ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

5泊6日九州車中泊の旅ブログ②


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

九州車中泊ブログ2日目。
いよいよ九州上陸です。どんな楽しい旅が待っているでしょうか。

今回の旅の全行程

まずは、今回の5泊6日九州車中泊旅の全行程を地図でざっと見てみましょう。

5泊6日といっても、往復のフェリーでそれぞれ1泊ずつかかりますから、正味、九州での現地滞在期間は3泊4日。しかもそのうち1日は「SL人吉号」で熊本から佐賀県の鳥栖まで1日かけて往復する予定なので、実質的に九州を回れるのはわずか3日だけという、かなり厳しい行程を強いられてしまいます。


もっと時間に余裕のある旅なら、いろいろな場所をじっくりと見て回れるのですが、広い九州の中から行ってみたい場所を厳選して3日で回ろうというのですから、移動にはどうしても高速道路を併用せざるを得ませんでした。このあたり、もしかするとあまり他の方の参考にならないかもしれませんが、その点はあらかじめお許しください。




まずは高千穂峡を目指す


今回、九州旅の行先を奥さんとあれこれ相談する中で、まず最初に挙がったのが高千穂峡でした。高千穂峡は国生み神話の天孫降臨の地として、また真名井の滝をはじめとするパワースポットとしても有名な場所です。
以前に奥さんとここを訪れてボートに乗ったことがありとてもよかったので、是非もう一度行ってみたいということで計画にいれることにしました。
その他の日程との兼ね合いで、高千穂峡に行くとすれば九州についた初日か、蒸気機関車に乗った次の日のどちらかになるのですが、後者のルートだと天草方面をあきらめなければならないため、私たちは前者を選び、フェリーが到着した新門司港から、まずは高千穂峡を目指すことにしました。


フェリーが新門司港に着いたのが5時30分。下船準備で30分ほど待ち、港を出発したのが6時。そこから高速と下道を使って、高千穂峡に着いたのが朝9時でした。
昨日の風雨から一転、今日は晴れの予報です。

事前情報では、朝のうちならボートの当日券が買えるということだったのですが、私たちが訪れた4月30日だけはなぜか当日券が販売されておらず、全て事前予約制とのことで、残念ながらボートに乗ることができませんでした。4月30日以外の日は当日券の販売があるようなので、よりによってなぜ今日だけダメなの?と悔しい限りですが、乗れないものは仕方がありません。
皆さんもハイシーズンに高千穂峡でボートに乗ろうと思ったら、絶対に前もって予約をしておかれることをお勧めします。予約サイトがちょっとややこしくてわかりづらいので注意しましょう。
前に訪れたときは、前日に高千穂の宿に泊まり、朝一番に高千穂峡に並んでボートに乗ったのですが、今はシステムが変わったようです。


ボートを目の前にしながら乗れなかったことで子どもたちも奥さんも残念そうにしていましたが、気を取り直して遊歩道を少し歩くことにしました。


大昔の阿蘇山の大噴火とその後の浸食によってできた柱状節理といわれる深い渓谷にそって、奥の方まで遊歩道が続いており、有名な真名井の滝を少し遠めに見ることができます。ボートに乗って深い渓谷の下から見上げるのと比べると、遊歩道から見下ろす景色は多少迫力に欠けますが、ひんやりした空気に満たされた秘境の渓谷を歩くのは気持ちいいものです。

遊歩道の近くに釣り堀がありました。子どもたちが釣りをしたいというので、ボートに乗れなかった代わりにニジマス釣りをして遊ぶことにしました。
貸し竿とエサが500円。釣ったニジマスは1尾300円の買い取り制でした。
小さな子どもでもホイホイ釣れる入れ食い状態で、あっという間に6匹ほどつり上げました。

生きた魚を手づかみで釣り針をはずす奥さん。

なかなか男前です(笑)


釣った魚は近くの茶屋で串焼きにしてもらえるらしいのですが、あまり時間がなかったこともあり、私たちは氷と一緒に袋に入れてもらい持ち帰ることにしました。




少しばかり景色が変わってしまった通潤橋

高千穂峡からそれほど遠くない山都町というところに「通潤橋(つうじゅんきょう)」という橋があります。今から170年ほど前に農業の潅水のために作られた水道橋です。以前ここへ来たときは田舎のあぜ道をのんびり歩いて橋までいった記憶がありますが、今は橋のすぐ目の前に道の駅ができ、周囲には緑地公園が整備されて、いわゆる観光地になっていました。



