ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ルンバに罪はないのだ

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回はわが家のお掃除ロボットに関するお話しです。

お掃除ロボットの普及率

わが家では、下の子が1歳になった2019年にお掃除ロボットを購入しました。
お掃除ロボットを購入した理由は、奥さんの育児休業が明けて仕事復帰するタイミングだったことと、上の子が3歳になり、食べこぼしや砂汚れを持ち込むことが増えてきたこと。そして、毎日掃除機をかける時間的余裕がなくなるため、思い切ってお掃除ロボットを購入することにしたのでした。


日本国内のお掃除ロボットの普及率は2020年調査でわずか5.1%だそうです。
まだまだ一般的には普及率が伸びていないのがお掃除ロボットの現状のようですね。
その理由として挙げられるのは、一つは価格面。そして、もう一つの理由が、「あれできちんと掃除できるのか?」という性能面への懐疑心もあるようです。
掃除ロボットというネーミングや、見た目も含めて何となくオモチャみたいにみえるところも若干損しているかもしれませんね。


かつて、冷蔵庫、テレビ、洗濯機の3種の神器が爆発的に普及した昭和30年代は、価格の高さだけでいうなら今のお掃除ロボットを買うよりもっと家計への負担は大きかったはずですが、それでも人々はこの3種の神器を手に入れたくてたまらなかったと思います。
それと比べて今、お掃除ロボットにそこまで食指を動かされないのは、「高いお金を払ってお掃除ロボットを買わなくても、普通に掃除機で掃除すればいいんじゃないの?」というのもあるかもしれません。

つまり、お掃除ロボットが家事にもたらす効果が今ひとつイメージしにくいことが、そこに大枚をはたくことを躊躇させている、それが普及率が今ひとつ伸びない理由になっているのではないかという風に思います。

お掃除ロボットの実力

さて、それでは実際のところお掃除ロボットの実力はいかがなものでしょう?
ちなみに、うちのお掃除ロボットはルンバではありません。ルンバは高くてとても手が出なかったので、同じような性能の別のメーカーのモデルを買ったのでした。

私が買った頃はまだお掃除ロボットはあまり出回っていなくて、ネットでお掃除ロボットを探すには、中華系のサイトで注文して、船便で到着まで3ヶ月待つという、何とも綱渡りな購入方法しかありませんでした。家電量販店にいけばルンバは買えますが、とても高くて手が出ません。


2019年の春、中華系のサイトで約2万円のお掃除ロボットを注文して、実際に家に届いたのはたしか8月くらいだったと思います。中国国内での輸送と、向こうの港を出て船で日本へ出発するまで、とにかくドキドキでした。
多少値は張りましたが、追跡調査ありの輸送プランを選んだので、何とか荷物の居場所が知れ、無事届いたときはホッと安心したのを覚えています。


中国からはるばる船に乗って海を渡ってやってきたお掃除ロボットは、さっそくわが家の床を綺麗に掃除してくれました。

夜寝ている間や、外出で不在にしている間に、お掃除ロボットは黙々と家の中を動き続け、充電が残り少なくなると自分で充電台まで戻って充電しておいてくれます。

上蓋を開けるとダストボックスがあり、それを引き出して中のゴミを捨て、またダストボックスをセットしてやるだけなので、普段の管理はとても楽です。


毎回、結構な量のゴミが集められているのを見ると、自分たちで掃除機をかけるよりはるかに隅々まで、コツコツと掃除をしてくれるロボット君のけなげさに、何だか愛おしささえ感じるのでした。


ちなみに、うちが買ったロボットは掃除機がけの他に水拭きモードというのがあり、ダストボックスのかわりに水タンクをセットすると、水を少しずつ垂らしながら専用モップで床を拭き上げていってくれます。
フローリングの床はたまに水拭きしてやると木肌が磨かれて足裏がすべすべしてとても気持ちよくなります。


お掃除ロボットといえば、代名詞のようになっているルンバですが、私は別にルンバにこだわる必要はないと思っています。
中華製の2万円のお掃除ロボットでも十分な性能があり、実際に使ってみて、この価格帯でも家事手伝いの強力な助っ人になってくれることを実感しています。

