ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
先日ガードレールにぶつけてしまったわが家のハイエース。今日は前回に引き続き、ハイエースのボディ補修DIY奮闘記をお届けしたいと思います。
古い塗装を落として下地を出す
傷とへこみ部分に補修パテを盛り付ける前に、まずはディスクグラインダーを使ってボディの古い塗装を落としていくことにします。
#240番くらいの、塗装剥がし用のディスクを使って塗装を落とし、ボディの下地を出していきます。
補修範囲が広く、手でヤスリがけするととても時間がかかる作業ですが、グラインダーを使えばあっという間です。
ボディにグラインダーを当てることにはじめ少し躊躇しましたが、塗装をしっかり落としておかないとパテが密着しないので、ここは躊躇せずガンガンいきましょう。
深いへこみを軽量パテで埋める
塗装を落とせたら、塗料の粉だらけになったボディを一度綺麗に拭いてから、脱脂スプレーでボディ表面のワックスやシリコン、油分をしっかり落とします。
表面に油分が残っていると後々パテが剥がれてしまう恐れがあるからです。
こういう部分は手間を惜しまずにきちんと手順を追って作業する方がいいと思います。
今回の傷補修は大きく分けると3か所です。
深くはないが横に長い傷が2か所と、深さ3〜4センチに窪んだ面積の広い傷が1か所。
まずは一番傷の深い部分に軽量パテを使って、ある程度へこみを修復したいと思います。
軽量パテというのは、エポキシ系の樹脂の中に軽量の芯材の粒が混ぜ込まれているタイプのパテです。傷の深さが2センチ以上あるような深いへこみの場合、いきなり厚塗りパテを分厚く盛ると、あとで亀裂が生じたりするので、盛り付けるパテの内側に先に軽量パテをあんこのように詰めて下地を作る訳です。
ただ、あまり下地を高く盛りすぎると、最終的に表面を研磨して平らにしていった時に下地が露出してしまいますから、軽量パテの盛り付けはほどほどにしておかないといけません。
エポキシ系の樹脂剤は、どれも主剤に硬化剤を混ぜてパテを作るのですが、軽量パテと厚盛りパテを比べると、どちらかというと軽量パテの方が粘度が軽いというか、伸びやすくて作業しやすい感じがします。
例えるなら、軽量パテは紙粘土、厚盛りパテは油粘度のようなイメージです。
色もずいぶん違いますよね。
オリーブ色の方が軽量パテ、白い方が厚盛りパテです。
パテは主剤10に対して硬化剤を1の割合で混ぜ合わせて作ります。ゴルフボール大の主剤に対してパチンコ球くらいの硬化剤を合わせる感じでしょうか。混ぜ合わせると10分くらいで硬化していきますから、一度に沢山作らず、何度かに分けて作業する方が落ち着いて取り組めます。
作業していると、ある瞬間から急に硬さが出てくる感じなので、「落ち着いて、手早く、滑らかに」がポイントです。
何とか下地の盛り付けができました。
次に、この上に厚盛りパテを盛り付けていきます。
残りの2か所の傷はへこみが浅いので、軽量パテは使わず直接厚盛りパテで補修していくことにしましょう。
厚盛りパテの白い主剤にオレンジ色の硬化剤を混ぜ合わせると
クリーム色のパテができあがります。
これを下地の上に盛り付けながら表面をならしていきます。
平らなボディなら傷を埋めるだけで済むのですが、ちょうどタイヤハウスのふちの丸いデザイン部分なので、周囲に合わせて形を整えるのが難しいところです。
こんなもんでしょうか?
夕方になり、空から雨が降り出しそうだったので、これくらいでよしとしておきましょう。
乾いたら表面を削ってきれいに整え、そのあと塗装の工程ですから、まだまだ先は続きます。次に作業できる日まではこの状態で置いておかざるを得ないですね。
では、今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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