ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

5泊6日九州車中泊の旅ブログ⑦


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今日で九州旅も最後。今夜の宮崎フェリーで九州をあとにする予定なのです。あっという間の九州キャラバンでした。

2つの砂蒸し風呂を入りくらべ

昨夜は夕食時間ギリギリにチェックインして晩ごはんをいただいたあと、ホテルの中にある砂蒸し風呂に行ってきました。

ここのホテルはお風呂の豪華さが有名らしく、ホテル内に砂蒸し風呂があるのが売りの一つになっていました。ただ、ホテルの中といっても砂蒸し風呂は別料金だそうで、私たちも大人1100円、子ども600円の別料金を支払って砂風呂に入りました。


ホテルの砂蒸し風呂は少し温度が高めで、長い時間入っていると心臓がドクドク脈打ってきて5分くらいが限界でした。

翌日、指宿にある公共の砂蒸し会館に立ち寄って、そこでも砂蒸し風呂に入ったのですが、そちらは砂の温度がちょうどいい感じで、暖かい砂のお布団に包まれているような心地よさを感じました。
海からの涼しいそよ風が顔に当たって気持ちよく、「10分を目安にしてください」と言われていましたが、もっといくらでも埋もれていたい感じでした。


同じ砂蒸し風呂でもこうも違うものなんですね。



最近は砂蒸し風呂は写真撮影禁止だそうで、首まで砂に埋まった様子を写真に撮ることはできなくなっていました。
以前は、頼めばスマホで写真を撮ってくれたのですが、個人情報とかプライバシーとか色々ややこしいみたいです。


それにしても、両方の砂蒸し風呂に入っておいて良かったです。わざわざ九州最南端の指宿まできた甲斐がありました。

指宿で車中泊するなら

今回私たちはホテルに泊まりましたが、もし指宿で車中泊するとしたら、おそらくここを選んでいただろうと思うのが、その名も「道の駅いぶすき」


国道沿いの海を見下ろす場所にあり、遠くに桜島を望むことができます。


周囲がなだらかな緑地帯となっているので、車中泊の朝にはきっとのんびり散策を楽しむことができることでしょう。

私たちは指宿からの帰り道に少しだけここに寄り道していきました。
「彩花菜館」という物産館があり、ここのジェラートがかなり美味しかったので、皆さんにも是非お勧めします。

ただし、「道の駅いぶすき」は指宿の中心ではなく、指宿の玄関口というか、指宿の中心部まで15分ほどの場所にありますから、砂蒸し風呂を楽しんでそのまま近くに泊まりたいという場合は注意が必要です。
また、その名前ゆえに、多くの車中泊車がここを停泊場所に狙ってやってくる可能性が高いので、大型連休などは夜間でも駐車場が満車になる可能性があります。
もしこのあたりで車中泊を考えている方は、念のため道の駅いぶすきがダメだった場合のサブ候補地を考えておいた方がいいと思います。

国道から魚見岳の方へ入り岬の突先まで行った場所に「指宿園地」という広い公園があり、そこにも車中泊に適した駐車場があります。むしろ、こちらの方が静かさでは穴場と言えるかもしれません。


車でほど近い場所に「こころの湯」という入浴施設もあるので、車中泊にはなかなかおすすめの場所だと思います。


さて、道の駅いぶすきからほど近いガソリンスタンドで、私たちは給油していくことにしました。

軽油134円とかなり安かったのですが、セルフではなくフルサービスのスタンドでした。店員さんも礼儀正しい方でとても好感がもてました。
ふだん、うちはセルフサービスばかりなので、車の窓を丁寧に拭いてくれるスタンドの方の姿を、子どもたちは興味津々に見つめていました。

今回の燃費は10.4km。なかなか伸びました。



そのあと、「鳥刺し」が評判だという奥さんリサーチの地元のとり肉屋さんに立ち寄って、鳥刺しと、鳥焼きと、とり釜飯を買ってお昼ご飯にいただくことにしました。

「地鶏の元(げん)」という名の鶏肉の専門店で、地元ではかなり有名だそうで、口コミもかなり高いお店でした。
値段は関西では考えられないくらい安く、そしてとても新鮮で美味しかったです。
できれば日本酒かビールで食べたかった。。。


