ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

旅のエッセンス、車中泊のエッセンス




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今日は、普段何となく考えていることについて、つらつらと書いてみたいと思います。
テーマは「旅のエッセンス、車中泊のエッセンス」についてです。

旅の意味

コロナ下で、自由に旅に行くことさえはばかられていますが、それでもやはり私たちは、また旅に出たいと感じています。
不要不急という言葉は、たしかに旅にも当てはまるとは思うのです。
「絶対に何が何でもその旅に行かなければならないか?」と問われたら、自信をもって「はい!」とは言い切れません。
別に旅に行かなくったって死にはしませんし、食うに困ることもないわけです。


なのに、なぜ人は旅に出たいと思うのでしょう?
旅する意味というんですかね。


別に、そこまで旅に意味だの目的だの求めなくったっていい気もしますが(笑)


試しに、私たちが旅に求めているものをキーワードで書き出してみるとすると
「リフレッシュ」
「非日常」
「リラックス」
「未知との出会い」
「素晴らしい景色」
「温泉」
「グルメ」
「感動」
「冒険」
「ノスタルジー」
「黄泉がえり」…(?!)

他にもいろいろあるとは思いますが、そこに見えてくるのは、生きるのに必要な「衣食住」とか食欲や睡眠など人間の本能の部分とは少し違う感じですね。そういう、生きるのに必要不可欠な最小限のライフラインから比べると、旅はもう少し人間を活性化させるビタミンのような、人生を活き活きさせる活力剤のような。旅はどちらかというとそんな位置づけのような気がします。


たしかに、感染爆発が懸念されるこのような非常事態では、ライフラインの維持に直接関係のない、人生の潤滑油的な存在である「旅」はどうしてもあと回しにされがちです。


でも、だからといって旅が不要だとは、やはりどうしても言えないのです。


車中泊のエッセンス

さて、このブログは車中泊に関するブログですから、今度は車中泊のエッセンスについて考えてみたいと思います。
車中泊も旅なので、先ほど書いた旅のエッセンスはすべて車中泊にも当てはまると思います。
それに加えて、車中泊には

「車がリビング兼寝室」
「気ままな旅」
「好きな場所に泊まる」
「予定に縛られない」
「DIY心をくすぐる」
「アウトドア的、サバイバル的」
「秘密基地」
「自然に近い場所」


…といった具合に、車中泊ならではのエッセンスが感じられますね。


実は車中泊のエッセンスとやや似ている部分を持つのがキャンプです。

キャンピングカーという言葉が示す通り、車で寝泊まりしながら旅をするという発想は、かつてアメリカ大陸で幌馬車に荷物を積み、夢を求めて西へ西へと向かったゴールドラッシュの時代や、シルクロードを行き交ったキャラバンにその起源があると思われます。

幌馬車もキャラバンも長い行程を何日もかけて移動します。当然、それに伴って衣食住も大移動するわけです。そのための道具やノウハウが、現代のアウトドアレジャーとしてのキャンプや車中泊につながっているのです。


現在、キャンプといえばどこかのキャンプ場を予約して、そこにテントを張って泊まることを指しますが、本来的な意味からすれば、長距離の行程を寝泊まりしながら移動する車中泊の方が、より本質的にキャラバンに近い気がします。


キャンプのエッセンスといえば
「タープを張る。テントを張る。寝る」
「外でご飯をつくる。食べる」
「火をたく」
「自然(外気)の中に身を置く」
「静かに流れる時間と空間に浸る」
「不便を楽しむ。工夫を楽しむ」
「五感を駆使する」(火の匂い、草の匂い、土の匂い、雨の匂い、風の音、水の音、鳥の声、虫の声...)


このように書いてみると、テントを張ったりキャンプ飯を作るといったキャンプ場での衣食住を除けば、自然の中に身を置き、そこにあるものを五感で感じ、そして、ゆったりした時間を過ごすという一連の流れは、車中泊にもキャンプにも共通する部分であるように思えてきます。




キャンプの面倒くささ

私自身、車中泊だけでなく家族でキャンプにも行きますが、キャンプをする時に、ある種面倒だなぁと感じる場面がいくつかあります。
それはたとえば、

野営の準備と撤収
ご飯をつくること
キャンプご飯のあと片付け
気持ちよくお風呂に入って汗を流せないこと
キャンプで雨が降ると悲惨な気持ちになること
などなど。


まったく軟弱な野郎です(笑)


いや、これでも昔はワンダーフォーゲル部に所属していたんですよ。信州にいた頃は林野庁の自然保護指導員や森林インストラクターとして活動してたこともあり、最小限の装備で森の中で野営することもありました。

何日も風呂に入れないのが当たり前の山の中でのサバイバルは、必要に迫られてやむなくするものであっても、キャンプ場へ行って擬似的にわざわざ面倒なことをするのは、何かちょっと違和感を感じてしまうのです。
そしてこのことは、実は車中泊にも当てはまる部分があると思うのです。


キャンプや車中泊における衣食住はあくまでライフラインの確保に過ぎないと私は思っています。
それは長距離キャラバンを生き抜くための手段であって、それ自体を目的にわざわざ苦労しなくてもいいんじゃないかなと思うわけです。


そういった面倒さを楽しむことも、大きな意味ではキャンプや車中泊のエッセンスの一つなのかもしれません。でも、面倒もほどほどにしておかないと、肝心の、自然の中に身を置いてゆっくり過ごすことや、家族で過ごす時間を楽しむことが置いてけぼりになる恐れがあります。


エッセンスがあれば「感じる」ことはできる

今回のブログのタイトルは「旅のエッセンス、車中泊のエッセンス」です。
エッセンスという言葉は「本質、抽出したもの、最も大切な要素」といった意味がありますが、例えばバニラエッセンスが、バニラそのものがなくてもバニラを感じることができるように、旅のエッセンスがあれば、旅に行かなくても旅を感じることができる、かもしれません。


旅に行くことがはばかられる今、せめて旅のエッセンス、車中泊のエッセンスを、別の形で体験することで、旅を感じてみるのはいかがでしょう?


「旅の感じ」「車中泊の感じ」を感じられるエッセンスは人それぞれによって違うと思います。
いろいろ試してみて、よりその感じが強く得られるエッセンスを自分なりに見つけることができた時、そのエッセンスこそが自分にとっての「旅する意味」なのではないかと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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