以前は通潤橋の橋の上を自由に歩けるようになっていましたが、今は、あらかじめ道の駅でチケットを購入し、決められたルートに従って橋の上を通行する形に変わっていました。おまけに橋の上には白いペンキで線が引かれ、その内側を歩くようにとのこと。
アクセスがしやすくなった半面、貧しかった山間の村に苦労して橋が作られた当時の雰囲気はやや失われてしまったような感があります。管理しているのは地元の教育委員会のようでした。何とかいい雰囲気のまま遺産を残す方法を考えてもらいたいと願うばかりです。

高千穂から阿蘇南麓を抜け草千里へ

早朝に九州に上陸し、一気に宮崎の高千穂峡まで移動して、午前中高千穂観光を楽しんだ私たちは、次の目的地、阿蘇山を目指すことにしました。その道すがら、偶然通りがかった「トンネルの駅」なる看板に目を引かれ、思わずブレーキを踏んで立ち寄ってみることに。


※高千穂町観光協会ホームページより引用



かつてここには鉄道が敷かれ、蒸気機関車が通っていたそうです。その廃線跡のトンネルを酒造メーカーが焼酎の貯蔵庫として利用し、焼酎の物産や飲食などができる観光スポットになっていました。

トンネル内は自由に見学できるようになっていて、約5000もの樫樽が並ぶトンネル内は発酵したアルコールの香りが満たされています。


敷地内には蒸気機関車やローカル列車が展示されていたり、山から滝が落ちていたりして、ちょっとした道の駅のような雰囲気ですが、あくまで酒造メーカーが管理する民間施設とのこと。


高千穂から阿蘇に向かう道の途中にあり、とてもいい場所なので、行政と協力してここを道の駅にすればきっと町の活性化になるのになあ、と思いました。



物産館の露店で「鳥のもも肉の炭焼き」が売られていたのが目に留まりました。ちょうどお昼ごはんがまだだったこともあり、1パック700円、2パック1000円というのにつられて2パック買いました。

いや、これがうまいのなんの!
2パックのもも焼きは、あっという間に4人の胃袋へ消えていきました。
九州の鶏文化おそるべしです。
偶然立ち寄ったトンネルの駅、なかなかおすすめスポットでした。



高千穂から高森町を抜けて県道28号を西へ、私たちは阿蘇の南麓に広がる広大なカルデラ地帯を走っていきました。カルデラというのは、太古の火山活動によって阿蘇山の大噴火が引き起こした噴火後のくぼみのことをいうのですが、阿蘇の外輪山のカルデラは25km×18kmという物凄い広さのくぼみのため、そこを走っていても「今、火口の中を走っている」とはとても分からないほどの規模です。

遠くに阿蘇の山々を望む南阿蘇村の真っすぐな道は、黒い火山灰質の農地と緑の牧草、草をはむ赤牛たちという典型的な阿蘇の風景が広がっています。この広大な景色は北海道のそれともまた違うんですよね。その違いは何からきているんでしょう?
緑の濃さでしょうか?あるいは木々の感じでしょうか?それとも土の色でしょうか?
九州の方がどれも濃く、黒さが目立つ気がします。


県道を行った先には「道の駅あそ望の郷くぎの」があり、大人気の観光スポット&車中泊スポットとなっています。
近くには温泉施設「木の香湯」があり、今回の九州車中泊では停泊候補地の一つでした。駐車場は第1~第3まであり、敷地の広さといい施設の規模といい、かなり大型の道の駅です。

少し立ち寄って様子を見てみましたが、車の混雑具合も人の動きも半端なく、「ここはちょっとゆっくり過ごすのは難しそう」という感じがしたので、ひとまずここはスルーして、草千里方面へと車を進めることにしました。

熊本地震の爪痕「数鹿流崩れ」

道の駅あそ望の郷くぎのから少し走り、黒川を渡って国道57号を右へ折れるとすぐ、「数鹿流崩れ」(すがるくずれ)という記念碑が立つ場所があります。ここはかつて阿蘇大橋という大きな赤い橋が架かっていたのですが、2016年の熊本地震で橋が崩落してしまったのです。記念碑の場所から黒川の対岸を見ると、崩落した橋の一部が今も斜面に残されています。


今さっき渡ってきたのは「新阿蘇大橋」という名前で、崩落してしまった阿蘇大橋に代わって架けられた橋のようです。橋の高さは97m!黒川の流れははるか下の方です。
阿蘇大橋の崩落によって1人の大学生が尊い命を落としてしまわれたそうです。崩れた橋からこの高さを車とともに真っ逆さまに放り出されてしまった大学生のことを思うと本当に心が痛みます。


黒川沿いを走る豊肥本線を2両編成の赤いローカル列車がゆっくり走っていきました。今は穏やかな日常の中で、私たちのような観光客が押しかける場所になってしまっています。



今回の九州旅でここだけはどうしても立ち寄っておきたかった場所なのでした。

命を落とされた大学生のご冥福を心からお祈りしたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
九州車中泊の旅はまだまだ続きます。


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