ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエースキャンピングカーへの幻想

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


先日、ショッピングモールへ買い物に出かけると、ハイエースのキャンピングカーが展示されていました。
わが家と同じ4ナンバー標準サイズのハイエースの内装をアレンジした新車キャンピングカーの展示販売です。
主催しているのはキャンピングカー専門店ではなく、トヨタ系列の正規ディーラーが製作販売しているキャンピングカーでした。


さて本日は、最近のバンコンキャンピングカー市場というものについて改めて考えてみたいと思います。

正規ディーラーが車中泊市場に参入する時代

車に寝泊まりしながら各地を旅するキャンピングカーや車中泊。
ひと昔前まではキャンピングカーというと一部のマニアの世界でしたが、今では正規ディーラーまでがキャンピングカーや車中泊仕様の車を販売する時代になりました。
それだけ、人々にとって「車に泊まる」ことがごく当たり前の方法として違和感なく行われる世の中になってきたということかもしれません。

特に小型キャンパーというのか、ハイエースや軽ワゴンの内装をカスタムしたバンコンスタイルの車に人気が集まっているように思います。
これらの車は外見は全く普通の見た目なので、スーパーの駐車場に停まっていても、そこにキャンピングカーがあるとは誰も思いません。
トラックベースのキャンピングカーほど仰々しくなく、普段使いにも何の支障もない見た目は普通の車でありながら、中に乗り込めば実はキャンピングカーである、というのがバンコンのコンセプトであり魅力と言えます。

そうした、普段使いと旅が両立できる点がバンコンクラスに人気が集まる理由なのかもしれません。

キャンピングカーという幻想

しかし、いきなり話しの腰を折るようで申し訳ないのですが、ハイエースで車中泊をしている私たちの実感としては、バンコンキャンピングカーは、「キャンピングカーのようでキャンピングカーではない」という気がします。
言葉の問題だけのことかもしれませんが、バンコンというのはあくまで車中泊車であって、本来のキャンピングカーとは別もののような気がするのです。


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展示会場に置いてあったカタログをもらってきて、家に帰ってからゆっくり見てみることにしました。

ハイエースの後席にスライド式のRevoシートが取り付けられ、後部リビングには両側に収納家具、そして可変式のベッドキットが備えられています。
Revoシートを後ろ向きに設置して、ベッドキットを起こせば対面式のダイネットになり、全部フラットに倒せば大人2名が就寝できるベッドモードに、そしてシートをたたんでベッドを取り外せば大型のラゲッジスペースになる、と書かれています。

たしかに便利そうに考えられています。

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4WDのディーゼルエンジンで新車価格約500万円。2WDガソリン車なら400万円弱となっています。これくらいの金額でキャンピングカーが買えるとなれば、まあ、何とかならない金額ではないかもしれません。


でも、何度も言いますがこれは果たしてキャンピングカーなのでしょうか?それとも車中泊カーなのでしょうか?
カタログにも「乗車定員6名 4ナンバーの車中泊仕様」と書かれています。キャンピングカーのような車中泊仕様の車…。キャンピングカーと車中泊仕様との間に厳密な線引きはないのかもしれませんが、あえて線引きをするなら、どこが違うんでしょう?

就寝定員と車内のレイアウト変更がポイント

ここからは私の個人的な考えの範囲ですから、間違っているかもしれません。
本来、キャンプカーという言葉は、「寝泊まりしながら旅をすることができる装備を備えた車両」と定義づけられると思います。車検上のキャンピングカーの定義でいえば、「ギャレー設備やコンロが備えられていること」などいくつか基準がありますが、そういう基準に照らせば確かにバンコンも装備的にはキャンピングカーで間違ってはいません。

でもこれは、私が思うキャンピングカーと車中泊仕様の違いというのとは、少しニュアンスが異なっているような気がします。

まず一つは乗車定員と就寝定員の問題

先ほどのカタログでいえば、このハイエースキャンピングカーは、乗車定員は6人、就寝定員は2人です。当たり前のことですが、乗車定員の6人がそのまま寝泊まりできるというわけではありません。
車検上の乗車定員が何人であっても、実際に就寝できる人数がその車の「キャンピングカーとしてのキャパ」なのであって、就寝定員を超えて寝泊まりしようとすると何らかの支障が出てきます。

車内のセッティング変更の問題

使用場面によって車内のセッティングを変える必要があるかどうか?
仮にバンコンであっても、場面に応じて車内のセッティングを変える必要がなければ、その車はキャンピングカーと呼べるのではないかと思うのです。一方、場面によって車内レイアウトを変える必要があるのなら、その車をキャンピングカーと呼ぶのはどうかな?という気がします。

この2つのポイントを合わせて考えてみると、その車がキャンピングカーといえるかどうかを判断する基準は、「その人数の人間が、食事シーン、くつろぎのシーン、就寝のシーン、そして移動のシーンを、車内のレイアウトやセッティングをいちいち変えることなく利用できること」ではないか?ということです。
4ナンバーハイエースの広さでも、大人1人または2人で使うのであれば、後席をダイネット(食事スペース)に、後部荷室をベッドルームとして分離して利用することが可能だと思います。これは同じく軽の1BOXでも工夫すれば1~2人用のキャンピングカーと呼べるものが作れるかもしれないと思います。

一方、大人3人とか、大人2人子ども2人の4人家族になってくると、4ナンバーハイエースで旅をするには食事スペースと就寝スペースの分離は不可能です。食事シーンと就寝シーンで大きくセッティングを変える必要が生じ、そのための荷物移動やシートアレンジ、ベッドキットの変更などを伴います。場面ごとにこうした作業が必要なのであれば、それはキャンピングカーというより車中泊仕様というべきではないでしょうか?


つまり、その車がキャンピングカーなのか?ということなのではなくて、その車を利用する人の「人数や使い方」によって、その車はキャンピングカーにも車中泊仕様にもどちらにも成りうるという事なんだと思います。
だから、共に行動する人数が増えれば、その人々にとってキャンピングカーと呼べるにはキャパの大きな車が必要でしょうし、1~2人での旅なら小さな車でもキャンピングカーと言ってよいと思います。


具体的に言うなら、4ナンバーハイエースをキャンピングカーと呼べる限界は大人2人まででしょう。
一方、1ナンバーのハイエース(ワイドボディ、ハイルーフ、スーパーロング)なら、大人3人、または子ども連れの4人家族でも何とかキャンピングカーと呼べる使い方が可能ではないかと思います。


展示中のキャンピングカーを見たりカタログをながめたりして、「ハイエースのキャンピングカー」という幻想にひと時浸りましたが、それはやはり幻想で、私たち育ちざかりの4人家族にとって、ナローボディハイエースは車中泊の域を出ることはないと改めて実感しました。
それは決して車中泊仕様がダメというわけではなく、車中泊仕様だからこそ、知恵と工夫で少しでも快適な車中泊ができるよう、これからも車内レイアウトやセッティングを考えていきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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