ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
本日は車中泊のお話しではなく、先日中古で手に入れたミニギターに関するDIYのお話しです。
表面板にビスドメされていたピックガード
メルカリで4500円でゲットしたasama artisanという古いミニギター。サドルやナットを交換して弦を張りなおしたら、まあまあいい音色を奏でてくれるようになりました。
リビングでちょっと爪弾くのにちょうどいいサイズで、車中泊やキャンプにも連れて行けそうな気がしています。
実はこのギター、買ったときに付いていたピックガードが、ギターの表面4ヶ所にビスドメされていたのでした。
ギターの大事な顔であるトップにビスでピックガードを固定するというのがあまりに可哀想だったので、とりあえずついていたピックガードを外しました。
ネットで調べてみると、同じasamaのミニギターでもピックガードのあるモデルとピックガードなしのモデルがあるようでした。
ピックガードがないモデル
※インターネットより引用
ピックガード付きのモデル
※インターネットより引用
そもそもメーカーで製造された段階ですでにピックガードがビスドメされているようです。
そして、ビスを外したうちのミニギター
穴を小さな木片で塞いでみたところ、遠目には多少目立たなくなりましたが、手元で見るとやはりビスの跡が痛々しい限りです。
アクリル板でピックガードを自作
ピックガードなしの表面板もナチュラルでいいかなと思うのですが、表面のビス跡を見るたびに心が痛み、何とかしてやりたいと願う気持ちが日に日に強くなってきました。
ビス跡を隠すように新たにピックガードを貼ってやればギターも喜んでくれるに違いない...。
ということでアクリル板を使ってピックガードを自作することにします。
ピックガードの形は、オールドギブソンの少しぶ厚めのビンテージ模様をイメージして作ってみることにしました。
うちにある1963年モデルのギブソンD50のピックガードをトレースして、それからミニギターの大きさに合わせて形をデフォルムして、まず型を作ります。
ピックガード製作のノウハウなんて、誰も興味ないと思いますが(笑)、一応作り方を書いておきましょう。
ポイントは、ピックガードに着色していくとき、塗料をアクリル板の表面ではなく、アクリル板の裏面に塗料を乗せていくことです。
そうすれば、塗料が乾いたあと、アクリル板の表側には塗料はなくてクリアな状態のままですから、まるで最初からマーブル模様が描かれているかのような美しい仕上がりになります。
逆にいえば、アクリル板の裏面は塗料が均等じゃなくっても、仕上がりが多少汚くても、気にする必要はありません。
今回は、なるべくゆったりしたマーブル模様のグラデーションにしたかったので、粘度の高い油性のニスをベースにして、同じ油性のオイルステインを使ってマーブル模様をつくることにしました。
油性ニスの方は色はオーク、そしてオイルステインの色はウォルナットです。
ニスの方はかなり粘性が高く、とろっとした液状なのに対して、オイルステインの方はサラッとした灯油みたいな感じの液状をしています。
まずオークの飴色のニスをアクリル板の裏面全体に塗り、つづいてその中に、こげ茶色のオイルステインをつまようじを使って、点々と垂らすように落としてから、オークの中にこげ茶色が絡んでいるようなマーブル模様を目指して広げていきます。
このあたりは芸術的センスが問われる?(笑)いや、適当です。
ピックガードに使うアクリル板は厚さ2mmの「サンデーアクリ」という素材を使いました。
一口にアクリル板といってもいくつか種類があり、「サンデーアクリ」はどちらかというと柔らかめの素材です。柔らかいアクリル板の方が加工がし易い反面、表面にキズがつきやすいのが難点なのですが、ギターのピックガードとして使用するには少し柔らかいくらいの方がピックの擦り傷がついてよりそれっぽくなります。
本物のギブソンの方もピックガードの厚みは同じ2mmなので、ぱっと見はギブソンからミニギターが発売されたかに見えなくもない?(笑)です。
ピックガードが分厚くなるだけで、少しオールドっぽいビンテージ感が漂います。
2日ほど室内で放置してニスがしっかり固まってから、裏面に両面テープを貼って、ギターの表面に固定すれば完成です。
念のため、両面テープは貼って剥がせるタイプのものを使うことにしました。
いかがでしょう?ミニギブソンの完成です。
ピックガードだけ見た感じだと、マーブル模様の色合いが少し色が薄いかなと思っていたのですが、ギターの表面と合わさると、ちょうどいい感じの色の濃さになりました。気になっていたビス穴の跡も見えなくなりました。
私は、自分のギターはギブソンだろうがオールドモデルだろうが、弦高調整とサドル、ナットの交換は必ずやります。ギターはあくまで鳴らしてなんぼのものなので、自分が弾きやすいようにチューンナップしないと長い時間弾く気になりません
逆にそうやって調整して弾きやすくなったギターは愛着がわいて音を奏でるのが楽しくなります。
今回のミニギブソンは、その手ごろなサイズ感も相まって、とても可愛らしいお気に入りの1本に仲間入りしました。
サイズ的に大きな音は出ませんが、逆にそれをかき鳴らすと、やや枯れた音がブルージーな雰囲気を出してくれるのです。
車中泊やバンライフに連れ出すのにちょうどいい1本となりそうです。
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