※手作りのタンスと衣装棚、丸椅子、ベッド。観葉植物はオイル缶をペイントしてあります。
ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今日は最近のわが家の手作り生活についてお届けしたいと思います。
楽しさ×自由+コスト削減
手作り生活をする理由は?と聞かれると、たぶん一番の理由は「好きだから」。
子どもの頃からとりあえず何でも自分でやってみるのが好きでした。夏休みの工作に始まり、理科の実験や、キャンプでのサバイバルごっこや秘密基地作り、そして、ロビンソンクルーソーに憧れた中学時代へと続きます。
地球上に存在するあらゆる工作物(プロダクツ)は人の手と自然の力によって作り出されているわけですから、素材と道具と創造する力と少しの努力さえあれば、人はどこででも暮らしていけるのだということを、ロビンソンクルーソーは教えてくれました。
※流木の足場板で作ったアンティーク風テーブル~チークオイル仕上げ
滋賀に移住してきたとき夫婦2人だった家族が、今では4人に増えて賑やかな毎日です。
子どもたちも私の血を引いたのか、川や海に行けばいろいろな宝物を見つけて家に持って帰ってきます(笑)子どもたちの独創的なイマジネーションには本当に驚かされます。好奇心は人を成長させる原動力ですから、このままいつまでも好奇心いっぱいの子どもでいて欲しいと思います。
手作りする良さは、一番は「好きだから」な訳ですが、その他にも、手作りなら自分たちの希望にぴったり合うものを作れるというメリットもあります。
※冷蔵庫のすき間にスライド式収納ラック
既製品だとどうしても帯に短しの部分が出てきますが、手作りならほぼ自分たちの思い通りに作ることが可能です。そして、もう一つ、コスト削減というメリットもあります。家具なども、ハンドメイド家具はものすごく高いですが、手作りなら材料費だけで済みます。
食品にしても、例えばコーヒー豆なら生豆を買って自分たちで焙煎すれば、市販の豆より4〜5分の1の値段で買えますし、市販では味わえない自家焙煎のふくよかな味と香りが楽しめます。それほど難しいテクニックが必要なわけではなく、うちの奥さんでもやれるくらいですから、たぶん、誰でもできます(笑)
※デロンギオーブンでコーヒー豆自家焙煎中
2022年の手づくり状況報告
2020年代に入るまでは、子どもたちの成長に合わせた家具づくりが中心でした。タンス、キッズチェア、三輪バギー、キッズハウス、ボルダリングジム、学習机など大体そろってきて、あと残すは子どもの2段ベッドくらいでしょうか?
※子ども学習机~天然木オイル仕上げ~2台まとめて製作費1万円
家具づくりは少し落ち着いてきたので、最近は保存食品づくりが多くなりつつあります。
この冬に仕込んだ手づくり味噌が、春を迎えて少しずつこなれてきました。
先日から、試しに少しずつ蔵出ししてみそ汁にしてみています。まだ麹に少しかたさが残るものの、仕込んだ直後の尖った塩の感じはとれて、まろやかな甘みが出てきました。この時期はどちらかというと白みそに近い味わいです。
これから梅雨を過ぎて夏を迎えるにつれ、白みそから次第に色が濃くなり赤みそへと変化していくのです。八丁味噌といわれる赤だしのお味噌は、これをさらに寝かして熟成させたもので、色は濃い茶色、そして味には独特の酸味が加わってきます。
市販のお味噌はこうした熟成具合を人工的に温度管理することで作り出されているのですが、手づくり味噌の場合はすべて自然任せとなります。仕込んでから1〜2ヶ月ごとに何度か天地返しといって、仕込んだお味噌全体をかき混ぜるのですが、そうすることで麹菌が空気と触れ合うとともに、手で混ぜることでその家の中にいる常在菌と出会い、その家の味になっていくのだそうです。
よく、手前みそという表現がありますが、これは「私どもの家で作った味噌」というのが元の意味で、それくらい家ごとに味噌の味は異なるということなのでしょう。
たしかに、以前知人から自家製味噌を分けていただいた時にはまさにその人の家の味(?)がしました。
うちの子どもたちは、蔵出ししたばかりの手づくりみそ汁が大好きで、お風呂あがりに「みそ汁作って〜!」と言います。300グラムほど試しに蔵出ししたお味噌はあっという間に無くなってしまいました。
今年はお味噌を7kgほど仕込みましたが、この感じだと1年もつでしょうか?
うちが仕込む味噌は、倍麹といって大豆1に対して米麹の量を大豆の2倍使います。塩分量は全体の仕上がり量に対して11〜12%くらいです。大豆1kg、米麹2kg、大豆は煮ると倍くらいに膨れるので、これで仕上がり量7kgくらいになります。
思うほど難しい作業はないので、皆さんも是非一度味噌づくりにトライしてみてはいかがでしょう?
ぬか漬けみたいに毎日の管理は何一つ要らないので、仕込んでしまえばほぼほったらかしです。
さて、味噌づくりの他にはオレンジピール作り、ジャム作り、あとはコーヒー豆の自家焙煎などが定例作業となっています。
オレンジピールは、オレンジに限らず伊予柑でも八朔でも文旦でも、柑橘類の皮なら何でもOKです。うちはジップ袋にためておいて、ある程度たくさんたまったら、下茹でしてから苦味のもととなる白皮を取り除いて、砂糖で煮詰めていきます。
煮汁がなくなるまで煮詰めた後は、天日干しする代わりにデロンギのオーブンで水気を飛ばして乾かし砂糖をまぶします。
これだけでも十分美味しいのですが、そこにもうひと手間かけて、湯煎したチョコレートでピールの表面をコーティング。
これはめちゃくちゃ美味しいですよ。紅茶やコーヒーと一緒にいただくと極上の贅沢な一品になります。
冷凍庫で保存すれば1年くらい余裕でもちますから、まとめて作り置きしておくのがお勧めです。
本来捨ててしまう柑橘類の皮に、砂糖とチョコレートがあれば簡単にできます。
これから暑くなってくると、庭の夏野菜たちを使ったぬか漬け作りが楽しみです。
普段からこういった手作り生活をしている姿を見て、子どもたちも「自分の手でつくり出す面白さ」に気づいていってくれたら嬉しいことです。
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