ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

5泊6日九州車中泊の旅ブログ①


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

待ちに待った九州への旅が始まりました。
子どもたちはもう何日も前から、「ヘリーたのしみ!」(フェリーのことです笑)「ひとよしごうたのしみ!」(蒸気機関車のことです)と口ぐせのように繰り返しています。
奥さんも今回の旅をかなり前から楽しみにしているようです。

そんな風に旅を待ち望んでいる家族の様子を見ているだけでも、この旅を計画してよかったなと思います。

約半年ぶりの車中泊旅

ほとんど不眠だった当直からそのまま怒涛のような忙しさで長い2日間が終わった出発前夜。
さすがにぐったり疲れきってしまい、ろくに旅の支度もできないまま、とりあえず寝ることにしました。


そして翌朝。
空はどんより曇っています。旅の荷物を支度していると、やがてぽつりぽつりと雨が降り始めてきました。


疲れのせいなのか、今一つスッキリしない頭と身体では、旅の支度もなかなかはかどりません。
考えてみれば、昨年の11月に白川郷へ車中泊の旅に出かけて以来、実に半年ぶりの車中泊となります。日帰りでのバンライフは何度か出かけましたが、旅に出るのは本当にひさびさです。どうも要領が悪いのはそのせいもあるかもしれません。
しかも、今年はハイエースの車内を大幅にレイアウト変更したので、その使い勝手を試す暇もないまま今回の九州ロングキャラバンです。
ぶっつけ本番でトラブル発生しないことを祈りながら、食料や荷物を車に積み込んでいき、お昼ごろに家を出発しました。


初日は大阪南港を17時にフェリーが出航するので、15時半くらいまでに港に到着して早めに乗船手続きをすませておく予定です。船にさえ乗ってしまえば、明日の朝までゆっくりできるでしょう。

台風並みの雨風吹き付ける出発初日

家を出るころには雨は本格的に降り始めていました。
近くのガソリンスタンドで給油するついでに、屋根の下でフロントガラスに水滴よけを塗布しておきました。ついでにタイヤの空気圧もチェックして補充しておきます。
旅の前にタイヤの空気圧を適正値に合わせておくと燃費がだいぶ違ってきます。ちなみにハイエースは前輪が375、後輪が425(フル積載時の指定空気圧)となっています。見た目以上にタイヤの空気って減っているものなんですよね。特にハイエースは元々の空気圧が高いせいか、よく空気が減るような気がします。



(奥さんが撮影した車内からの写真)

高速に乗っている間ずっと雨は激しく、横なぐりの雨と風が吹き付けてまるで台風のような状態でした。こんなに激しい風雨ではフェリーが欠航するんじゃないのか?と本当に心配になるくらいでしたが、フェリー欠航の情報は出ていないようなので、とりあえず港まで行ってみることにしました。


そういえば、酔い止めの薬を持ってきていないことに気づきました。

この天候ではフェリーがかなり揺れることが予想されますから、どこかで薬を買っていった方がよさそうです。


幸い、南港フェリーターミナルの近くに「ポートタウン」というショッピングモールがあり、そこへ寄って酔い止めを買っていくことにしました。

フェリーターミナルの手前でもし何か忘れ物に気づいたときなどは、ここでちょっとしたものは揃うので覚えておいて損はないと思います。


港についたころには、さっきまでの雨がうそのようにやんでいました。まだ風は強く吹いていましたが、フェリーは問題なく出航するようです。子どもたちはビルほどもあるフェリーの大きさに驚きながらも、そんな巨大なフェリーに今から乗り込むことに大興奮の様子です。


少し早い時間についたため乗船手続きもスムーズに終わり、15時30分には乗船が開始となりました。
私たちが乗るフェリーは「名門大洋フェリー おおさかⅡ号」。南港を17時に出航し、翌朝の5時30分に新門司港に到着する予定です。

出発時刻の1時間半も前から乗船できるとは思っていませんでしたが、フェリーの旅をゆっくり楽しむには、早めの乗船がポイントだということに、後から気づきました。

車を指示された場所に停め、手荷物をもって階段で客室のあるフロアに上がりました。
車を停める甲板が5階となっていて、客室は6階から8階となっています。なんと8階建て!
そりゃ大きいわけです。


