2〜3秒で身体をロープに固定できるので、いざというときのために覚えておいて損はないと思います。
それでは順を追って見ていきましょう。
ロープを腰の周りに回して、両手で持ちます。
写真では右手でロープの端を持っています。私は右利きなのでこの方がやりやすいですが、どちらでも大丈夫です。
右手でロープを持ったまま、左のロープに右手をクロスさせるようにして、左のロープの周りをグルっと一回転させます。
右手の手首をグルッとねじるようにして
右手の手首を返すと、
右の手首に左のロープが巻きついた形になります。
ここまでは、左手はずっとロープを掴んだままです。
右手で持っているロープの端を左手で持ちかえます。
左のロープの下を通して持ちかえるのがポイントです。
ロープの下をくぐったロープの端を、もう一度右手で持ちかえます。
左手はロープの端を回すために一瞬持ち替えただけで、また左のロープを持ちます。
再び右手でしっかりロープの端を持てたら、ロープの端を持った状態のまま、右手の手首に巻きついているロープから手首を抜きます。
右手のロープの端は持ったままで手首からロープを抜くこと。これがポイントです。
左手で手首のロープを抜くのを助けてあげましょう。
手首から抜けたあとも、右手はロープの端を離さず持ったままです。
左手でロープを引っ張っていきます。
結び目がもやい結び特有の形になっていればOKです。
お腹の周りでもやい結びが完成しました。
どれだけ強い力がかかっても、絶対に輪っかは縮まりません。なのに、ほどくときは簡単にほどけるのがもやい結びの特徴です。
右手で持ったロープの端は、途中ほんの一瞬左手に持ちかえる以外はずっと右手で持ったまま、ねじったり手首を抜いたりするのがポイントです。
とりあえず、この2通りのもやい結びの方法を覚えておけば、いろいろな場面でとても役に立ちます。
私は、小学生の夏のキャンプでこの2つのもやい結びを教わり、それから今まで本当に何度も何度もこのもやい結びに助けられました。
ロープワーク番外編「八の字巻き」
さて、もやい結びをご紹介したついでにもう一つ、実践で役立つロープワークをご紹介しましょう。
ロープワークといっても、こちらは結び方ではなくて、ロープのまとめ方に関する方法です。
その名も「八の字巻き」。バンドや音楽をやっている方にとっては当たり前のスキルなので今さらかもしれませんね。長いロープやケーブルなどをまとめる時にとても役立つ方法ですので、まだ知らない方は是非覚えておかれるといいですよ。
一般的に、お店で売られているロープ類や電気の延長コードなどは「順巻き」といって、ロープが同じ方向にぐるぐると巻かれています。
この方法だと見た目はきれいにまとまっていますが、ほどいたときにロープがよじれたり絡まったりしやすいのです。同じ方向にクルクルと巻かれているということは、ロープがらせん状に渦を巻いているので、ほどいたときにロープが一直線になっていないのがからまる原因なんですね。
一方の「八の字巻き」は、ロープを巻いていくときに「順巻き」と「逆巻き」を交互に繰り返していく巻き方になります。
この方法だと、順巻きでねじれたロープが、次の逆巻きでねじれが元に戻るので、どれだけ長いロープでも、絡んだりもつれることなく、ほどけばまっすぐになるのです。
ロープだけでなく、延長コードや電化製品の長いコードなどをまとめる時も、八の字巻きにしておくと次にほどくときがとても楽なんです。
八の字巻きのやり方
まず初めは、普通にロープをクルッと輪っかにして、左手でまとめて持ちます。これが順巻きですね。
それから右手をロープに沿ってスーッと伸ばしていき
肩幅くらい広げたところで右手を滑らすのをやめて、
右手の親指と人差し指でロープをねじるようにしながら
野球のサイドスローみたいな感じでロープをしならせながら右腕を横から前に持ってきて
右手のロープを左手に渡します。
自由になった右手で再びロープを持ち、肩幅くらい滑らせたら
今度は順巻きなので、そのままロープを輪にして左手に渡します。
自由になった右手で再びロープを滑らせていき、
親指と人差し指でロープをコヨリのようにねじりながら
またサイドスローのように右手を横から前に持っていって
左手に輪っかを渡します。
こうやって、順巻きと逆巻きを交互に繰り返していけば、八の字巻きの完成です。
コツとしては、右手をサイドスローのように前に持ってくる時に、右手の親指と人差し指をコヨリのようにねじる、そのねじり加減によって、輪っかが綺麗なループになるかどうかが左右されます。
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