ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

surface テザリング 3つの接続方法


ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は、先日購入したMicrosoft surfaceをiPhoneやスマホ経由でインターネットに繋ぐ、いわゆるテザリング接続の方法について書いてみたいと思います。

テザリングってなんじゃ?

そもそもテザリングという方法は、家でネット回線を契約している人にとってはあまり縁がないかもしれませんが、簡単に言うと、スマートフォンをWi-Fiルーター代わりに利用して、パソコンをインターネットに繋ぐ機能のことをいいます。


うちは自宅にインターネットを契約していないので、ネットはもっぱらiPhoneを使っています。このブログも基本的にiPhoneで作成しています。

それはそれで、今までそんなに困るほどのことはなかったのですが、せっかく家にsurfaceがやってきたことですし、surfaceでインターネットが使えるようになればさらに便利になるのではないか、ということでテザリングを使ったネット接続にトライしてみることにしました。


これまで車のナビで道路情報の更新をする時にテザリング機能を使ったことはありましたが、パソコンのテザリングというのは初めてです。
はたしてうまくできるでしょうか?

テザリングの3つの接続方法

テザリングと一言でいいますが、実はiPhoneやスマホによるテザリングには3通りの方法があります。それは

1.Wi-Fiによるテザリング
2.Bluetoothによるテザリング
3.USBによるテザリング


テザリングというのは、iPhoneやスマホが外から受け取った電波を、その端末が電波の受け渡し役になって、パソコンでインターネットが使えるようにするための方法なのですが、この、スマホとパソコン間で電波をやり取りする方法として大きく3通りの接続方法があるということです。

1.Wi-Fiによるテザリング

まず1つめのWi-Fiによるテザリングというのは、スマホとパソコンの間を「Wi-Fi電波で繋ぐ」ことを意味します。
これが少し頭がこんがらがるところなのですが、スマホを中心においてインターネット電波の流れを少し考えてみましょう。


(へたくそな絵で申し訳ありません。。。)


スマホ端末を中心にして、スマホの外側(スマホと外部の電波)と、スマホの内側(スマホとパソコン間)に分けられます。

スマホの外側というのはスマホが普段利用している4Gとか5Gといわれる携帯キャリアの電波のことです。
この携帯キャリアの電波をスマホがまずキャッチして、次に、つかまえたネットの電波を、今度はスマホからパソコンへ渡すわけです。
1つめのWi-Fi接続によるテザリングでは、スマホとパソコンの間をWi-Fi電波でつなぎます。スマホとパソコンが、それぞれWi-Fi電波を飛ばしあい、それをテザリングの相手が拾うわけです。

2.Bluetoothによるテザリング

2つ目のBluetoothによるテザリングは、スマホからパソコンへの橋渡しをBluetooth無線を使ってつなぎます。

Bluetoothというのは、Bluetooth規格をもつ機器同士を特定の電波で繋いで情報をやり取りする方法のことを言います。
Wi-FiとBluetoothはどちらも無線電波を飛ばしあう方法ですが、Wi-Fiの方が発信する電波が強く、その分遠くまで電波が飛ぶのに対して、同じ無線のやり取りでも、Bluetoothのほうは10m程度の比較的短い距離での電波のやりとりに適しています。

Wi-FiによるテザリングとBluetoothによるテザリングでは、スマホのバッテリーの消耗にも少し違いがあり、Wi-Fiの方が発信する電波がやや強い分、バッテリーの消耗が早く、Bluetoothの方がバッテリーの減りは少しマシです。

いずれにしても、Wi-FiやBluetoothによるテザリングは、機器間を無線でつなぐため、バッテリーの消耗が有線と比べると減りが早く、その割に通信速度はやや遅くなるというデメリットがあります。
イメージ的には無線の方が速いような感じがしますが、外から受けた電波をスマホの中でいったん別の形式に置き換えてから発信するので、どうしてもタイムラグが生じ、速度が落ちてしまうようですね。また、無線による受け渡しではバッテリーをかなり消耗しますから、長時間インターネットを利用するには不向きというのも無線によるテザリングのデメリットといえるかもしれません。

3.USBによるテザリング

これに対して、スマホとパソコン間を有線ケーブルでつなぐのが「USBによるテザリング」です。
文字通りスマホとパソコン間をUSBケーブルでつなぎ、スマホが外からキャッチしたインターネットの電波を、USBケーブルを介して有線でパソコンとやりとりする方法です。

