ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊人数で選ぶハイエースのグレード

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は、ハイエースの車種やグレードによる車中泊可能人数について考えてみたいと思います。

案外ややこしいハイエースの車種選び

どれも同じ形に見えるハイエース(少なくとも私には最初そう見えていました笑)ですが、車種やグレードによってかなりの数の種類があることを後になって知るようになり、ハイエースは奥が深いなあと改めて感じています。

昔、デリカに乗っていた時は、ハイルーフか標準ルーフ、2WDと4WDの違いがあるくらいで、基本的にはどれもおなじ乗用ワゴンでしたが、ハイエースの場合は乗車定員(バンとワゴンの違い)に始まり、屋根の高さ、車の全長、車の幅によってそれぞれ車種が異なります。
しかも、どの車種でも2WDと4WDを選べるというわけではなく、車種やグレードによって4WDが選べたり選べなかったりするので、自分の理想のタイプをしっかりイメージして選べる人はいいとして、「何となくハイエースに乗りたい」、というところからのスタートだと、いろいろ悩んでしまうと思います。


sleepysheep-zzz.hatenablog.com


以前、ハイエースの車種選びについて記事にしたことがありますので、そちらも参考にしてもらいながら、今回は車中泊に特化して、「車に寝る」「車で生活を過ごす」ことを考えた場合のハイエースの存在について、改めて考えてみたいと思います。

「寝る・暮らす」からみたハイエース

バンコンというカテゴリーがあります。ハイエースのようなバンの内装を改造してキャンピング仕様にした車のことです。
キャンピングカーの1段下というか、簡易なキャンピングカーというような位置づけになると思います。一般的な車としての使い方と車中泊(キャンピングカーライフ)の使い方を両立させた形、それがバンコンのコンセプトです。
最近ではそれをDIYで自作しながら自分たちの好きなスタイルに作り上げていく人が増えてきているように思います。ピンタレストやインスタグラムなどには、そうした自分たちのスタイルがたくさん、おしゃれな写真や動画で紹介されているので、参考にされている方も多いかもしれませんね。


ただ、私がそういう写真や動画を見たり、市販のバンコンの内装を見ていて思うのは、この車の乗車定員(就寝定員)は何人なんだろう?
ということです。

つまり、たいていの場合はソロの車中泊仕様か、せいぜい夫婦やカップルでの2人仕様のものが大半で、4人家族での車中泊を想定したものはあまり、というか、まず見かけないのです。


大人4人が快適に寝たりくつろいだりして過ごせる車の広さということになれば、普通の大きさのハイエースではとても無理だということは一目瞭然です。バンコンで使われているハイエースは、ワイドボディ/ハイルーフ、あるいはワイドボディ/ハイルーフ/スーパーロングという、ハイエースの中で最も大きな車種が使われることが多く、そうした最大クラスのボディであったとしても、想定人数は大人2名、または大人2名+αとしているメーカーがほとんどです。うちのような4人家族でのバンコン選びは、まず選択肢そのものがないわけです。
確かに、ワイドボディ、ハイルーフの広さに2人だけの生活空間を作るとしたら、それはかなりゆとりを持ったレイアウトが可能になるでしょう。食事やくつろぐためのリビング&ダイニングテーブルのスペースと、寝るためのベッドスペースを分けることも可能かもしれません。ところが、人間が4人に増えると、そもそも4人が横になるためのスペースだけで車内の大半が占領されてしまうので、それ以外のスペースに居住空間を設けることが難しくなってきます。そうなればどうしても、旅途中でのレイアウト変更を余儀なくされ、人とモノが車内を動かなくてはならなくなってきます。



さて、それでは、既成のバンコンを頼らず自前でDIYしたとして、いったいどれくらいの人数まで車中泊は可能なものでしょうか?

1.ナローボディの場合

いわゆる4ナンバーのバン、一番オーソドックスなハイエースの大きさです。うちのハイエースはこのタイプです。
ナローの場合、リアの荷台スペースは全長2000mm、横幅1550mmです。ベッドキットを置いてタイヤハウスの出っ張りを床下に隠せたとしても、実質的に畳1枚半ほどのスペースしかなく、ここには大人2人が限界です。仮に、後席シートと助手席シートをフラットにしてそこをベッドスペースに活用したとして、就寝定員は大人3名がギリギリです。
しかも、本当に寝るスペースしか取れませんから、荷物はその都度床下などに移動させる必要がありますし、寝る以外の場面では寝床を片付けて、レイアウト変更しなければなりません。
まあ、それをいとわなければ、ナローボディでも大人3人(または大人2名+小学生2名まで)は就寝可能ということになります。

あと、うちではハイエースの屋根にルーフキャリアを設置して、そこにルーフテントを広げ、あとプラス2名まで就寝可能にしています。これは、室内3名+屋根に2名の全部で5名の大人が就寝できることを目指したわけではなく、いずれ子どもたちが成長したときに、中に2人、屋根に2人が寝ることで、家族で旅が続けられるようにという考えです。
これだと、荷物の移動もあまりせずに済みますし、後席や助手席をレイアウト変更しなくて済むので、停泊地での就寝準備が少なくて済みます。

