ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車検と定期点検の違い


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

本日は車の車検と定期点検の違いについて少し考えてみたいと思います。よく知っている方にすれば今さらのお話しかも知れませんが、私自身知らなかったところもあるので、頭の整理のつもりで少し書いてみたいと思います。

知ってるようで知らない車検と定期点検

今まで何回も車検や定期点検を受けてきましたが、ある意味人任せにしている車の法定点検について、その違いというものをあまり意識したことすらなかったのが正直なところです。


車検と定期点検の違い、分かりますか?
何となく、定期点検というのは車検のついでに受ける車の各部のチェック、くらいにしか思ったことがなかったです。
法定で定められているけれど、受けなかったとしても罰則規定はない、というのが定期点検の位置付けです。
だから普通車の場合、車検ごとの24ヶ月点検は受けるけれど、間の12ヶ月点検は受けないという人も多いのではないでしょうか?

車検というのは、その車が公道を走るための必要な保安基準をクリアしているか?をチェックするのが目的です。


昔、オフロードのバイクレースに少しだけ出たことがありましたが、レース前にはレギュレーションチェックを受けなければなりませんでした。レギュレーションチェックというのは、走らせるバイクがレースのルールに則った構造かどうかを見るための点検のことです。
オフロードレースといっても、オフロード専用のマシンを持っているわけではない学生たちのレースですから、みんな普段まちなかを走っているオフロードバイクを持ち込んでレースに出るわけです。そうすると、レースの前には、バイクのナンバープレートやバックミラーなどは外さなければなりませんでした。ヘッドライト、ウインカーやテールランプも同様です。外せない場合には電球を外し、カバーはガムテープなどで覆って飛散防止しなければなりません。
転倒したときにガラスが割れたりすると危険だからです。


話しが少し逸れましたが、オフロードレースにはオフロードレースの保安ルールがあるように、公道を走るためには公道で必要な保安基準が定められています。
車検というのはその保安基準が満たされているか?を見るのが目的です。
つまり、町を走るための最低限の車の構造をチェックするのが車検というわけです。


このように車検は道を走るための最低限のチェックですから、それだけでは足りないところがあります。たとえばブレーキパッドの減り具合などは車検の項目ではチェックされませんが、パッドが摩耗すると事故のリスクがあり危険です。
ワイパーのゴムもそう、バッテリーの状態も同じです。
このように、車検ではみないけれど、車を安全に快適に走らせるために必要な各部の点検が定期点検というわけです。

定期点検の中身、車検との関係

定期点検は普通車の場合、24ヶ月点検と12ヶ月点検があります。4ナンバーのハイエースは12ヶ月点検と6ヶ月点検ですね。
普通車での24ヶ月点検と12ヶ月点検との違いですが、12ヶ月点検で見る項目は24ヶ月点検にも含まれていて、24ヶ月点検は12ヶ月点検の項目に、プラスの点検項目が加わる形になっています。だから、仮に12ヶ月点検を受けなかったとしても、24ヶ月点検で全項目をチェックされるようにはなっています。


本来、この定期点検は必ずしも車検の時に同時に受けなければならないわけではなく、車検と別個に行っても別に問題はありません。
よくある民間車検や個人で受けるユーザー車検の場合、陸運局で受けているのはあくまで車検だけであって、車検証の更新はできても定期点検は行っていないことになります。
「そこは自己責任ですよ」ということになる訳です。

ブレーキパッドの減りが進んでそれで事故を起こした場合に、整備記録もなく定期点検も受けていなかったとすると、過失割合は大きく変わってくると思います。
仮に事故がないとしても、ハイエースのように20万キロ30万キロと長く付き合う車の場合、走行距離や年数の経過に合わせて適切に点検と整備やメンテナンスをしておかなければ、安心して家族を乗せて走るのは怖いと思います。

車検と定期点検の違い

*車検は絶対に受けなければならないもの。
*定期点検は受けなくても罰則はないが、車検だけではカバーできない車の安全と快適な走行を維持する上で欠かせない健康診断のようなもの。
*車検と定期点検は同時期に受けなければならないものではないが、車検を受ける際にはまず定期点検をして保安整備をした状態で車検を受けるのがベター

車検費用という言葉

「車検費用」とひとまとめにして考えがちですが、これまで書いてきたように、私たちが車検の時に払っているお金は
1.重量税や自賠責保険などの法定費用
2.車検を受けるための証紙代
3.車検代行手数料
4.法定点検費用
5.法定点検に基づく整備費用

大きくわけるとこんな感じになります。
このうち、1と2が本当の意味での車検費用で、ユーザー車検で自分で車検を受けるなら、費用は1と2だけです。
ここで気をつけなければならないのは、ユーザー車検でお金を節約できるのは3の「車検代行手数料」の部分だけだということです。
車検代行手数料というのは、その車を陸運局に持ち込んで車検の手続きをしてきてもらうための費用です。


格安車検では、この車検代行手数料が安いということになります。


でも、車検を代行してもらうだけなので、4や5の法定点検は実施していません。
これはユーザー車検でも同じで、車検だけは通っているけど、車の各所の点検は一 一切行っていないことになります。

ユーザー車検が法律で認められた時から、「車の点検は自己責任ですよ」という位置付けに変わったのですね。
法定点検といっても罰則規定はないので、あくまで自分の車は自分の責任で的確に管理しておいてくださいよ、ということな訳です。


仮に、ユーザー車検や格安車検など、車検だけ通していても車には乗り続けることができます。
新車から1〜2回の車検更新ならまだ何とかなるかもしれませんが、ブレーキパッドの摩耗も、オイルフルードの劣化も、補器類の点検も全くノーチェックのままでは、いずれ車にガタが出始めるでしょう。

そこを定期的にチェックして、車を健康な状態に維持するのが定期点検の目的です。
先ほどの4番目の費用、「法定点検費用」というのは、各所をチェックしてもらうための費用のことで、5番目の「法定点検に基づく整備費用」というのは、チェックした結果、ここは替えておいた方がいいですよと、車屋さんが提案してくれる整備内容になります。
車の状況によって、絶対やっておかないとマズイというレベルのものもあれば、できればやっておいた方がいいですよ、という提案レベルの整備内容もありますから、整備費用の見積をもらったら、どれが必須でどれは提案レベルか、よくお店の人に聞いて確かめてみた方がいいと思います。

すべて鵜呑みにして整備を頼む必要はないですが、タイミングベルトの交換などは走行距離によっては必須の項目になります。



今回は車検と定期点検の違いについて考えてみました。
ハイエースは普通車と比べると長く乗ることができる丈夫な車と言われていますが、それはあくまで適正に点検とメンテナンスを続けた場合のことです。やはり法定点検は自己判断せず、きちんと受けておいた方がいいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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