体感的には、USBケーブルを使って有線でつなぐ方が無線に比べると通信速度はかなり速くなります。USBにはUSB2.0とかUSB3.0などの規格がありますが、USB2.0の転送速度が480Mbpsなのに対して、USB3.0では5Gbpsと10倍以上の差があるのですね。ただし、iPhoneの接続端子やライトニングケーブルはUSB2.0規格なので、転送速度については2.0規格の480Mbpsに制限されてしまいます。

また、USB接続は処理の速さに加えて、テザリングしながら同時にスマートフォンに充電もされるので、電池の減りを気にする必要がないというのもUSB接続のメリットといえます。接続に使うケーブルは、iPhoneに標準でついている充電ケーブルを使ってできますから、他にケーブルを買う必要がないのも便利な点だと思います。


実際にUSBでテザリングしてみた感じとしては、普段携帯でネットを利用したり、パソコンでネットをしているのとほぼ変わらないくらいの処理スピードが出ている気がします。高速の光回線などには及ばないかもしれませんが、これくらいの速さなら実用には何ら問題なく利用できると思います。
一方、Wi-Fi接続やBluetooth接続によるテザリングも試してみましたが、ページが切り替わるたびに毎回もたもたと待たされてしまって、「ちょっとこれは使えないな〜」というのが実感でした。


USB接続の場合、スマートフォンとパソコンがUSBケーブルでつながった状態になるので、スマホが邪魔になるかなあと思いましたが、実際に使ってみるとそれほど邪魔になることもなく、Surfaceのうしろ側に置いておけば、ほぼ意識することなく使えます。
もし電車の中など移動中にテザリングで使うとしたら、USBケーブルとスマホの置き場所に少し困ることがあるかもしれません。

USBテザリングの設定方法

さて、USBによるテザリングですが、大きく分けるとスマホ側の設定とパソコン側の設定の2つが必要です。


このあたりの設定方法についてはスマホの機器によってもいろいろ違うので、具体的なやり方は割愛しますが、iPhoneとWindowsパソコンをUSBでつなぐ場合、一つだけ気をつけることがあります。それは、

iPhoneをつなぐ前にまずパソコンに
「iTunesをインストールしておく必要がある」
ということです。

詳しい理由は分からないのですが、パソコンにiTunesをインストールしておかないと、iPhoneを繋いでもパソコンがiPhoneを外部機器として認識しないようです。


私は最初ここでつまづきました。Wi-FiでのテザリングやBluetoothテザリングはすぐできたのに、USBテザリングだけはいくらやってもできなかったのです。それでいろいろ調べた結果、iTunesのインストールがポイントだということがようやく分かったのでした。


「iPhoneでUSBテザリングをする場合はまずiTunesをインストールする。」

これさえ守ればあとはそれほど難しいことはありません。
パソコンにiTunesがインストールされたら、次はスマホの設定画面を開きます。
スマホの設定画面の中に「インターネット共有」という場所があると思うので、その中から「USB接続」を選んでやります。それから、Wi-FiボタンとBluetoothボタンもそれぞれオンにしておきましょう。
これも不思議なのですが、USBによる有線テザリングの場合であってもWi-FiとBluetoothをオンにしておかないとテザリングができない仕組みになっているようです。


ここまでできればUSBテザリングは完了しているはずです。
試しにGoogle Chromeなどで検索をかけてみて、ちゃんとネット表示されていればOKです。


最後に一点だけ、surfaceによるテザリングの注意点として、もしsurfaceを自宅以外に仕事場などの固定IPでも使う場合には、上の設定とは別にIPアドレスの設定というのを毎回しなければならないので、注意が必要です。


というのも、surfaceは複数のIPアドレスを機器に記憶しておくことができないので、IPアドレスが固定された環境で使用しようとすると、スマホとのテザリングで設定したIP設定をいったん削除して、仕事場の固定IPに変えてやらなければならないのです。
その点iPadなら、複数のIP設定を記憶しておけるので、有線と無線を繋ぎかえても自動的にIPアドレスを判別してくれるのですが、surfaceの場合には、その都度IP設定を触らなければならないのが少し面倒です。



さて、今回はスマホとパソコンとをUSBでつなぐテザリングの方法についてご紹介しました。
自宅にネット環境がない場合に、わざわざWi-Fiルーターやプロバイダー契約をしなくても、スマホのテザリングで十分ネットサーフィンや動画閲覧などが使えるので重宝します。
また車中泊の時にも、テザリングを使えば旅先でインターネットを使うことができ、いろいろと活躍してくれます。
Surfaceに限らず、家に古いノートパソコンがあるなら、テザリングを使ってネット専用機として使うのも一つの手かもしれませんね。


ぜひ皆さんもお試しください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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