ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊 車載冷蔵庫 電気の基本

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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


先日、車中泊で越前へ行ってきました。美味しい海の幸を買い込んで、車載冷蔵庫で鮮度そのままに自宅まで持って帰ってくることができました。
車中泊の夜にキンキンに冷えた缶ビールを楽しめるのも、車載冷蔵庫のおかげです。庫内温度をマイナス1℃くらいに設定しておくと、いい感じにビールが冷えて、お風呂上りに飲む一杯といったらもう。。。!

車載冷蔵庫がますます身近な存在に

Google検索で「車載冷蔵庫」関連のキーワードが年々増えてきていることからも、車載冷蔵庫に対する世間の関心の高まりを感じます。
最近では性能の良いクーラーボックスや、保冷力が高い保冷剤もいろいろ出回ってきているので、車載冷蔵庫を買うか、高性能クーラーボックスを買うかで迷われる方もおられるかもしれませんね。

車中泊や普段の買い物などの使い方中心であれば断然車載冷蔵庫の方がおすすめです。
キャンプなど車から持ち出して使う頻度が多い方が多いなら高性能クーラーボックスもありかもしれませんが、重さ的にはどちらも同じくらいですから、キャンプ等でも車載冷蔵庫をポータブル電源と共に持ち出すのも一つの方法だと思います。500Whクラスのポータブル電源1台でおよそ12時間くらいの使用が可能で、保冷剤と併用すれば、キャンプ場でも十分車載冷蔵庫が使えると思います。


うちが使っている冷蔵庫はこちらです。
メーカーの入れ替わりが激しい車載冷蔵庫市場において、この冷蔵庫は品質に定評があるのか、すっかり定番のロングセラーになっているようです。買ってからもう3年以上たちますが、故障もなく冷蔵能力は今も健在で、車中泊以外に普段の買い物でも大活躍してくれています。通常25000円くらいするんですが、最近20000円前後で買えるようになっている今が購入のチャンスかもしれません。


さて、このように車中泊に買い物にと大活躍の車載冷蔵庫ですが、当ブログに来て下さる方の検索ワードでは「車載冷蔵庫 バッテリー」とか「車載冷蔵庫 電圧低下」といった検索が多いことに気付きます。つまり、車載冷蔵庫を買ったはいいが、車のバッテリーからシガーソケット経由で使おうとするとバッテリーの電圧が下がってしまって思ったようにうまく使えない、という人が多いようです。
まさに、私がこれまで繰り返し失敗してきたのと同じ道ではありませんか。


このことは、実は車載冷蔵庫に限らず、車中泊をする上で必ず必要になってくる「車内の電力供給」というものに関して、私たちがちゃんと理解していないことの表れでもあります。そこで今回、車中泊をする上で避けて通れない「車中泊の電気」について、基本的なことをもう一度おさらいしてみたいと思います。

車載冷蔵庫とバッテリーの電圧低下については別の記事でも書いていますので、よろしければそちらもご覧くださいね。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com


冷蔵庫を使うと電圧が下がる理由

車のバッテリーに充電を行うのはオルタネーターという部分ですが、オルタネーターで作られた電気は、実はバッテリーへの充電が主目的ではありません。
それはどういうことかというと

作られた電気→バッテリーに充電→バッテリーから電装品に供給

という流れではなく

作られた電気→電装品を動かす→余った電気がバッテリーへ

という流れになります。

私たちのよくある勘違いとして、「車はバッテリーから電気を使い、オルタネーターはバッテリーに電気を補充している」と思ってしまいがちですが、実際の流れは、どちらかというと「オルタネーターが生み出した電気で直接電装品を動かしている」という感じです。
そして、オルタネーターが生み出した電気のうち、電装品で使いきれない余剰分がバッテリーに蓄えられるイメージです。

オルタネーターの発電能力を超えた電気の使い方(たとえば、真夏の雨の日の夜に、クーラーをかけながらヘッドライトをつけ、ワイパーを動かし、さらにカーコンポで音楽を鳴らすような使い方)をすれば、オルタネーターの発電量だけではとても足りずバッテリーからも電気を使うことになり、バッテリーの電圧低下を招く原因になります。
通常は、そこまで極端な電力使用でないかぎり、基本的に電装品の電力はオルタネーターの発電でまかなわれるので、バッテリーの電力にほとんど手を付けることなく、バッテリーはセルモーターを動かすためだけに温存できるというわけです。


では、車内で使う車載冷蔵庫の電源はどうか?というと、シガーソケットから取り出す電気についてはオルタネーターの発電対象から外れているので、シガーソケットからいくら電気を使ってもオルタネーターは負荷を感知せず、動き始めません。つまり車載冷蔵庫を使う電力はバッテリーから出て行くばかりで、バッテリーへの充電は行われないということになってしまいます。

昔のオルタネーターはエンジンがかかっている間ずっと回りっぱなしで発電していましたが、最近のオルタネーターは燃費を向上させるため電子制御で動きを制御していて、電装品の負荷がかかった時だけ動くようにコントロールされています。そういう意味ではシガーソケットから電気を使う機会が多い現代の方が、バッテリーの電圧低下が以前よりも起こりやすいと言えるかもしれないですね。

バッテリーの電圧低下ってどういうこと?