ちなみに、フェリー運航中は車両甲板に出入りすることができません。なので、船内で使うものや手荷物は持ち込んでおく必要があります。まあ、一晩過ごすだけですから、洗面道具と着替えくらいなもんですが。
ベッドまわりに荷物を置けるスペースは案外狭いので、フェリーに持ち込む手荷物はなるべくコンパクトにまとめておいた方がいいと思います。あと、船内でリラックスできるように、できれば靴を脱いでサンダルに履き替えていくか、船内用にスリッパなどを持って行くのがおすすめです。


今回私たちが予約したのはいわゆる「2等寝台」といわれる2段ベッドタイプのツーリストベッドでした。
本当は1等の部屋がよかったのですが、フェリーの予約というのは良い部屋から先に埋まっていくので、私たちが予約した3月中旬の段階ではすでに2等しか部屋が空いていなかったのです。
2等寝台は1つの客室に20~30のベッドがあります。それだけ聞くと他人と同じ客室のような感じがしますが、4つのベッドごとに1つのゾーンのような作りになっているので、ベッドを4つ確保すれば、そのゾーンは家族で占有できるのである程度プライベートが確保できます。


船内にはそうした客室がいくつもいくつもあり、全部で500人以上の乗客がフェリーに乗り込みます。
そんな500人以上の乗客に対して、フェリー内の浴室は1か所だけ、しかもお風呂の収容人数はわずか12名ほどですから、フェリーのお風呂は常に満杯状態です。


浴室入口に混雑状況が表示されるようになっていました。
多くの人は18時前後から夕食を食べ始め、その後20時前後にお風呂に入るパターンですから、その時間帯は食堂も浴室も混雑します。


先ほど書いた通り、フェリーの乗船開始は15時半くらいからで、出航前の16時からお風呂に入れることになっています。なので、フェリーでゆっくり過ごすには、早めに乗船して、先にお風呂を済ませてしまうのがオススメの方法です。
いっそのこと、「お風呂に入らない」という手もありますが、せっかくなのでフェリーのお風呂も楽しみたいですよね。
ぜひ早めの入浴をおすすめします。

フェリーでの夕食

入浴に次いで混雑するのが船内レストランです。

写真にもあるとおり、船内レストランの営業時間は出航と同時の17時から。
ただし、実際には出航時刻の15分ほど前から、すでにレストランの前に行列ができ始めていました。
窓際の景色を見ながら食事ができるテーブルは早い者勝ちなので、みな早めに並んで席をとるために並ぶんですね。
出航からしばらくは港の景色や瀬戸大橋の夕日など、きれいなクルージングを楽しみながら食事をすることができ、それも船旅の楽しみの一つです。あいにく私たちはすでに窓際の席は埋まっていて、窓から1つ離れた場所に座りました。


フェリーの旅は何事も早め早めがオススメということです。


船内レストランは大人1600円、子ども1100円、幼児500円のバイキング形式でした。
家族で4800円。おにぎりやカップラーメンなどを持ち込んで夕食を済ませることもできますが、ここ名門大洋フェリーの場合、夕食を注文すると翌朝の朝食もサービスで食べられるとのことですから、そう考えるとそれほど高いわけでもないと思います。
学生のころの貧乏バイク旅なら、まちがいなくおにぎりとカップ麺を選んでいたと思いますが、うちは子どもたちがフェリーのレストランで食事ができることをものすごく楽しみにしていましたから、船内レストランを利用することにしました。これも貴重な旅の思い出の一つです。


食後に酔い止めを飲んだら、ほどなくして猛烈な眠気がおそってきました。酔い止めには催眠効果があるので、それが効いてきたようです。フェリーの夜をあまり楽しむ間もないまま、早々とベッドに潜り込んで寝てしまいました。心配していた風雨も、瀬戸内海を通るルートだったせいか、思ったほど船が揺れることなく、フェリーの夜は静かに過ぎてゆきました。


翌朝は早朝5時半にフェリーが港に着くので、4時すぎには起きないといけません。
明日は新門司から高千穂峡、そして阿蘇を目指す予定です。
いよいよ九州上陸。どんな旅がまっていることでしょう!


1日目移動距離 自宅〜大阪南港 94km



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