赤外線センサーが障害物をちゃんと感知して避けながら進むようにプログラムされているので、もし仮に玄関や階段の段差などに差し掛かっても、落ちることなくコースを自分で修正して進んでいってくれます。
実に賢いやつなのです。

お掃除ロボットにも弱点はある

さて、忙しいわが家の大人2人に代わって、甲斐甲斐しく掃除を手伝ってくれるお掃除ロボットなのですが、弱点もあります。
その弱点というのは、決してお掃除ロボットが悪いわけではなくて、むしろ私たち人間側の問題なのですが、私たち人間はとても愚かで怠け者なので、私たち人間の問題を棚に上げて、それをお掃除ロボットのせいにしてしまうのでした。

お掃除ロボットの弱点は、物を巻き込んでしまうこと、それからもう一つは、物をどかして掃除できないことです。


お掃除ロボットは平らな床をひたすら掃除していくのが得意です。
というか、それしかできません。
けれど、私たちが暮らす家の中には、コンセントのコードが横たわっていたり、クッションが置いてあったり、子どもたちのオモチャが置きっぱなしになっていたりして、お掃除ロボットの立場になって床に這いつくばって見てみると、至るところに障害物があるのがよく分かります。

まず一つ目、お掃除ロボットは、障害物を避けることはできますが、コードのような細いものは認識できないので、家を不在にする間にお掃除ロボットに掃除を頼んで帰ってみると、部屋の片隅でコードを巻き込んで息絶えているのを発見することがよくあります。

お掃除ロボットは、巻き込んだコードを自分で吐き出してお掃除を再開することはできません。


そして二つ目、床にクッションなどの障害物があると、お掃除ロボットはそれを避けて進んでいきますが、放置されたクッションを持ち上げてその下側を掃除することはできません。

お掃除ロボットは障害物の下は掃除できません。

ルンバに罪はない

そうなのです。お掃除ロボットはあくまで平らな床を掃除するのが役割であって、留守の間に部屋を片付けてくれる訳ではないのです。
彼らに最大限のパフォーマンスを発揮してもらうためには、外出で留守にする前に、床に物がないように片付けをして、障害物になるような物があればソファの上に避難させるとか、コードを巻き込まないように束ねておくとか、そういった「掃除の前準備」をしてからスイッチを入れなければなりません。
仮に人間が同じ部屋を掃除機がけするとしたら、人の目が目視しながらコードを避けたり、クッションをひょいと持ち上げて掃除機をかけたりできるわけですが、お掃除ロボットにはそれができないのです。
人間なら「四角い部屋を丸く掃く」というファジーな対応が、律儀なロボットにはできない。そのことがお掃除ロボットの最大の弱点といえます。


いや、彼らには何の罪もないんです。人間の側の問題なんです。

きれいに掃除してもらうんだから、部屋の障害物くらい片付けておけよ、という話しな訳です。


でもね、それが面倒だからお掃除ロボットを買ったつもりだったんですよね。
お掃除ロボットがあれば、留守の間に「お掃除」しておいてくれる。それがイメージの中では「お掃除」=「片付け」に勝手に置き換わっていて、留守の間に部屋が片付いていることを期待していた気がします。


お掃除ロボットは片付けマシーンではありません。
彼らに活躍してもらうためには、いつもきれいに片付いた、障害物が何もない平らな床と、そこに適度にゴミが落ちている、そんなシチュエーションを用意しておかなければなりません。

掃除のためにまず部屋を片付ける。


当たり前といえば当たり前のことなのですが、怠け者の私たちには、これがなかなか面倒なんですよね。
そして、お掃除ロボットに登場してもらう代わりに、自分たちで掃除機を出してきて、四角い部屋を丸く掃くやり方で簡単に済ませてしまう方が早かったりすることもあります。


部屋の中に常に障害物が散乱しているような状況では、お掃除ロボットは活躍できません。
お掃除ロボットを活用するには、部屋がいつも片付いて、障害物がない状態を保っておくことがポイントなのですがで、これが意外に難しい。どうやらこのあたりが、お掃除ロボットの普及が進まない最大の要因のように思えてきました。


ルンバに罪はないのですが。。。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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