さて、普段、何気なく使っている「電圧」と「電流」という言葉ですが、あらためて考えてみると、自分でも曖昧にしか理解していないような気がします。
小学校の理科の実験で何となく直列とか並列とか習いましたが、車のバッテリーやポータブル電源などを考える上で、もう少し電気のことを知っておく必要があると今更ながら痛感します。


電圧とは「電気の球を落とす高さである」という風にとらえると、自分にとっては少しイメージしやすいように思います。電圧が高い=球を落とす高さが高くなるということですね。
電圧が高さなら、電流は「落ちていく玉の数」というイメージです。流れる電流が多い=落ちて行く球の数が多くなるということですね。
そして抵抗というのは「球が通っていくときのクビレ」のイメージになります。クビレを通り抜けるには、それだけ球を高いところから落として、パワーで通り抜けるようにしてやらなければ、玉がクビレを通れません。

乾電池1本だと電圧は1.5Vの高さですが、乾電池を直列につないでいくとその本数分だけ電圧が高くなっていき、球が落ちる高さが高くなることにつながります。高いところから球を落とす方が、当然、勢いがついて力が強くなります。
玉の数(流れる電流)が同じでも、玉が落ちる力(電圧)が強くなることでクビレを通り抜け、装置を動かすことができるわけです。


このように電気の力で何かの装置を動かすには、その装置が動くのに必要な電気エネルギーが必要で、それは単純にいうと「抵抗(クビレ)」を通り抜けられるだけの力(高さ)ということになります。


乾電池5本分の高さで動くことができる装置に、乾電池3本をつないでも機械は動きません。

それは、クビレを通り抜けられるだけの力(電圧)が足りないからです。玉の数(電流)は同じ数だけ流れようとするのですが、高さが足りないので玉に力がなく、クビレを通り抜けることができないというわけです。

走行中のバッテリーで起こっていることは?

さて、このことは車のバッテリーやポータブル電源にもそのまま当てはめることができます。
普通車のバッテリーは12Vですが、実際のバッテリーの電圧というのは常に12Vというわけではなく、エンジンがかかっている時で13.5~14.5V、エンジン停止時で12.5~12.8Vくらいの範囲で変動しています。


一方、12Vの機器が正常に動くために必要な電圧は、ジャスト12Vというのは実は下限ギリギリで、実際には12.5V前後必要です。逆にバッテリーが11.8Vを下回るような電圧になると機器は動かなくなります。
12Vを100Vに変換するACコンバーターも12V機器の一種なので、入力電圧が11.8Vを下回ってしまうと低電圧で使えません。


その時その時のバッテリーの電圧をみることができれば、バッテリーから取り出せる電気の残量をおよそ知ることができます。
例えば、エンジン停止時の電圧が12.4Vなら残量は約60%、電圧が11.8Vなら余力は約20%、そして電圧10.5Vになると残量は0と言われています。
残量0といっても10.5Vの高さはあるので、ここに9Vで動く機械をつなげばまだ使えます。でも12V機器は使えないのです。
バッテリーに12V機器を動かすだけの高さ(球の強さ)がないからです。

電圧11.8Vあたりが、おそらく12V機器を動かせるギリギリの電圧だと思います。
(それ以上使うと過放電でバッテリーへのダメージが大きくなりすぎて、致命的になってしまうと思います)



さて、上記はエンジン停止時の電圧の目安ですが、では走行中のバッテリーの電圧はどうでしょう?
走行中のバッテリーの電圧は13.5〜14.5V程度と言われています。これはオルタネーターが働いて、今まさに充電中というしるしです。


逆に、走行中でも電圧が12.5~12.8Vという場合もあります。これは、オルタネーターが充電制御中(つまりオルタネーターは動いておらず、充電されていない状態)を表しています。
このようにオルタネーターに電気負荷がかかっていない状態では、走行中でもオルタネーターは動かず、したがって発電は行われません。このように走行中オルタネーターが充電制御(停止)していることに気づかず、低電圧エラーでバッテリートラブルに気づくケースが実は案外多いようです。
100%バッテリーの体力に依存するシガライターからの電気は、いわば、エンジン停止中のバッテリーから電気を使うのと何ら変わらないわけです。ここが大きな落とし穴で、「走行中なんだからバッテリーに充電されているはず」という思っていたら実は一切充電されていなかったということです。


いくらバッテリーが健康な状態(12.5~12.8V程度)にあったとしても、走行中オルタネーターが動かない状態でシガーソケットからどんどん電気を使っていけば、いずれ電圧は12.4Vを下回っていきます。それでもまだ機械が動いているうちは気づかず電気を使い続けていき、電圧が11.8Vを下回って低電圧エラーのアラームが鳴ってはじめて、まずいことに気づくのです。


結論として、シガーソケットから持続的に電気を取り出すのは極力やめておいた方がよい、ということになります。
せいぜい、スマホの充電くらいまでにとどめておくべきでしょう。
「走行中だから充電されているはず」という勘違いをやめ、「停止中のバッテリーから電気を使っているのと同じ」だと思っておくだけでも、ずいぶん違うと思います。


やはり、冷蔵庫の利用には、シガーソケット+ACコンバーターではなく、「ポータブル電源+ソーラーパネル」をぜひおすすめします。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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