高速で一路宮崎へ

桜島には立ち寄らず、鹿児島から高速に乗って一気に宮崎を目指します。
鹿児島と宮崎の間には、神話で有名な霧島連山があるため、鹿児島から宮崎へのルートは霧島の裾野をぐるっと迂回する形になります。そのため、高速道路を使っても宮崎までは3時間ほどかかってしまいます。


本当は午前中のうちに宮崎に入って宮崎観光を楽しみたかったのですが、指宿の砂蒸し風呂を楽しんだために、鹿児島を出るのがお昼になってしまいました。


今回の旅計画の反省は、観光スポットを少し盛り込みすぎたことにあります。
高千穂峡、阿蘇周辺、熊本人吉号、天草地方、指宿、そして宮崎の6つのエリアを回ったことになります。
フェリーの往復を除くと実質的に現地3泊4日ですから、4日間で6つのエリアというのは、やはり行程的にかなり厳しかったというのが正直なところです。
6つのエリアはどれも素敵な場所ばかりでしたから、本当ならもう少しゆっくり現地の空気に浸りたかったところですが、今回は急ぎ足で、後ろ髪を引かれながらの移動となりました。

九州はそれだけ見どころが多いことの表れと言えるかもしれません。だからまた訪れたくなるのでしょうね。


青島神社で憧れの三輪タクシーに乗る

宮崎市内に入ったのは既に4時前でした。
宮崎では青島神社や鵜戸神社や、それから有名なサーフスポットにも久しぶりに足を運んでみたかったのですが、残念ながらフェリーの乗船手続きの時間が迫っているため、ゆっくりしていられそうにありませんでした。


子どもたちのリクエストで宮崎総合運動公園の中に展示されている蒸気機関車を見に少し立ち寄ってから、そこからほど近い青島神社へ行ってきました。


青島神社はその名の通り、青島という周囲1.5kmほどの島全体が神社の境内という珍しい作りになっています。

島の周りは平らな岩盤が海の波で侵食された「鬼の洗濯板」といわれる珍しい景色が広がっていて、国の天然記念物にもなっているそうです。
この洗濯板のような奇岩の風景を見ながら橋を渡り、島の中ほどにある神社へ参拝するのです。



青島神社に祭られているのは、「彦火火出見尊(ヒコホホデミのみこと)とその奥さんである豊玉姫(トヨタマヒメ)」
ヒコホホデミは、神話の「海幸山幸」で有名な山幸彦のことですね。



このあたりに生える木や植物はほとんどが熱帯や亜熱帯に属するものたちで、こうした植物たちもまた国の特別天然記念物に指定されていました。

神社まで橋を渡って歩いて行った私たちは、時間があまりなかったこともあり、帰りは青島神社の名物になっている三輪タクシーに乗せてもらうことにしました。


島と橋を往復する三輪タクシーは、おそらく、いろいろな大人の事情が背景にあるのだろうと思うのですが、便宜上は料金無料となっていて、乗せてもらった人の善意で、島の環境維持と美化清掃活動への協力金として、寸志を箱の中に入れるという形をとっていました。


家族4人で三輪タクシーに乗りこむと、極太タイヤを器用に操りながら、凸凹道を青島の裏側の方までぐるっと周り、まるで熱帯雨林のジャングルのような島の中の道を少し探検してから駐車場の手前まで連れて帰ってくれました。

神社と橋の間を往復するだけかと思っていた私たちは、予想外のジャングルクルーズに大感激!
子どもたちも初めて乗る三輪タクシーに大よろこびでした。



乗車後、清掃活動への協力金もしっかり協力させていただきました。


時間がなくて急ぎ足で立ち寄った青島神社でしたが、この三輪タクシーに乗れたおかげで、最終日、宮崎のとてもいい思い出になりました。


宮崎港に向かう途中で少しお土産などを買ってから、17時半くらいに宮崎港に到着して乗船手続きをすませ、私たちは予定通り19時に九州を出港しました。


明日の朝は8時半に神戸三宮港に到着する予定です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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