こんな風に、ナローボディで就寝定員を増やすには、室内をどれだけ工夫するかよりも、車の外側にも目を向けて使える空間を増やすしかないと思います。ゴミの存在、着替えたあとの荷物、あまり使わない荷物などをコンテナボックスに入れて屋根の上に上げるなど工夫することでも、多少のスペース確保にはなると思います。

2.ワイドボディ(ミドルルーフ)の場合

1ナンバーのハイエースバン、またはワゴンタイプのハイエースがこのワイドミドルになります。
ワゴンタイプだと座席の数が10ほどあり、しかもこの座席は固定式のため、車中泊仕様にするにはシートの存在が邪魔になってしまいます。かといって、シートを無視してベッドキットをこしらえたり、シートを取り外してしまうと、車検のたびに面倒なことになりますから、3ナンバーのワゴンタイプを車中泊用のベース車両に選ぶのは避けた方がいいと思います。
車中泊用のベースにするなら1ナンバーのバンの方が適しています。ただし、1ナンバー=大型貨物になるので、高速料金などが普通車ではなくトラックと同じ扱いになり割高になるのが難点です。
裏技として、1ナンバーハイエースの後席シートのスライド幅を伸ばし、乗車スペースを全体の半分を超えるようにして構造変更すれば、1ナンバーから3ナンバーに変えることができ、そうすれば広い荷室を確保しながらワゴン扱いにすることができます。

ミドルルーフは標準ルーフと比べると屋根の高さはわずかな違いですから、背丈に対するアドバンテージはあまりありません。
一方、荷室の横幅サイズが伸びて、荷台の面積が全長2000mm、横幅1700mmと、ほぼ畳2枚分とれるので、横幅に関してはナローより広く感じます。身長170センチまでの大人であれば、横方向に寝転がることができるので、後ろの荷台に大人3人が眠ることができます。
また、後席と助手席を倒したスペースも横幅が1150mmと広くなり、大人1名+小学生1名までは何とか就寝可能です。
4人家族での使用を考えると、荷台に3人は就寝できますが、4人目は結局後席と助手席を倒さなくてはいけないので、寝る場所と食べる場所を分離させるところまではちょっと難しいと思います。そうなると、屋根の上にルーフキャリアテントを設置して、ということになり、結局ナローと変わらないことになると思います。

3.ワイド、ハイルーフ、スーパーロングの場合

横幅1700mmのワイドボディに加え、屋根がハイルーフになり、さらに全長が54センチほど長くなり、ハイエースの中では最大の大きさになります。いわゆる救急車がこの大きさですね。

ハイルーフの利点は、車内に大人がまっすぐ立てることにあります。これは圧倒的に気持ちいいですよ。作業もしやすいし、荷物の移動や前後への人の動きもとても楽です。
それと、全長が伸びることによって荷台の面積はさらに広くなります。横幅はワイドと同じなので1700mmですが、全長が2540mmとなるので、1人60センチずつとして横方向に大人4人が就寝可能です。あるいは、ハイルーフのメリットを生かして、荷台左右の窓際に横幅60センチの2段ベッドを両側に設置すれば、真ん中に50センチの通路を確保して、左右に2人ずつ、全部で4人の大人が就寝できます。
ベッドの長さが2mとして、まだ54センチほどのゆとりがありますから、セカンドシートのスライド幅を大きくとるようにして、中央にテーブルを置くようにすれば、食事やテレビを見てくつろぐなどのリビングスペースを設けることができ、後ろには2段ベッドが2つと、リビングと就寝スペースを完全に分離させることができます。リアの中央通路はうまく活用すれば、奥の方に簡易トイレを置いたり、ベッド下にスライド式の引き出しで荷物を収納することもできるでしょう。


このように、ワイドボディ、ハイルーフ、スーパーロングという圧倒的キャパは、大人4人での車中泊仕様DIYにはもってこいのベース車両になりそうですが、唯一のネックはその巨大さゆえの運転のしにくさと駐車場所の問題があります。

ハイルーフなので立体駐車場は無理ですし、ワイドボディ、スーパーロングは一般の駐車スペースだとドアを開ける隙間がほとんどなく、車の全長が枠線からはみ出してしまいます。
そして、車幅や全長が長いことによる市内での運転のしにくさは、特に女性にはかなり怖いと感じるかもしれません。
特に全長が54センチ伸びたことによるホイールベースの長さが、回転のしにくさやバック時の挙動不安定につながります。


今回は、ハイエースの車種の違いと車中泊の就寝定員について考えてきました。
こう考えると、奥さんも含めて安心して運転ができる大きさと、日常の足としての使いやすさ、そして、ルーフキャリアテントを設置するなどDIYによる拡張のしやすさ、メンテナンスのしやすさなど、いろいろな要素を複合して考えると、やはりナローボディが一番安心できる乗りやすい車であることを実感します。
これからもいろいろと工夫しながら、また家族での車中泊を楽しんでいきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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