ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

運転中横断歩道に歩行者がいたら止まりますか?


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今日は車の安全運転に関するお話しです。

横断歩道で止まる率全国1位は?

先日、仕事の関係で事業者安全運転管理者講習というのを受講してきました。
車を一定台数以上保有する事業者は、毎年必ず受けなければならないと義務付けられています。

2022年の道交法改正の目玉の一つに、事業者へのアルコールチェックの義務付けがあります。
業務運転中に飲酒運転で死傷者を出す痛ましい事故の割合が増えているそうで、それを取り締まるため、毎日朝夕にアルコールチェックを義務付けるというものです。
前の夜に深酒をしての二日酔いも、これからはアルコールチェックに引っかかって仕事ができなくなる人が出てくることでしょう。

タクシーやバスなどの運転手は以前からチェックしていましたが、今後はルートセールスや営業マン、訪問看護や介護施設の送迎車など幅広く義務付けの対象となります。
職を失いたくなかったら、休みの前の日以外はお酒はほどほどにしなくてはいけませぬ(笑)


さて、話しが少しそれてしまいました。本日のお題は、「もし横断歩道に歩行者がいたら?」です。


「道路は歩行者優先である」

昔、運転免許の学科試験でしっかり習ったはずなのに、普段このことがすっかり忘れ去られてしまっているようです。

「横断歩道に歩行者がいた場合、自動車は一旦停止して歩行者に進路を譲らなければならない。」と道交法にしっかり定められています。
でも、実際に横断歩道に歩行者がいた時、一旦停止して歩行者に道を譲る車はいったいどれだけいるでしょう?


全国平均30.6%

2021年のJAFによる調査で、横断歩道に歩行者がいた場合に、自動車が一旦停止する割合です。
止まる車が30.6%ということは、裏を返せば約7割の車は、歩行者がいても止まらずに過ぎ去っていくということです。


2016年から始まったこの調査では、調査を開始したばかりの頃は停止率わずか1ケタという都道府県が沢山ありました。あまりの停止率の低さに各都道府県の警察署などがキャンペーンを行い、少しずつ改善はされてきていますが、それでも今年の全国ワースト1位の岡山県は停止率10.3%、京都府は16.8%。まだまだというか、まあ似たり寄ったりですね。


10台通り過ぎてようやく1台止まってくれるかどうか?という確率ですから、子どもたちが手をあげても、まず止まってくれる車などいないわけです。

全国1位は長野県

ちなみに調査開始以来ずっとトップ1位を維持しているのは長野県で、停止率はなんと85.2%!

つまり、長野県ではほとんどの車が歩行者を見たら止まるのが当たり前、という感覚のようです。
さすがは日本一の教育県だけのことはありますね。

運転は人を表す

車中泊で各地を旅して回るとき、私たちは横断歩道できちんと止まっているでしょうか?
改めて自分に問い直してみました。

手押し車を押すおばあちゃん、学校帰りのランドセルの子どもたち…。歩行者は何も言わないけれど、通り過ぎていく車のナンバープレートを見て、「あ、○○県の車が止まらずに通り過ぎていった…。」と心の中でつぶやいているかもしれません。


横断歩道に人がいてもそのまま平気で通り過ぎて走り続ける姿は、助手席や後部座席から自分の子たちも見ています。
他にも、前の信号が黄色になると逆にアクセルを踏んで加速したり、赤スレスレで交差点を走り抜けたり、対向車ギリギリに突っ込んで先回り右折したり。そんな、ほんのちょっとの時間を稼ぐ親の姿を、子どもたちはじっと見ているのです。


子どもたちに、「そんなズルいことしたらダメでしょ!」と叱る親が、実は自分もズルいことをしているという、何とも示しのつかない話しです。


厳密にいうと、そんな運転をしている理由を自分に問うてみると、別に時間を稼いでいる訳でもなく、ただ「面倒くさいから」「何も考えていないから」そんな気がします。
紙くずをポイと道に捨てたり、道端で立小便するのと同じように、そこに自制心などなく、ただ垂れ流している、そんな運転を自分はしているんだなと、少し振り返って恥ずかしくなりました。


車を運転していると、車内は密室でプライベート空間となります。
エンジンをかけたまま車外に出てみると思った以上に自分の車のエンジン音のやかましさに驚くことがありますが、車内にいると自分の車の真の姿は案外見えないものです。

運転中の自分の姿や行動は、実は外からはとても「よく見えて」いて、外から見たその車の振る舞いは、「その人の品格」をそのまま表していると思います。

車の中にいると自分が消えてしまうというのか、匿名のネット投稿と同じように、何をしてもバレないという錯覚に陥りやすいのかもしれません。本人はそれほど悪いことをしているつもりもなく、知らず知らずのうちにやっている「自分の運転の姿」は、外から見るととても危なかったりするのですが、運転中の自分には見えないというか、気づいていない。


いわゆる「無知の知」というんでしょうか。
自分が無知であることをまず自覚することが大切だと思うのです。


アラウンドビューモニターという自動車の機能がありますが、もしも自分が運転している様子をモニターで見られるような機能が発明されたら、自分の運転マナーは今より向上するでしょうか?

残念ながらそんなモニターはないので、私たちは自分の心の中に自分が運転する姿を映しながら走るしかなさそうです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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